馬モルビリウイルス肺炎 (equine morbillivirus pneumonia)

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馬モルビリウイルス肺炎 (Equine morbillivirus pneumonia). 届出伝染病:  馬。. 動物衛生研究所 「家畜の監視伝染病」. 病原体 :  パラミクソウイルス科ヘンドラウイルス( Hendra virus )に起因する 人畜共通感染症 で、ヘンドラウイルス感染症とも呼ばれる。. - PowerPoint PPT Presentation

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Page 1: 馬モルビリウイルス肺炎 (Equine morbillivirus pneumonia)

馬モルビリウイルス肺炎  (Equine morbillivirus pneumoni

a) 病原体:  パラミクソウイルス科ヘンドラウイルス( Hendra virus )に起因する人畜共通感染症で、ヘンドラウイルス感染症とも呼ばれる。

届出伝染病: 馬。 動物衛生研究所 「家畜の監視伝染病」

疫学:  1994 年オーストラリア、ブリスベン郊外(ヘンドラ村)のサラブレッド馬飼育場で馬の激しい呼吸器病が発生した。 21 頭の馬が感染し、 14

頭が死亡し、これら馬を世話していた調教師と厩務員の 2 名が感染して同様の呼吸器症状を示し、調教師1名が死亡した。 1995 年ブリスベンの北部約 1000km 離れたマッカイ近郊、 1999 年ケインズ、 2004 年にはタウンスビルで死亡した馬の感染が確認されている。現在までヒトの発症数は 3

例 6 人であり、オーストラリア以外での発生は確認されていない。オーストラリアの森林に棲息する果食性オオコウモリが本ウイルスを保有しており、これとの接触またはその体液により伝播すると考えられている。

Page 2: 馬モルビリウイルス肺炎 (Equine morbillivirus pneumonia)

馬の感染:  RVC でヘンドラウイルスが確認された 5 例では、運動失調(よろめき、歩様不安定、左右に傾く)、頭部の傾き、顔面神経麻痺、発熱、呼吸と脈の促迫、粘膜の退色が見られた。症例 R1 は骨格筋治療を受けていたが、6 月 26 日に食欲廃絶とともに急激に病状が悪化したため安楽死させた。剖検の後、死体を処理業者に引き渡したが、その際のサンプルが中央の試験期間に送られ 7 月 10 日に確定した。

 症例 P1 は 7 月 10 日に異変に気付いた畜主が開業獣医師の往診を受けたが、急激に憎悪し、翌朝死亡した。簡単な剖検で採材したサンプルから 7 月 14 日に確定。

ヒトの感染:  Redlands Veterinary Clinic (RVC) で馬と頻繁に接触していた獣医師と看護師各 1 名が 6 月中旬に発病し、 8 月中旬に死亡した。

2008 年  Redlands と Proserpine においてヒトと馬の感染

(R=Redlands, P=Proserpine)赤:確定症例の有症期ピンク:ウイルス未確定

Page 3: 馬モルビリウイルス肺炎 (Equine morbillivirus pneumonia)

R2 (雌馬)の体温と脈拍

軽度の鼻汁

沈鬱

運動障害、呼気相、興

安楽死外観上正常

Page 4: 馬モルビリウイルス肺炎 (Equine morbillivirus pneumonia)

R2 (雌馬)の剖検所見

 顎下腺と気管支リンパ節の水腫状腫大、割面から液体が漏出する重い肺が特徴的であった。肺の横隔葉の表面に無数の点状出血が認められた(右図)。

R3 (雌馬)の剖検所見

 顎下腺および胸骨と気管支リンパ節の水腫状腫大、肺の腹側葉辺縁のリンパ管の膨張(左図)、子宮漿膜面の退色と水腫

Page 5: 馬モルビリウイルス肺炎 (Equine morbillivirus pneumonia)

ニパウイルス感染症  (Nipah virus infection)

病原体:  パラミクソウイルス科ニパウイルス( Nipah virus )に起因する人畜共通感染症。脳炎で死亡した患者の出身地がクアラルンプール国際空港近くの Nipah 村であったことから命名されている。

届出伝染病: 馬、豚、いのしし。

疫学:  1998 年9月末にマレーシアの北部イポーで豚の呼吸器感染症として発生し、クアラルンプール近郊の大養豚地域に拡がり、最終的には 100万頭におよぶ豚が殺処分された。本病は人に感染して神経症状を起こし致死率も高い疾病で、 1999 年 12 月までに 283 名の患者が確認され、死者は 109

