電話とは何か、そして twilio の正体
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電話とは何か。 そして Twilioの正体
selfree Kiminari Homma
内容★音はなぜ伝わるのか？
★電話交換機で電話ネットワークをつくる
★ IP電話を大解剖
★外線の電話 <-> IP電話の変換
★ Twilio とは何だったのか
“音”はなぜ伝わるのか？1章
音を伝えるには最終的に”電気”に変換しないといけない
そうしないと高速で音声のやりとりができない
声を手に見立てる。
声で磁石を動かせば、声に対応する電流の強弱を取得できる。
超基本的な「マイク」の仕組みがこれ。
その反対が「スピーカー」。これで音は伝わる
課題どうやって大量の電話番号がある中で、 特定の一人を見つけることができるのか？
電話交換機でネットワークを作る
２章
電話線はどことつながっているの？
内部 スイッチ
電話交換機
内部 スイッチ
電話交換機
電話線
電話線
電話線
電話交換機が電話番号を解析し、 目的の電話交換機まで 手をつなぎにいってくれる。
各家庭は対応する電話交換機と 結びついている。
相手が見つかったら、２人専用の回線を作って通話がスタートする。
ホントはもっと複雑です..
0 33914 XXXX
市外識別番号
海外からの場合は +81
市外局番＋市内局番
同じ市外局番なら省略できる
この５桁で対応する電話交換機の場所を取得できる。
東京など電話多いところは3だけで以下を市内局番で割り当て
加入者番号
電話番号の解剖
ここでPBX• Private Branch eXchange
• 施設内で設置・運用される電話交換機のこと！
• 同じPBX内なら外線番号を省略できる
• 代表番号として発信できる
• これたっかいので、最近は後述するIP形式が普通
IP 電話を大解剖3章
IP 電話とは、 電話の通信をインターネット回線を使って実現する仕組み
何と言ってもコスト削減が魅力 最近はネット回線強いから電話回線と同じレベルの通話が可能
IP 電話アダプタ IP 電話アダプタ
IP 電話アダプタによって、通常の電話を”IP電話化”するのが一般的
こうすると電話交換機にはつなげない。 どうやって相手を見つけるのか？
SIP (Session Initiation Protocol)
IP 電話アダプタ IP 電話アダプタ
SIP サーバー電話会社が用意 電話番号をIPアドレスに変換して検索 対象の IPにメッセージを送る
このSIPサーバーをうまく使えば 一つ電話で複数電話に対応したり、
通話履歴を管理したり、 通話した時間を記録したりできる。
Twilioっぽいこと。これをしたい！
っとその前に
Problem!
外線同士なら電話交換機、 IP電話同士ならSIPサーバー
で電話できることがわかった。
外線から内線,内線から外線どうするの？
4章 外線の電話 <-> IP電話の変換
ゲートウェイ ~全てを受け入れて変換~
IP電話から電話が来た時は、 相手はSIPサーバーのように見える
加入電話から来た時は、 相手は電話交換機のように見える
IP電話を提供する会社(NTT?)が ゲートウェイを提供してくれる。
おや？• SIPサーバーを自分で扱えないとIP電話での録音とか一斉着信とかできない
• でもSIPサーバーを自分で立てても、加入回線と電話ができない
• 加入回線との電話もサポートするなら, SIPサーバー+ ゲートウェイを構築しないといけない
ここでIP-PBX• PBXの仕組みをIP化させたもの
• SIPサーバーやゲートウェイとして役割を担うことが可能。
• 自分でIP-PBXを構築できる(Asteriskって無料ソフト)
• おそらくTwilio以前のIVRサービスのほとんどはコレを使っていると思われる
• 導入と設定が面倒(そりゃ１週間かかりますわな)！
5章 Twilio とは何だったのか
Twilio は 巨大なIP-PBX(のようなもの)をクラウドで提供し、 外線電話とのやりとりを勝手に連携してくれて、 やりたいことは全部API経由で色々いじれちゃう、 ネットと電話をつなぐためのプラットフォーム
でした。(それだけではないが) 一言で言えばIP電話管理システムって感じかと
IP<->加入回線の連携が必要だったから 国内のどこかしらの電話回線を持っている会社(日本だとKDDI)
と連携しないといけなかった!?
