組込みだからこそアジャイルやろうよ! (jasa中部セミナー20131004)

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組込みだからこそアジャイルやろうよ! JASA 中部支部 第2回技術セミナー「組込みソフト開発の新たな潮流」 前川 直也 October 3, 2013

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組込みだからこそアジャイルやろうよ! JASA 中部支部 第2回技術セミナー「組込みソフト開発の新たな潮流」

前川 直也 October 3, 2013

#jasa1003

前川 直也 (まえかわ なおや) 所属

会社 パナソニック株式会社 AVCネットワークス社

コミュニティ プロジェクト・ファシリテーター協会(PFI)理事 PFP(プロジェクトファシリテーションプロジェクト)理事 Agile Japan実行委員、ET West2011 カンファレンス委員 etc.

経歴

1994 日本コンピューター・システム株式会社に入社(製造業システム開発)

1998 パナソニック株式会社に転職

2000年ごろからXPJUGに参加、現場に導入しつつ、 社内外でアジャイル&プロジェクトファシリテーションの講演やワークショップなど実施中

放送機器の組込みの開発、部門SEPG、社内講師などもやりつつ、 現在はLumixソフト開発のSoftPL兼アジャイルコーチ

箏/三味線の師匠として日本文化とプロジェクトを紐付け中

著書 共著: 『システム開発現場のファシリテーション』 (技術評論社)

『これだけは知っておきたい組込みシステムの設計手法』(技術評論社) 「わかりやすいアジャイル開発の教科書」 (ソフトバンククリエイティブ)

その他、エンジニアマインド、組込みプレス、Ultimate Agile Storyなど

自己紹介

@nao_maru http://www.facebook.com/NaoyaMaekawa 2013/10/4

JASA中部支部 『第2回技術セミナー』

今日のベースは これです!

グランドルール

ご自身のプロジェクトや組織に 置き換えて考えてください!

明日からできることを考えて!

一期一会の笑顔を忘れずに!

Agenda

1. なぜアジャイルなのか?

2. 価値を引き出すソフトウェア

3. 組込みでのアジャイルの価値

4. 変化するのは製品だけではない

私たちの遵奉すべき7つの精神

なぜアジャイルなのか?

6 2013/10/4 JASA中部支部 『第2回技術セミナー』

組込みを取り巻く現状

商品仕様の複雑化/多様化

ソフトウェアの規模の増大 ⇒ 開発体制の巨大化/複雑化

激しい価格競争 ⇒ 「トガリ」がなければ即座に奈落の底に・・・

ビジネスモデルの変化 ⇒ 単品商品からコラボ商品へ

『要求される価値』から

『創り出す価値』の時代に突入!

eco ネットワーク

多機能 低価格

グローバル

2013/10/4 8 JASA中部支部 『第2回技術セミナー』

以前は、狙っていけば的中する確率が高かった

今の組込み業界では、

環境の変化

ユーザニーズの多様化

競合他社との競争激化

などで、先の読めない状況・・・

環境変化

競合

組込み業界の変化

9

開発開始段階の課題

2013/10/4 JASA中部支部 『第2回技術セミナー』

10

開発中の課題

コミュニケーションギャップ 設計・実装上の都合・納期、等

2013/10/4 JASA中部支部 『第2回技術セミナー』

11

納品時の結果

2013/10/4 JASA中部支部 『第2回技術セミナー』

12

ソフト開発に変化はつきもの

日程前倒し

課題/バグ

仕様変更

仕様追加

混沌としたソフト業界において、 変化が発生しないというのはありえない

変化を前向きに受け入れていく必要がある

2013/10/4 JASA中部支部 『第2回技術セミナー』 12

13

変化を味方につける(価値の共有)

お客様の価値の最大化を考える 変化は当然(必要)ととらえ、

すばやく変化を取り入れられるように進める

2013/10/4 JASA中部支部 『第2回技術セミナー』

14

変化を味方につける(コミュニケーション)

2013/10/4 JASA中部支部 『第2回技術セミナー』

15

変化を味方につける(開発側から)

