動画配信プラットフォーム on aws

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動画配信プラットフォーム としてのAWS活用 2014.05.22 Amazon Data Service Japan

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AWS上での動画配信プラットフォームについてご説明いたします。

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Page 1: 動画配信プラットフォーム on AWS

動画配信プラットフォーム    としてのAWS活用

2014.05.22Amazon Data Service Japan

Page 2: 動画配信プラットフォーム on AWS

本日のアジェンダ

1 動画配信技術トレンド

動画配信プラットフォーム on AWS

まとめ

23

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Page 3: 動画配信プラットフォーム on AWS

動画配信技術トレンド

1

Page 4: 動画配信プラットフォーム on AWS

動画配信テクノロジー

ストリーミング(RTMP/MMC/RTP

)

HTTPダウンロード

HTTPストリーミング

専用プロトコル/配信環境を利用し、多くの配信機能を提供

HTTPを利用し、簡単に動画再生が可能だが、再生制御に制約が多い

ストリーミングとダウンロード配信双方の利点を取り入れる

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Page 5: 動画配信プラットフォーム on AWS

動画配信テクノロジー• ストリーミング

– コンテンツがクライアントに残らずセキュアで、きめ細やかな再生制御が可能。– 専用プレイヤーが必要で主にPC向け。NWや専用サーバキャパシティを大量に必要とする。

• MMS/RTP(Microsoft), RTMP(Adobe Flash)

• HTTPダウンロード– クライアントデバイスに依存せず配信が可能。Webサーバだけで簡単に配信可能。– コンテンツがクライアントに残ってしまい保護が難しく、再生制御に制約が多い。ライブ未対応。

• ダウンロード, プログレッシブダウンロード, (Pseudoストリーミング)

• HTTPストリーミング– デバイスの標準プレイヤーやプラグインで再生可能。大量なサーバリソースを必要とせず、標準的

な再生制御が可能。– デバイス毎に配信フォーマットが異なる。

• HLS(Apple), HDS(Adobe), Smooth Streaming(Microsoft)

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Page 6: 動画配信プラットフォーム on AWS

動画配信テクノロジー

• オンデマンド配信

• ライブ配信

ストリーミング(RTMP/MMC/RTP)

HTTPダウンロード

HTTPストリーミング

ストリーミング(RTMP/MMC/RTP)

HTTPストリーミング

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Page 7: 動画配信プラットフォーム on AWS

動画配信テクノロジー

• 代表的な再生クライアントデバイスサポート状況

RTMP

HDS HLS3.2以前 4.0以降3.2以前

RTMP

HDSMMS/RTSP

RTMP

HDS HLS

HLS

ストリーミング HTTPストリーミング  HTTP DL

HLS: HTTP Live StreamingHDS: HTTP Dynamic Streaming7

Page 8: 動画配信プラットフォーム on AWS

動画配信トレンド

•マルチデバイス

•マルチビットレート

•マルチキャパシティ

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Page 9: 動画配信プラットフォーム on AWS

マルチデバイス

• PCから、様々なデバイスでの動画再生へのシフト– PC, タブレット, スマートフォン, スマートテレビ, セットトップ

ボックス, ゲーム機, etc..

• クライアントデバイス毎に適した配信方式の選択– デバイス毎に配信コンテンツ、配信環境準備の必要性

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Page 10: 動画配信プラットフォーム on AWS

マルチビットレート

• 対象クライアントデバイスの増加に伴う、ネットワーク接続環境の多様化– 光ファイバ, ADSL, 無線LAN, 公衆無線LAN, LTE, 3G etc...

• 接続環境に合わせて最適化されたコンテンツの配信– 低ビットレート(解像度)から高ビットレートコンテンツの準備– 回線状況に合わせた動的なビットレート変換(Adaptive Bitrate配信)

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Page 11: 動画配信プラットフォーム on AWS

マルチキャパシティ

• 再生デバイス・接続形態の多様化により、想定が難しい配信キャパシティの確保– ライブ配信時の同時接続数– コンテンツ特性に伴うオンデマンド配信キャパシティの変動

• 配信規模に合わせ、柔軟性のあるインフラキャパシティの確保– 設備投資と提供サービスレベルのバランス

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Page 12: 動画配信プラットフォーム on AWS

動画配信トレンドに対する課題

• デバイス毎に異なる配信方式

• コンテンツ数およびサイズの増加

• 想定が難しい配信キャパシティ

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Page 13: 動画配信プラットフォーム on AWS

配信プラットフォームインフラには大きな負担に...

