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圧力制御バルブ タイプ CMV、CMVZ、CSV および CSVZ 製品ドキュメント D 7710 MV 08-2013-1.4 直接制御、カートリッジバルブ 動作圧力 pmax: 500 bar 流量 Qmax: 60 lpm

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圧力制御バルブ タイプ CMV、CMVZ、CSV および CSVZ

製品ドキュメント

D 7710 MV

08-2013-1.4

直接制御、カートリッジバルブ

動作圧力 pmax: 500 bar

流量 Qmax: 60 lpm

2/20 D 7710 MV - CMV, CMVZ, CSV, CSVZ 08-2013-1.4

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08-2013-1.4 D 7710 MV - CMV, CMVZ, CSV, CSVZ 3/20

目次

1 圧力制御バルブ タイプ CMV, CMVZ, CSV, CSVZ...........................................................................4

2 納入可能なタイプ、主要データ........................................................................................... 5

2.1 カートリッジバルブ (基本形式)..........................................................................................5

2.2 単体接続ブロック装備................................................................................................... 6

3 仕様................................................................................................................... 7

3.1 概要................................................................................................................... 7

4 寸法.................................................................................................................. 11

4.1 カートリッジバルブ (基本形式).........................................................................................11

4.2 取付穴................................................................................................................ 13

4.3 単体接続ブロック装備.................................................................................................. 14

4.4 止めねじ.............................................................................................................. 15

5 その他の選択および設計に関する注意事項ならびに取付、運転およびメンテナンスに関する推奨事項............................ 16

5.1 規定に沿った使用...................................................................................................... 16

5.2 取付けについての注意事項.............................................................................................. 16

5.2.1 基本形式(カートリッジバルブ)のねじ込み.............................................................................. 17

5.2.2 圧力設定.............................................................................................................. 18

5.2.3 取り付け穴の加工について.............................................................................................. 18

5.3 運転についての注意事項................................................................................................ 19

5.4 メンテナンスについての注意事項........................................................................................ 19

6 その他の情報.......................................................................................................... 20

6.1 断面略図および油圧記号................................................................................................ 20

4/20 D 7710 MV - CMV, CMVZ, CSV, CSVZ 08-2013-1.4

1 圧力制御バルブ タイプ CMV, CMVZ, CSV, CSVZ

リリーフバルブとシーケンスバルブは圧力制御バルブのグループに属します。 リリーフバルブはシステム圧力が最大許容圧力を超えないように保護するか、あるいは作動圧力の制限を行います。 シーケンスバルブは、流路の入口および出口の間に一定の差圧を発生させます。タイプ は、標準的にダンピング装置を装着している直接操作バブルです。 タイプ CMVZおよびCSVZは、流量圧に依存しないため、損失分なく連続制御をすることができます。バルブ タイプ CMVおよびCSVはカートリッジタイプで、制御ブロックに内蔵可能です。 その際必要な取り付け穴は容易に加工できます。

特色と利点:

■ 最大操作圧力500 bar

■ さまざまな調整が可能

■ 簡単に加工可能な取付穴

用途:

■ 一般的な油圧システム

■ 試験台

■ 油圧システム

リリーフバルブ タイプ CMV

■ 最大許容圧力を超えないように油圧システムを保護(オーバーロードリリーフ)したり、作動圧

力を制限したりするときに用いられます。

リリーフバルブ タイプ CMV.. X - ダンパなし

■ 特殊用途、たとえば密閉されたシリンダ室内が、温度上昇や外部から力が強制的に加わること

による圧力上昇を防ぐような場合に用いられます。

■ クラッキング圧とレシート圧間の差が非常に小さいバルブです。

ストップバルブ(内部ドレンタイプ) タイプ CSV

■ 入口と出口間に一定の圧力差を広範囲に発生されます。

■ 戻り方向の流れはバイパスチェック弁を通って自由に流すことができます。

ストップバルブ(外部ドレンタイプ) タイプ CMVZ および CSVZ

■ 外部ドレンの場合、出側の圧力に関係なく切換圧力を広範囲に一定に保ちます。

■ このバルブは、油圧回路の順次動作を行うときに用いられます。

基本形式(カートリッジバルブ), 調整ツマミ式

基本形式(カートリッジバルブ),調整ボルト式

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シーケンス
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シーケンス
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直動形バルブ
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08-2013-1.4 D 7710 MV - CMV, CMVZ, CSV, CSVZ 5/20