2013/10/4 JASA中部支部 『第2回技術セミナー』

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変化を味方につけ お客様のビジネス価値を最大化する

2013/10/4 JASA中部支部 『第2回技術セミナー』

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ビジネス価値の最大化のために

包括的なドキュメントよりも動くソフトウェアを大切にする

プロセスやツールよりもコミュニケーションを大切にする

2013/10/4 JASA中部支部 『第2回技術セミナー』

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ビジネス価値の最大化のために

契約交渉よりも顧客との強調を大切にする

計画に従うよりも変化への対応を大切にする

2013/10/4 JASA中部支部 『第2回技術セミナー』

http://agilemanifesto.org/

19 2013/10/4 JASA中部支部 『第2回技術セミナー』 19

価値を引き出すソフトウェア

20 2013/10/4 JASA中部支部 『第2回技術セミナー』

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ソフトウェア価値の最大化を考える

2013/10/4 JASA中部支部 『第2回技術セミナー』

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ソフト業界 約60年の歴史

ソフトウェアが商業ベースになり それにつれて、工学的にアプローチ 『誰でも同じように作れるソフトウェア』

2000年頃から、もう一度初心に戻り 新たなアプローチが始まる

『ソフトウェアは人が作るものである』

2013/10/4 JASA中部支部 『第2回技術セミナー』

23

これまでの開発

設 計 テスト 実 装

チェック チェック

要求

価値

インプット アウトプット

チェックポイントが、各フェーズでしかなく少ない 最初に求められた要求から価値が上がることは少ない 結果的に変化を受け入れにくい開発

2013/10/4 JASA中部支部 『第2回技術セミナー』

24

今求められている開発

短い『タイムボックス』で回しながら、 細かくフィードバックし、価値を膨らませていく開発スタイル

2013/10/4 JASA中部支部 『第2回技術セミナー』

25 2013/10/4 JASA中部支部 『第2回技術セミナー』

26 2013/10/4 JASA中部支部 『第2回技術セミナー』

27

変化に対応しなければ

分析 設計 実装 テスト

分析 設計 実装 テスト

変更! 動かしてみてから わかる部分が多い

後工程のロスは とくに大きな戻り 工数を発生させる

ロスを起こさないように、ロスコストを「リスク」として見込んでしまう

時間をかけて品質は確保できているかもしれないが 実際に動作させてみて、意図していないことに気づき 大きなロスを生じてしまうことが増えている

2013/10/4 JASA中部支部 『第2回技術セミナー』

28

ソフトウェア価値の最大化を考える

2013/10/4 JASA中部支部 『第2回技術セミナー』

29 2013/10/4 JASA中部支部 『第2回技術セミナー』

どちらがエンジニアを活かせるか?

組込みでのアジャイルの価値

組込み?

最も強い者が生き残るのではなく、

最も賢い者が生き延びるのでもない。

唯一生き残ることが出来るのは、

変化できる者である。

チャールズ・ダーウィン

メーカーの苦悩

企画部門

ニーズ

エンドユーザ

開発部門

製品仕様

技術

販売

世界のTV市場

組込み製品を開発する場合は 見えないエンドユーザからニーズを予想し、未来を見据え たくさんの関連部署と協力しながら、開発を進める必要がある

複雑な組込み製品の開発

2013/10/4 JASA中部支部 『第2回技術セミナー』 34

35

製品の価値を最大化するには?

2013/10/4 JASA中部支部 『第2回技術セミナー』

企画側(What) 製品企画段階で価値ある要求が発見できない

開発側(How) 価値を共有できていないため、誤った開発

企画段階で価値を高める提案ができていない

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規模が大きくなった弊害

2013/10/4 JASA中部支部 『第2回技術セミナー』

営業→企画→開発→QA→製造などのバトンが複雑化し その分、ドキュメントによるバトンリレーが発生しやすくなる そこに「ギャップ」は発生していないだろうか?

38

価値を一緒に描き、共有していく

2013/10/4 JASA中部支部 『第2回技術セミナー』

部門の壁を越えて、製品の価値を共有するには、 一緒に描き、一緒に作り、一緒に確認していく必要がある

ものづくり日本

価値駆動

40

組込みでのアジャイルなスタンス

← ドキュメントでのバトンリレーではなく

→ 部門を超えて、価値を共有・描き続ける

2013/10/4 JASA中部支部 『第2回技術セミナー』

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要求開発「こたつモデル」

2013/10/4 JASA中部支部 『第2回技術セミナー』

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価値を描くとは?