動画配信トレンドに対する課題

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Page 14: 動画配信プラットフォーム on AWS

動画配信プラットフォーム on AWS

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Page 15: 動画配信プラットフォーム on AWS

AWSの様々なサービス

AWSグローバルインフラRegions / Availability Zones / Contents Delivery POPSAZRegion

コンピュート処理 ストレージ データベース

EC2 ElasticLoad Balancing

Auto Scaling S3 Glacier EBS Storage Gateway RDS DynamoDB ElastiCache Redshift

データ分析

Kinesis EMR Data Pipeline

コンテンツ配信

CloudFront

ネットワーク Virtual Private Cloud Direct Connect Rout53

アプリケーションサービス

WorkSpaces

SQS SNS SES SWF Elastic Transcoder CloudSearch

Management & Administration

CloudWatch CloudTrail IAM Management Console SDK CLI

自動化とデプロイメント

CloudFormation BeanStalk OpsWorks

EcosystemTechnology Partner / Consulting Partner

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Page 16: 動画配信プラットフォーム on AWS

配信プラットフォームにおけるAWSの強み

潤沢なネットワークおよびグローバルインフラ

柔軟なコンピュータリソース

従量課金によるコストの優位性

エコシステム

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Page 17: 動画配信プラットフォーム on AWS

動画配信トレンドに対する課題を解決するAWS

• デバイス毎に異なる配信方式

• コンテンツ数およびサイズの増加

• 想定が難しい配信キャパシティ

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Page 18: 動画配信プラットフォーム on AWS

デバイス毎に異なる配信方式

PC向け配信環境

スマホ向け配信環境

タブレット向け配信環境

PC SmartPhone Tablet

トランスコーダ

オリジナルコンテンツ

デバイスに合わせてコンテンツを変換

3.2以前4.0以降

3.2以前4.0以降

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• クライアントデバイスに合わせた配信環境の必要性

Page 19: 動画配信プラットフォーム on AWS

デバイス毎に異なる配信方式

PC SmartPhone Tablet

トランスコーダ

オリジナルコンテンツ

マルチデバイス向け配信サーバSW

配信サーバ向けにコンテンツを変換

配信サーバがOn the Flyでデバイスに合わせた配信方式に変換

EC2

AWS Ecosystem

シングルコンテンツ・マルチユース

配信サーバ

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Page 20: 動画配信プラットフォーム on AWS

柔軟なコンピュータリソース

• オンデマンドで利用できる仮想サーバ– 必要なときに必要なだけ起動– Windows/Linux系サーバに自由にソフトウェアをインストール可能

• AWS Marketplaceの活用によりSWインストール済みイメージの利用も可能– 1時間単位での課金

• 用途に合わせて選択可能なサーバタイプ– 20種類以上のラインアップ

• スタンダード / ハイCPU / ハイメモリ / HPC / GPU搭載 / SSD搭載

• 柔軟なプライスモデル– オンデマンド / リザーブド / スポット

Amazon EC2

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Page 21: 動画配信プラットフォーム on AWS

トランスコードなどのバッチ処理での活用

• 常時稼働が不要なバッチ系処理に関しては、必要な際に、必要なだけサーバを立ち上げて処理を実行

• Amazon Elastic Transcoderによるフルマネージドトランスコードサービスの活用– コンテンツの尺で従量課金

トランスコード処理サーバリソース利用状況(出展) AWS re:invent 2013

AmazonElastic Transcoder

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Page 22: 動画配信プラットフォーム on AWS

AWSエコシステムの活用

幅広い3rd Partyソフトウェアサポート

様々なSWライセンスモデルの提供• BYOL(Bring Your Own License)• 従量課金モデル

SaaS on AWSの活用配信関連ソフトウェア/サービスの一例

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Page 23: 動画配信プラットフォーム on AWS

動画配信トレンドに対する課題を解決するAWS

• デバイス毎に異なる配信方式

• コンテンツ数およびサイズの増加

• 想定が難しい配信キャパシティ

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Page 24: 動画配信プラットフォーム on AWS

コンテンツ数およびサイズの増加

• マルチビットレート配信するためには、ビットレートの異なるコンテンツを事前に準備することが必要

• 映像品質とネットワーク回線の向上に伴う高ビットレート映像の増加

柔軟性のある大容量ストレージの重要性

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Page 25: 動画配信プラットフォーム on AWS

AWSが提供するストレージサービス

• 高い耐久性 (99.999999999%)– 3箇所以上の物理的に異なるデータセンターにファイルを複製

• 安価かつ格納容量無制限– 初期費用不要で格納容量に対する完全従量課金– キャパシティプラン・サイジング不要

• 高いセキュリティ– 格納データおよび通信の暗号化– きめ細やかなアクセス制御 Amazon S3 Amazon Glacier

オンライン アーカイブ

オンラインデータ:1GB 約4円/月アーカイブデータ:1GB 約1円/月25

Page 26: 動画配信プラットフォーム on AWS

コンテンツストレージPC Smart

Phone Tablet

トランスコーダ

オリジナルコンテンツ

EC2

S3Glacier

オリジナルコンテンツの自動アーカイブ

マルチビットレート映像の変換 S3配信ストレージ

一時格納ストレージアーカイブストレージ

コンテンツアップロード

配信サーバ

フルマネージドコンテンツストレージ

運用・保守などのメンテナンスが不要なマネージドストレージを安価に利用可能

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Page 27: 動画配信プラットフォーム on AWS