2 納入可能なタイプ、主要データ

2.1 カートリッジバルブ (基本形式)

切換シンボル: CMV CSV CMVZ CSVZ

注文例:

CMV 1CSV 3

CF

R X -200-60

-1/4

接続ブロック 表3 接続ブロックシリーズ

圧力設定値 圧力調整範囲内で指示してください。

Xは付加記号 ダンパなしシリーズ (タイプCMV用)

調整 表2 接続方式

圧力調整範囲 表1 基本タイプ、サイズ、圧力範囲

基本タイプおよびサイズ 表1 基本タイプ、サイズ、圧力範囲

表1 基本タイプ、サイズ、圧力範囲

圧力調整範囲 (bar)基本タイプおよびサイズ

流量 Qmax (lpm)

B C E F

説明

CMV 1CMV 2CMV 3

204060

100 ...500

60 ... 315 30 ... 160 15 ... 80 リリーフバルブ

CSV 2CSV 3

4060

100 ...500

60 ... 315 30 ... 160 15 ... 80 ストップバルブ

CMVZ 2CSVZ 2

40 100 ...500

60 ... 315 30 ... 160 15 ... 80 ストップバルブ

表 2 接続方式

コード 説明 シンボル

無記号 調整ボルト式

R 調整ツマミ式,ロックナット付

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2.2 単体接続ブロック装備

注文例:

CMVZ C R -300 -1/4

接続ブロック 表3 接続ブロックシリーズ

圧力設定値 圧力調整範囲内で設定してください。

接続方式 表2 接続方式

圧力調整範囲 表1 基本タイプ、サイズ、圧力範囲

基本タイプおよびサイズ 表1 基本タイプ、サイズ、圧力範囲

表3 接続ブロックシリーズ

コード 説明 本体形式 シンボル (例)

無記号 カートリッジバルブ 章 2, "納入可能なタイプ、主要データ" 参照

- 1/4 ネジ接続用(G1/4) CMV 1

- 3/8 ネジ接続用(G3/8) CMV 1CMV 2CMVZ 2CSV 2CSVZ 2

- 1/2 ネジ接続用(G1/2) CMV 3CSV 3

- P プレート取付用 CMV 2CMVZ 2CSV 2CSVZ 2

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3 仕様

3.1 概要

一般データ

名称 直動形圧力制御バルブ

デザイン ボールシート構造

取付方式 カートリッジ式, ネジ接続式, マニホールド取付式

材質 スチール製ハウジング(ガス窒化処理),シールナット(亜鉛メッキ),内部機能部品は熱処理と研磨処理ロールベアリングのボールはベアリング鋼

取付姿勢 任意

ポート ■ P = 入側 (ポンプ側)

■ R = 出側 (戻り側または他へ接続)

■ (すべてのポートに圧力をかけることができます。)

このポート記号は組立、回路図上便宜的に表すためのものであって、バルブには刻印されておりません。図解や寸法図は次の項目を参照してください。 章 4, "寸法".

作動油 油圧作動油:準拠 DIN 51524-1 パート1~3:準拠 DIN ISO 3448粘度範囲:min. 約 4; max. 約 1500 mm2/s推奨範囲:約 10~500 mm2/s生分解性作動油 タイプHEPG (ポリアルキレングリコール)およびタイプHEES (合成エステル) にも、動作温度が約+70℃以下の場合には適しています。

清浄度 ISO 4406

21/18/15...19/17/13

温度 周囲温度: 約-40 ... +80℃、作動油温度: -25 ... +80℃、粘度範囲に注意してください。運転時の油温が少なくとも20 ℃以上高くなるのであれば,始動時の温度は-40 ℃まで許容できます。生分解性の圧力媒体: 製造メーカーの指示に従ってください。 パッキンの適合性のため+70 ℃を超えないでください。

圧力および流量

使用圧力 ポンプ側 pmax = 500 bar

耐圧(静圧) 約2 x pmax – 取り付けおよびシールナット固定

流量 次の項目を参照してください。 章 2, "納入可能なタイプ、主要データ" 表1 標準タイプ

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特性曲線

作動油粘度 約 60 mm2/s タイプ CMV.B, CSV.B 500 bar以下 タイプ CMV.C, CSV.C 315 bar以下

Q 流量 (lpm); Δp 通過抵抗 (bar)

1 この特性曲線より下の独自の特性曲線は調整できません。

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作動油粘度 約 60 mm2/s タイプCMV.E、CSV.E 最大 160 bar タイプCMV.F、CSV.F 最大 80 bar