特定部門が価値を決めてしまって突き進むだけでなく かかわるメンバの周知を集めて、

価値を描き続けなければならない

2013/10/4 JASA中部支部 『第2回技術セミナー』

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【お客様は誰?】

① フォーマットに合わせて、みんなで ディスカッションをしてみましょう

② 「お客様は誰ですか?」は、 名前など特定できればOK

③ 「どんな人ですか?」「求めているものはどんなもの?」を具体化していきましょう

④ 1人だけとは限りません いろいろなパターンを考えてみましょう

2013/10/4 JASA中部支部 『第2回技術セミナー』 43

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【お客様のハッピー】

① 「お客様は誰?」の結果を書きましょう

② お客様はどんなことをやってみたいと思っていますか? 求めているものは?

③ みなさんがつくり出すもので、どんなことが実現できますか?

④ 実際にお客様が使ってみると、 どんな気持ちになりますか?

2013/10/4 JASA中部支部 『第2回技術セミナー』 44

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【ストーリーテラー】

① フォーマットに合わせて、 シンプルに書いてみましょう

② 結果をもとに具体的なディスカッションにつなげてみましょう

2013/10/4 JASA中部支部 『第2回技術セミナー』 45

3現主義(三現主義)=「現場」「現物」「現実」

「現場」に足を運び、場を確認する

「現物」を手に取り、物を確認する

「現実」をこの目で見て、事実を知る

変化するのは製品だけではない

47 2013/10/4 JASA中部支部 『第2回技術セミナー』

2013/10/4 48 JASA中部支部 『第2回技術セミナー』

ゴール リズム 愛

アジャイルでパワーを引出す

3つの視点

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現場でのアジャイルの実践

2013/10/4 JASA中部支部 『第2回技術セミナー』

スクラムは、経験的プロセス制御の理論(経験主義)を基本にしている。経験主義とは、実際の経験や既知に基づく判断によって知識が獲得できるというものである。スクラムでは、反復的で漸進的な手法を用いて、予測可能性の最適化とリスクの管理を行う。

「スクラムガイド」より © 1991-2013 Ken Schwaber and Jeff Sutherland, All Rights Reserved https://www.scrum.org/Portals/0/Documents/Scrum%20Guides/2013/Scrum-Guide-JA.pdf

スクラムの理論

2013/10/4 50 JASA中部支部 『第2回技術セミナー』

スクラムにおけるチームモデル

2013/10/4 51 JASA中部支部 『第2回技術セミナー』

スクラムチーム

プロダクト オーナー

スクラム マスター

開発チーム

自己組織化チームは、作業を成し遂げるための最善の策を、チーム外からの指示ではなく、自らが選択する。

「スクラムガイド」より © 1991-2013 Ken Schwaber and Jeff Sutherland, All Rights Reserved https://www.scrum.org/Portals/0/Documents/Scrum%20Guides/2013/Scrum-Guide-JA.pdf

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ジャンプして届くゴールの繰り返し

2013/10/4 JASA中部支部 『第2回技術セミナー』

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タイムボックスというリズムの効果

2013/10/4 JASA中部支部 『第2回技術セミナー』

「変わらない時間の測定基準」を使って、 プロジェクトのパワーを測り引き出していく

スクラムの3つの要素

2013/10/4 54 JASA中部支部 『第2回技術セミナー』

透明性 経験的プロセスで重要なのは、結果責任を持つ者に対して見える化されていることである。透明性とは、この点が標準化され、関係者全員が共通理解を持つことである。

検査 スクラムでは、好ましくない変化を検知できるように、成果物や進捗がゴールに向かっているかを頻繁に検査しなければならない。ただし、検査を頻繁にやりすぎて作業の妨げになってはいけない。熟練の検査人が念入りに行うことで、検査は最大の効果をもたらすものである。

適応 プロセスに不備があり、成果物であるプロダクトを受け入れられないと検査人が判断した場合、プロセスやその構成要素を調整しなければならない。調整はできるだけ早く行い、これ以上の逸脱を防がなければならない。

「スクラムガイド」より © 1991-2013 Ken Schwaber and Jeff Sutherland, All Rights Reserved https://www.scrum.org/Portals/0/Documents/Scrum%20Guides/2013/Scrum-Guide-JA.pdf

リズムのあるふりかえりのためのKPT

KPT(けぷと)

Keep

Problem

Try

今回良かったこと!

今回

うまくいかなかったこと

次の取組み!!

Keepで、チームとしての共感を得る

よかったことを褒めあうと、チームを信頼できる

Problemを共有する

問題を誰かのせいにするのではなく、チームの問題であると認識する

そして、みんなでTry!

誰かがやってくれる、のではなく、自分が、そして誰もがやる!