動画配信トレンドに対する課題を解決するAWS

• デバイス毎に異なる配信方式

• コンテンツ数およびサイズの増加

• 想定が難しい配信キャパシティ

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Page 28: 動画配信プラットフォーム on AWS

想定が難しい配信キャパシティ

• 動画配信における重要となるインフラリソース

– 配信ネットワーク回線の確保– 配信規模に合わせた配信サーバの準備– 安全かつスケーラブルなコンテンツストレージマルチデバイス対応により配信規模の

想定は非常に難しい余剰設備への投資 / 設備投資負担の増加

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Page 29: 動画配信プラットフォーム on AWS

潤沢なネットワークおよびグローバルインフラ

• リージョン毎の高帯域ネットワーク– 世界9箇所のリージョンを自由に利用可能– Contents Delivery Networkサービスの活用

• オンデマンドで利用可能な仮想サーバ– Amazon EC2 & Ecosystem

• 容量無制限で利用可能なストレージサービス– Amazon S3, Glacier

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Page 30: 動画配信プラットフォーム on AWS

Contents Delivery Networkサービス

• 大容量のエッジサーバ(キャッシュサーバ)を利用可能– 世界51箇所のエッジロケーション(2014年5月時点)– 大規模なアクセスもエッジのキャパシティを利用して配信– ユーザは最も近いエッジサーバに自動的に誘導

配信サーバ

AmazonCloudFront

エッジキャッシュ

ユーザレスポンスの向上大規模アクセスへの対応

オリジン負荷の軽減

配信サーバ台数の削減

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Page 31: 動画配信プラットフォーム on AWS

従量課金によるコストの優位性

• すべてのサービスが初期費用不要で完全従量課金で利用可能

  ネットワーク :ダウンロード流量課金  サーバリソース:稼働時間課金  ストレージ  :格納容量課金

マネージドインフラによる運用コストの削減31

Page 32: 動画配信プラットフォーム on AWS

従量課金によるコストの優位性

• オンデマンド配信– ネットワーク流量課金の優位性により、スパイクアクセスによる機

会損失の回避と日々変動する流量に対し不要な帯域課金の削減– リザーブドインスタンスの活用により、常時稼働するサーバ稼働課

金の大幅なコスト削減– サーバ稼働課金の優位性により、トランスコード等のバッチ処理は

処理時間のみでの課金が可能– ストレージコストの優位性によるロングテールコンテンツの提供

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Page 33: 動画配信プラットフォーム on AWS

従量課金によるコストの優位性

• ライブ配信– 全サービス完全従量課金の優位性により、ライブ配信時のみ配

信環境を立ち上げることで、極限までの設備投資コストの削減– ライブイベント毎の規模に合わせたキャパシティの準備– ネットワーク流量課金の優位性により、想定できないスパイク

アクセスによる機会損失の回避

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Page 34: 動画配信プラットフォーム on AWS

動画配信プラットフォームアーキテクチャ

Page 35: 動画配信プラットフォーム on AWS

オンデマンド配信プラットフォーム

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GlacierS3EC2Elastic

Transcoderトランスコードファーム

マスターストレージ&アーカイブ

配信インフラ

アーカイブ

アップロードオリジナルコンテンツ

PC

EC2

S3

配信サーバ

CloudFront

HTTPStreaming

シングルコンテンツマルチユース

S3

PC

CloudFront

HTTPStreaming Streaming

CloudFront

フルマネージド配信プラットフォーム

PC

EC2

S3

Streaming

配信サーバ

多機能ストリーミング

Native App

Page 36: 動画配信プラットフォーム on AWS

ライブ配信プラットフォーム

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LiveEncoder

LIVE

配信インフラ

Internet

PC

EC2

配信サーバ

CloudFront

HTTPStreaming

マルチデバイスHTTP配信

IIS MS

AWS Cloud Formation

Template

ライブ映像録画プラットフォーム

EC2

EC2 EC2

多機能ストリーミング配信配信サーバ

配信エッジサーバ

PC

Streaming

Native App

Page 37: 動画配信プラットフォーム on AWS

まとめ

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Page 38: 動画配信プラットフォーム on AWS

配信プラットフォームにおけるAWSの強み

潤沢なネットワークおよびグローバルインフラ

柔軟なコンピュータリソース

従量課金によるコストの優位性

エコシステム

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Page 39: 動画配信プラットフォーム on AWS

まとめ

インフラ、コストともに柔軟性とコスト競争力のある動画配信プラットフォームを

AWSで実現

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その時、その瞬間必要となるインフラリソースがそこにある

Page 40: 動画配信プラットフォーム on AWS