Q 体積流量 (lpm)、Δp 通過抵抗 (bar)

1 この特性曲線より下の独自の特性曲線は調整できません。

タイプCSV タイプCMVZ 2、CSVZ 2

ストップバルブ、R→P 戻り流れ ストップバルブ、戻り圧力によって異なる(例)

Q 体積流量 (lpm)、Δp 通過抵抗 (bar)

1 クラッキング圧力 約 0.2~0.3 bar

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シーケンスバルブ
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シーケンスバルブ

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質量

圧力制御バルブ

タイプ

CMV 1 = 90 g

CMV 2 = 160 g

CMV 3 = 280 g

ストップバルブ

タイプ

CSV 2 = 170 g

CSV 3 = 300 g

ストップバルブ

タイプ

CMVZ 2 = 170 g

CSVZ 2 = 180 g

単体接続ブロック装備

タイプ

- 1/4 = + 260 g

- 3/8 = + 260 g

- 1/2 = + 420 g

- P = + 260 g

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4 寸法

全ての単位 mm。寸法は予告なく変更する場合があります.

4.1 カートリッジバルブ (基本形式)

圧力制御バルブ タイプCMV およびシーケンスバルブ タイプCMVZ

1 固定式

2 鉛封印による保護用

3 Oリング

4 シールパッキン

5 シールエッジ

6 シール付きロックナット

7 バルブボディ

8 調節可能

基本タイプおよびサイズ

G a b l l1 l2 l3 l4

CMV 1 M16x1.5 35 1 51 27 30 18 12

CMV 2CMVZ 2

M20x1.5 45 1 59 35 37 20 13

CMV 3 M24x1.5 45 1.5 79 35 48 20 14

二面幅 締付トルク (Nm)

SW1 SW2 SW1 SW2

シールパッキン O-リング AU 90 Sh

CMV 1 17 22 40 35 KANTSEAL DKAR 00016-N90 14x1.78

CMV 2CMVZ 2

22 24 50 40 KANTSEAL DKAR 00018-N90 17.17x1.78

CMV 3 27 30 70 60 KANTSEAL DKAR 00021-N90 21.95x1.78

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リリーフバルブ
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リリーフバルブ

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リリーフバルブ タイプ CMV およびシーケンスバルブ タイプ CMVZ

1 固定式

2 鉛封印による保護用

3 Oリング

4 シールパッキン

5 シールエッジ

6 シール付きロックナット

7 バルブボディ

8 調節可能

基本タイプおよびサイズ

G b l l1 l2 l3

CSV 2CSVZ 2

M20x1.5 1 69 38.5 13 5.5

CSV 3 M24x1.5 1.5 87 47 14 10

二面幅 締付トルク (Nm)

SW1 SW2 SW1 SW2

シールパッキン O-リング AU 90 Sh

CSV 2CSVZ 2

22 24 50 40 KANTSEAL DKAR 00018-N90 17.17x1.78

CSV 3 27 30 70 60 KANTSEAL DKAR 00021-N90 21.95x1.78

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リリーフバルブ

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4.2 取付穴

入口側から出口側へのシールは、バルブボディのねじ込みプラグの端面シールエッジと雌ネジのコア穴の段付き肩部分との接触部分に施します。

段付き肩部分は、スチールの通常の118°のドリル先端角で形成されています。

シールを行うためのリーマ穴および面取り部分は必要ありません。

ねじ込まれたバルブのシールおよび機器本体への固定は、シールパッキンおよびOリングを備えたシール付きロックナットによって行われます。

CMV, CMVZ CSV, CSVZ

形式 G #D #D1 #D2 t t1 t2 ねじ座ぐり #Bmax

CMV 1 M16x1.5 22 8 -- 13 18 11 16+0.2

CMV 2CMVZ 2

M20x1.5 24 10 -- 14 20 13 20+0.2

CMV 3 M24x1.5 30 11 -- 16 22 13 24+0.2

CSV 2CSVZ 2

M20x1.5 24 10 14 14 24 -- 20+0.2

CSV 3 M24x1.5 30 11 16 16 28 -- 24+0.2

注加工穴用のプラグについては、章 4.4, "止めねじ"を参照してください。

ザグリに関する情報は以下を参照してください。1)

1) Rポートに100bar以上の圧力がかかる場合は少なくとも0.5mmのザグリ加工が必要です!

