NTTドコモとノキアは、 『70GHz帯での超広帯域シングルキャリア＋ビームフォー

ミング』分野で共同研究を進めています。この研究成果として、実験装置を使用した2 Gbps超のデータ通信とビーム追従機能のデモをご覧頂けます。

■潤沢な帯域 を活用した2 Gbps超の高速データ通信 - 中心周波数: 73.5GHz, 帯域幅: 1GHz ■マッシブアンテナアレイ

- 64個のアレイエレメントによるビームフォーミングで伝搬ロスを軽減 - 最適なビーム選択による移動端末のトラッキング

■Null Cyclic Prefix Single Carrier - シングルキャリア方式によりシンプルな設計とPAPR削減を実現

■屋外フィールド実験など更なる実験を実施し、その成果を学会等で発表します。また、超低遅延/複数ユーザ/Dynamic TDD等の実験も予定しており、5Gにおけるミリ波帯活用に向けた技術検証を精力的に進めていきます。

今 後

特 長

～ 5GをリードするNTTドコモと

ノキアのミリ波伝送実験 ～

超広帯域ミリ波無線通信

シングルキャリア方式のスロット構成

Data Symbol Cyclic Prefix

MCP Mdata

Null padding

NCP-SCブロック (TB = 512 symbol)

… RESERV

ED

Slot length = 0.1 ms (150 x TB )

シングルキャリア方式にはNCP-SCを採用 • 各NCP-SCブロックの終わりの数SymbolをNull padding, このNull区間を用いて, ビーム切り替え(ユーザ多重)が可能 • PAPRの低減が可能 •スロット長を短くする(0.1 ms)ことで、超低遅延の実現が可能

© Nokia Solutions and Networks 2015

AP(Access Point)のビームイメージ

APはUEの在圏するビームを選択して通信

0 10 20 30 40 50 60

-15

-1

0 -

5

0

5

10

1

5

meters

me

ters

Access Point Height = 4m, Downtilt = 8 degrees

© 2015 NTT DOCOMO, Inc., Nokia Solutions and Networks. All Rights Reserved.

NCP-SC … Null Cyclic Prefix Single Carrier

送受信間距離20 m付近で, 歩行速度(約4 km/h)で最適なビームを適応的に選択しながら最大スループット2 Gbps 以上を達成

屋外スモールセル環境にて 2 Gbps超の ミリ波ビームフォーミング伝送実験に成功

YRP (2015年 5日)