シンプルだけど、効果を引き出すふりかえりツール

2013/10/4 JASA中部支部 『第2回技術セミナー』 55

プロジェクトのリズム

☞定期的に実施する

続けるためには、習慣にしてしまう

一定期間の短いリズムでふりかえる

☞ 「歩み」を実感しつづける

成長していることは、自信につながる

2013/10/4 JASA中部支部 『第2回技術セミナー』 56

成長を続けること=プロジェクトの自律

道を楽しむと書いて『道楽』!

ふりかえりにより自分たちが成長

成長を感じることでより活発化していく

これってプロジェクト自体が「自律」!

自律しながらも「自分たちの道」を探す

2013/10/4 JASA中部支部 『第2回技術セミナー』 57

Agile

【1990年代】 オブジェクト指向

モデリング

設計技術を どう回す?

時代にどう合わす?

【2000~02】 ペアプロ TDD

反復特有の技術アップ

【2002~】 コーチング ファシリテーション

人に向き合う!

【2005~】

プロジェクトファシリテーション TPS/SECIモデル

チームビルディング PM

【2007~】 要求開発

ビジネスアジャイル

ビジネスとして とらえる

【2000】 アジャイル宣言

プロジェクトファシリテーションの成り立ち

ファシリテーション

トヨタ生産方式

アジャイル開発

プロジェクト ファシリテーション

2005年のデブサミで平鍋氏の講演がきっかけ!?

【プロジェクトファシリテーション】とは? プロジェクトマネジメント(PM)が重要であることは昨今強く言われています。 PMが「計画達成のマネジメント」に重点を置くのに対してPFは「参加者の協調の場作り」に重点を置いています。PMは、計画の立案と実行、差異に注目し た管理が中心で、どちらかと言うと「コマンド・コントロール型」のマネジメントスタイルが背後にあります。これに対してPFは、その場その場の変化に対応 し、チームが協力し合って創発的に成果を出していく、「リーダーシップ・コラボレーション型」の新しいチーム作りの形です。 (オブラブ公式Webサイトより http://www.objectclub.jp/community/pf/)

アジャイルの変遷とプロジェクトファシリテーション

コミュニケーション

行動

気づき

信頼関係

笑顔

価値

見える化

リズム

名前付け

問題vs.私たちの構図

カイゼン

原則

朝会

かんばん

KPT

ペアボード

ニコカレ

アイスブレイク

偏愛マップ

MindMap

etc.

プラクティス

プロジェクトファシリテーション

2013/10/4 60 JASA中部支部 『第2回技術セミナー』

スクラムロールのポイント

プロダクト オーナー

スクラム マスター

開発チーム

ゴール リズム 愛

チームを信じ チームにゴールを 見えるように提示

リズムを活用し チームを

最高の状態に

価値を形にする 唯一の専門家

What 何を作りたいのか?

Who 誰が作るのか?誰と作るのか?

When いつまでに作るのか?

Where どのような環境で?

How どうやって? どんな技術?どんなプロセス?

プロジェクトは何のためにあるの?

Why

なぜ作らなければ

ならないのか?

プロジェクトは何のために存在し、 なぜ自分たちがそこにいるのか

【ゴールの土台になっているのは】

ここがぶれると、 プロジェクトの土台がぶれ始める

やりたい!につながる「Why」になってますか?

ほんとうの「Why」!?

Why

なぜ作らなければ

ならないのか?

企業・組織としての Why

個人としての Why

–利益をあげねば

–競合他社に勝つ

–生産性をあげる

–高品質な商品

–リーダとしての成功 –新しい技術を得る –自分の時間を作る –残業しても高収入

いやなことはしたくない・・・

パワーを引き出す「素」は 結局のところ「欲望」につながる

スポーツ

ゲーム 趣味

家族 勉強

仕事

2013/10/4 JASA中部支部 『第2回技術セミナー』 63

TS-1

価値を紙に書いて伝言ゲームするのではなく

価値をストーリーとして一緒に描く

コマンドコントロールからコラボレーションへ

64

Agileは 現場駆動

人駆動 です

しかも、

価値駆動です

私たちの遵奉すべき7つの精神

67 2013/10/4 JASA中部支部 『第2回技術セミナー』

おまけ

※弊社の「私たちの遵奉すべき7つの精神」を 前川が独自にアジャイルな解釈で解説したものです 弊社の公式な解釈でも、アジャイルの公式な解釈でもありません あくまでも個人的な見解ですので、ご了承ください

産業報国は当社綱領に示す処にして我等産業人たるものは本精神を第一義とせざるべからず

組込み製品を開発しているビジネスマンは、自分たちの満足のためだけでなく、社会に価値を提供し、世界を進展させることを最重要とするべきである

Panasonicオリジナル Agileに解釈してみると?

