World Railway Technology 2012.135

情報・信号通信

いわゆる改修プロジェクトの第1段階で、韓国鉄道公社（KORAIL）は京春線（ソウル北西部までの約81 kmの区間で、主に首都への通勤路線の役割を果たしている）に欧州列車制御システム（ETCS）レベル1を装備している。韓国パートナー会社とのコンソーシアム内で、Thales Austria社が沿線設備を供給している。このプロジェクトのスケジュールが過密であり、顧客が課した品質要件が厳しいことが、現在実施されているプロジェクトの大きな課題となっている（図1）。

出典　SIGNAL+DRAHT

図 1　新しい路線を走行する EMU 180（タイプ 361）

出典　SIGNAL+DRAHT

京春線 - 通勤路線から ETCS を備える高速路線へ原題：Gyeongchoon Line - from a commuter to a high-speed line with ETCS●著者・所属： Florian Hutter（MBA 運輸および輸送部門専門）; Thales Austria 社 販売部長 , Manfred Zeki ; Thales Austria 社 京春線プロジェクト

担当部長 , オーストリア●誌名：SIGNAL+DRAHT　Vol.103 No.9 （2011-9） p31-36●言語：英語　●原文中図：8　●表：0

消防、救助、電力、水道、警察、鉄道、道路交通、航空など安全が決定的な通信網では最も高い信頼性が充たされねばならない。公共通信網と同じ技術が、安全が決定的な多くの分野でも適用されてきた。しかし、そのような通信網の計画・運用においては考慮されねばならな

い重要な違いがある。次世代データ通信システムのメーカの Keymile は重要な要求を３点にまとめた。すなわち、最も高い可用性、保守的な通信網デザイン、より長い開発・置き換えサイクルの考慮である。

安全が決定的な通信網の要点原題：Kernpunkte sicherheitskritischer Kommunikationsnetze●誌名：SIGNAL+DRAHT　Vol.103 No.9 （2011-9） p44-44●言語：独語　●原文中図：0　●表：0

図 7　分散型 LEUの接続図

WRT-1月号-01.indd 35 12.1.20 11:13:40 AM