コミュニティフォーラム2015 基調講演 上智大学 久田満氏
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コミュニティフォーラム2015
上智大学教授 久田 満
コミュニティフォーラム2015 久田満2015/3/1
アリストテレスの幸福論
コミュニティフォーラム2015 久田満
人間にとって最高の善は幸福であり、良く生き良く行為することが幸福となる。
人間は、隣人と交わり、そして互いにその存在を肯定(愛)しあって、共同体のつながりの中に自己の存在根拠をすえるとき、真の充足を得て、真に善き者となる。
人間にとって善とは、生涯を通じての魂の最高の最も優れた活動である
2015/3/1
ハーロー博士の実験
コミュニティフォーラム2015 久田満2015/3/1
ハーロー博士の実験
コミュニティフォーラム2015 久田満2015/3/1
ハーロー博士の実験
コミュニティフォーラム2015 久田満2015/3/1
バークマン博士の疫学調査
コミュニティフォーラム2015 久田満2015/3/1
バークマン博士の疫学調査
コミュニティフォーラム2015 久田満
人間付き合いのほぼない人
人間付き合いの豊かな人
2015/3/1
バークマン博士の疫学調査
コミュニティフォーラム2015 久田満
人間付き合いのほぼない人
人間付き合いの豊かな人
2015/3/1
久田・井上の学生調査
対象:都内の3つの大学に通う学生
内容:①自分が所属する大学に対する
「コミュニティ感覚」
②生活満足度など
方法:授業時間にアンケートを配布
2015/3/1 コミュニティフォーラム2015 久田満
コミュニティフォーラム2015 久田満2015/3/1
5
7
9
11
13
弱い群
中くらいの群
強い群
図 学生間の「一体感」と生活満足度
満足度得点
まとめ
豊かな「コミュニティ」は、その成員の幸福や健康、生活の満足感を育む。
成員間における人間関係の質が組織の生産性や活性化、顧客満足度に影響を与える。
どうすれば「コミュニティ」をより豊かに変えられるのか??
2015/3/1 コミュニティフォーラム2015 久田満
• 幸福感
• 健康• QOL
個人
レベル
• 生産性(利益)
• 活性化
• 顧客満足
組織
レベル
コミュニティフォーラム2015 久田満2015/3/1
仮説モデル
コミュニティ感覚
近所
付き合い
集合的効力感
市民参加
今後の方向性
2013年5月に「コミュニティキャピタル研究会」を立ち上げた。
現在、NPO・非営利組織の構成員さんに対して調査研究を実施中。
今回、大学というコミュニティにおいて検証されたことがNPO組織でも証明できるかどうか検討している。
ご協力頂いた方々に厚く御礼申し上げます。
2015/3/1 コミュニティフォーラム2015 久田満