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4.3 単体接続ブロック装備

ネジ接続

タイプ ポートPおよびR a b c d e f g

CMV 1.. -1/4 G 1/4 40 40 25 27 10 10 26

CMV 1.. -3/8 G 3/8 40 40 25 27 10 10 26

CMV 2.. -3/8CMVZ 2.. -3/8

G 3/8 45 42 32 27 12 12 30.5

CMV 3.. -1/2 G 1/2 50 50 35 34 12 12 33.5

CSV 2.. -1/4CSVZ 2.. -1/4

G 1/4 45 42 32 27 15 15 31

CSV 2.. -3/8CSVZ 2.. -3/8

G 3/8 45 42 32 27 15 15 31

CSV 3.. -1/2 G 1/2 55 50 35 34 12 12 39

マニホールド取り付け

マニホールド穴加工図

形式 a b シール 取付ボルト

CMV 2CMVZ 2

40 21 2x O-リング 10x2 NBR 90 Sh 2x 取付ネジ ISO 4762-M8x50-8.8A2K

CSV 2CSVZ 2

48 30 2x O-リング 10x2 NBR 90 Sh 2x 取付ネジ ISO 4762-M8x50-8.8A2K

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4.4 止めねじ

例えば統合的に製造された基体を、必要に応じてカートリッジバルブとセット、あるいはなしで取付ける場合などは、取付穴を止めねじで塞ぐことができます。

回路オープンタイプ

1 閉止プラグ

2 シールリング

回路クローズドタイプ

1 ロックナットおよびシールナット

2 ねじ部分

3 閉止プラグおよび閉止プラグ一式

回路オープンタイプ 回路クローズドタイプ

シールリング ロックナットと閉止プラグのセットプラグ

DIN 7603-Cu 閉止プラグ部 ロックナット部

形式およびサイズ

DIN 910 SW4 締付トルク(Nm)

部品(図面)番号

SW5 締付トルク(Nm)

SW6 締付トルク(Nm)

CMV 1 M16x1.5 17 40 A16x22x1.5 Z 7712 003 8 40 22 35

CMV 2CMVZ 2

M20x1.5 19 50 A20x24x1.5 Z 7712 013 10 50 24 40

CSV 2CSVZ 2

M20x1.5 19 50 A20x24x1.5 Z 7715 019 10 50 24 40

CMV 3 M24x1.5 22 70 A25x30x2 Z 7710 029 12 70 30 60

CSV 3 M24x1.5 22 70 A25x30x2 Z 7715 029 12 70 30 60

質量 M16x1,5 + シールリング = 約 40 gM20x1.5 + シールリング = 約 70 gM24x1.5 + シールリング = 約 100 g

Z 7712 003 = 約 60 gZ 7712 013 = 約 85 gZ 7715 019 = 約 95 gZ 7710 029 = 約 140 gZ 7715 029 = 約 150 g

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5 その他の選択および設計に関する注意事項ならびに取付、運転およびメンテナンスに関する推奨事項

5.1 規定に沿った使用

このバルブは油圧用途専用です (流体技術)。このバルブは、流体技術の安全に関連する厳格な規格および規則を満たしています。

使用者は、本文書に記載されている安全対策ならびに警告に従う必要があります。

製品が支障なく安全に機能するための極めて重要な前提条件:

– 本文書の全情報に注意してください。これは特に安全対策および警告すべてに当てはまります。

– 製品の取付と使用開始は、必ず資格を有した専門技術者が行ってください。

– この製品は必ず指定の技術パラメータの範囲内で作動させてください。技術パラメータは本文書に詳細に記載されています。

– さらに、特定の設備全体の操作マニュアルにも常に注意を払ってください。

製品を安全に運転することができなくなった場合:

製品の運転を停止し、そのことを示す印を付けてください。その後製品を継続使用または運転してはなりません。

5.2 取付けについての注意事項

製品を設備全体に取り付ける際は、必ず市販の規格に適合した接続エレメント (ネジ、ホース、パイプなど) を使用してください。

油圧システムは (特に油圧アキュムレータ付き油圧装置の場合)、解体する前に規定通りに運転を停止する必要があります。

危険

不適切な解体による油圧駆動装置の突然の動作。

重傷または死亡。

■ 油圧システムを無圧状態にします。

■ メンテナンスの準備としての安全対策を講じてください。

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5.2.1 基本形式(カートリッジバルブ)のねじ込み

1 ストッパ

2 ロックナットおよびシール付きロックナッ

3 マニホールド

4 シールエッジ

5 固定位置

6 バルブボディ

1. ロックナットおよびシールナットをバルブの取付け前にストッパまで回し戻します。

2. バルブをネジ込み、規定のトルクで締め付けます。バルブの正面のエッジシールはマニホー

ルドブロックの段付き穴の肩部分と共に、入口側から出口側への金属シールを形成していま

す。

3. ロックナットおよびシールナットを規定のトルクで締付けます。

バルブ本体 ロックナット部タイプ

SW1 締付トルク(Nm) SW2 締付トルク(Nm)