一、産業報国の精神

2013/10/4 68 JASA中部支部 『第2回技術セミナー』

Panasonic 「私たちの遵奉すべき七精神」

公明正大は人間処世の大本(たいほん)にして如何に学識才能を有するも此の精神なきものは以て範とするに足らず

タイムボックスごとのリリースは、公明正大に提供するべき 公明正大だからこそ、価値をフィードバックしてもらえ、自分たちでふりかえり、成長することができる

Panasonicオリジナル Agileに解釈してみると?

一、公明正大の精神

2013/10/4 69 JASA中部支部 『第2回技術セミナー』

Panasonic 「私たちの遵奉すべき七精神」

和親一致は既に当社信条に掲ぐる処個々に如何なる優秀の人材を聚(あつ)むるも此の精神に欠くるあらば所謂(いわゆる)烏合(うごう)の衆にして何等(なんら)の力なし

製品開発は決して一人だけではできない メンバを信じ、メンバの得意分野を尊重し、かつ、メンバ同士がコラボレーションすることで、最大の価値を提供できる

Panasonicオリジナル Agileに解釈してみると?

一、和親一致の精神

2013/10/4 70 JASA中部支部 『第2回技術セミナー』

Panasonic 「私たちの遵奉すべき七精神」

我等使命の達成には徹底的力闘こそ唯一の要諦にして真の平和も向上も此の精神なくては贏(か)ち得られざるべし

ゴールを達成するにはパワーを出し切るための向上心が必要となる そのために、タイムボックスという一定間隔の基準を用い、時間を効果的に使い、パワーを引き出すこと

Panasonicオリジナル Agileに解釈してみると?

一、力闘向上の精神

2013/10/4 71 JASA中部支部 『第2回技術セミナー』

Panasonic 「私たちの遵奉すべき七精神」

人にして礼節を紊(みだ)り謙譲の心なくんば社会の秩序は整わざるべし正しき礼儀と謙譲の徳の存する処社会を情操的に美化せしめ以て潤いある人生を現出し得るものなり

製品開発において、コミュニケーションは重要な鍵になる

礼儀と謙譲の心を持って、真摯に対応することが、製品を、そして自分たちをすばらしいものにしてくれる

Panasonicオリジナル Agileに解釈してみると?

一、礼節謙譲の精神

2013/10/4 72 JASA中部支部 『第2回技術セミナー』

Panasonic 「私たちの遵奉すべき七精神」

進歩発達は自然の摂理に順応同化するにあらざれば得難し社会の大勢に即せず人為に偏(へん)する如きにては決して成功は望み得ざるべし

社会は常に変化し、発展していくものである 変化を拒み、スタイルを意固地に変えないより、変化を柔軟に受け入れ、変わり続ける社会に対して価値を提供し続けるべき

Panasonicオリジナル Agileに解釈してみると?

一、順応同化の精神

2013/10/4 73 JASA中部支部 『第2回技術セミナー』

Panasonic 「私たちの遵奉すべき七精神」

感謝報恩の念は吾人(ごじん)に無限の悦びと活力を与うるものにして此の念深き処如何なる艱難(かんなん)をも克服するを得真の幸福を招来する根源となるものなり

自分たちが信じて作り出したものを使ってくださるお客様、メンバ、関連する人々、そして自分を支えてくれる周りの人々に感謝の心を持つことが、自分の人生を幸せにしてくれる

Panasonicオリジナル Agileに解釈してみると?

一、感謝報恩の精神

2013/10/4 74 JASA中部支部 『第2回技術セミナー』

Panasonic 「私たちの遵奉すべき七精神」

種が変わる時にはその種に属する固体が、皆同じように変わるのではなくては、 種も社会も、その機構を維持していくことが、困難となるであろう。

今西錦司

変化を受け入れるのではなく

社会に対して変化を生み出していく

組込みだから、アジャイルっしょ。

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Social Change starts with YOU!!

「未来」は自分たちで描き、自分たちの手で変化を生み出そう!

一緒に前に進みましょう!

ご清聴ありがとうございました