CMV 1 17 40 22 35

CMV 2CMVZ 2CSV 2CSVZ 2

22 50 24 40

CMV 3CSV 3

24 70 30 60

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5.2.2 圧力設定

圧力設定値が指示されない場合、バルブは対応するバネの最大値に設定されます。

参考値は以下の表を参照してください。

1回転当たりの圧力変化量 約 (bar)圧力設定範囲

CMV 1 CMV 2CMVZ 2CSV 2CSVZ 2

CMV 3

CSV 3

B 94 100 65

C 51 55 51

E 33 19 17

F 12 10 9

圧力範囲B~F、章 2, "納入可能なタイプ、主要データ" 表1も参照

注意

圧力設定を誤ると、構成機器に過負荷がかかり、怪我をするおそれがあります!

軽傷。

■ 圧力設定または圧力変更を行う場合は、必ず圧力計で点検しながら行ってください。

5.2.3 取り付け穴の加工について

詳細は次の項目を参照してください。章 4.2, "取付穴"

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5.3 運転についての注意事項

製品構成、圧力および流量の設定

本文書の記載事項および技術パラメータは、絶対に遵守する必要があります。

それに加えて、技術的設備全体の操作マニュアルも常に遵守してください。

■ 使用前に文書を熟読してください。

■ 操作員およびメンテナンス要員が常に文書を手に取れるようにしてください。

■ 補足または更新の都度、文書を最新の状態に維持してください。

注意

圧力設定を誤ると、構成機器に過負荷がかかり、怪我をするおそれがあります!

軽傷。

■ 圧力設定または圧力変更を行う場合は、必ず圧力計で点検しながら行ってください。

油圧液の清浄度および濾過

粒子レベルの汚れにより、油圧ユニットの機能に甚大な障害が発生する可能性があります。汚れにより修理不能の損傷が発生する可能性がありま

す。

粒子レベルの汚れとして考えられるもの:

– 金属の切り屑

– ホースおよびパッキンのゴム破片

– 取付およびメンテナンス時に発生する汚れ

– 機械的なコンタミ

– 油圧液の化学的経年劣化

注缶から出した新しい作動油の清浄度は必ずしも最高ではありません。状況によっては、新しい作動油を事前に濾過する必要がある場合があります。

円滑な動作を確保するため、油圧液の清浄度に注意してください。

(章 3, "仕様"の清浄度も参照)。

5.4 メンテナンスについての注意事項

この製品はメンテナンスフリーです。

定期的に、だたし少なくとも毎年1回、油圧ポートの損傷を点検してください (目視点検)。外部の漏れが生じた場合は、システムを停止させ修理

してください。

定期的な間隔で、ただし少なくとも毎年1回、機器表面を清掃してください (粉塵の堆積および汚れ)。

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6 その他の情報

6.1 断面略図および油圧記号

CMV CSV CMVZCSVZ

CMVZ

CSVZ

08-2013-1.4 - D 7710 MV

- CMV, CMVZ, CSV, CSVZ

HAWE Hydraulik SEStreitfeldstraße 25 | 81673 München | Postfach 80 08 04 | 81608 München | GermanyTel +49 89 379100-1000 | Fax +49 89 379100-91000 | [email protected] | www.hawe.com

詳細情報

その他の仕様

■ 圧力制御バルブ、部品検査済み、タイプ CMVX: D 7710 TUV

■ スロットルバルブおよびシャットオフバルブ CAV: D 7711

■ チェックバルブ タイプ CRK、CRB および CRH: D 7712

■ 圧力依存性シャットオフバルブ タイプ CDSV: D 7876

■ スロットルバルブおよびスロットルチェックバルブ タイプ CQ、CQR および CQV: D 7713

■ レデューシングバルブ タイプ CDK: D 7745

■ レデューシングバルブ タイプ CLK: D 7745 L

■ フローコントロールバルブ タイプ CSJ: D 7736

■ 圧力制御によるシャットオフバルブ タイプ CNE: D 7710 NE