名に達した。この発生では、マレーシアから豚を輸入し屠殺していたシンガポールで 11 名が感染し、1名の死亡が確認されている。また、 2003

年、 2004 年、 2005 年と続けてバングラデシュで人のニパウイルス感染症が発生し、 2003 年は 17 名感染8名死亡、 2004 年は 53 名感染 36 名死亡そして 2005 年は 32 名感染 12 名の死亡が確認されている。しかし、バングラデシュの発生には豚の感染は確認されておらず、本病の自然宿主と考えられる果食性オオコウモリの関連が強く疑われている。マレーシアの発生では犬および馬の感染も確認されている。

OIE  小澤義博

Page 6: 馬モルビリウイルス肺炎 (Equine morbillivirus pneumonia)

感染研発生地は日本脳炎( JE )の常在地域であり、当初は日本脳炎が疑われた。媒介蚊の駆除、 JEワクチンの集団接種などが実施された。しかし、患者のほとんどが成人男性であり、養豚場で豚の屠殺に関与している労働者であること、 JEワクチン既接種者からも患者発生が出ていること、養豚場の豚に呼吸器・神経系の症状を示す死亡例があることなどから、 JE とは異なる脳炎の流行として調査が進められた。

ウイルスの感染環: 実線は確認済み、破線は推定段階

フルーツコウモリ

ブタ ウマ

イヌ・ネコ・ネズミ野生齧歯類 ヒト

イノシシ

 成豚での致命率は 成豚での致命率は55 %以下だが、妊娠豚%以下だが、妊娠豚では流産、子豚ではでは流産、子豚では発熱と痙攣から呼吸発熱と痙攣から呼吸器症状が激しくなり器症状が激しくなり死亡する。血液混じ死亡する。血液混じりの鼻汁 や尿によりりの鼻汁 や尿により感染する。感染する。  流行防圧のため、流行防圧のため、マレーシアでは約マレーシアでは約100100 万頭の豚が殺処万頭の豚が殺処分された。分された。

分泌物および尿との濃厚接触

Page 7: 馬モルビリウイルス肺炎 (Equine morbillivirus pneumonia)

2001 年 4 月 26 日~ 5 月 26 日、インドとの国境に近い Meherpur 地区において、熱性疾患および神経症状により、 9 名が死亡した。うち 7 名は家族であり、同じ家に暮らすか、隣接する家に居住していた。患者の平均年齢は 40 歳( 32 ~ 60

歳)、 6 名は男性であった。2003 年 1 月 11 日~ 28 日、重篤症状を

示す脳炎の新たな流行が、 Naogaon 地区で報告された。症状を訴えた 17 名( 4

~ 42 歳)のうち、 8 名が死亡した。

インドオオコウモリ: 44匹中の 2 匹から抗体検出。

一方、患者の家の周辺地域で採取された上記以外のコウモリ( 2 種)、ブタ、げっ歯類、トガリネズミ、ハト、イヌといった動物からは、ニパウイルス抗原に対する抗体は検出されなかった。

バングラデシュの流行血清診断のみでウイルス分離が行われていないため、ニパ/ヘンドラ様ウイルスとしか記載できない。

Page 8: 馬モルビリウイルス肺炎 (Equine morbillivirus pneumonia)

ニパウイルス感染症

ウイルスの感染環: 実線は確認済み、破線は推定段階

フルーツコウモリ

ブタ ウマ

イヌ・ネコ・ネズミ野生齧歯類 ヒト

イノシシ

   19981998 年年 99 月にマレーシア北部で発生した新種のウイルスによる脳炎患月にマレーシア北部で発生した新種のウイルスによる脳炎患者は、翌年者は、翌年 77 月までに月までに入院者入院者 265265 名に達した。その内名に達した。その内 105105 名が死亡し、名が死亡し、致命率致命率 4040%%と極めて高いことで恐れられている。患者はと極めて高いことで恐れられている。患者は 11週間程度の 高週間程度の 高熱が続き、頭痛と錯乱、痙攣、昏睡へと進行して死亡した。熱が続き、頭痛と錯乱、痙攣、昏睡へと進行して死亡した。 マレーシアにおける流行経過を追っていくと、いずれもブタとの接触の マレーシアにおける流行経過を追っていくと、いずれもブタとの接触のあることが判明した。さらに、シンガポールであることが判明した。さらに、シンガポールで 1111 名の患者が発生したが、名の患者が発生したが、マレーシアから輸入した豚を食肉センターなどで取り扱ったことによるもマレーシアから輸入した豚を食肉センターなどで取り扱ったことによるものであった。のであった。 成豚での致命率は 成豚での致命率は55 %以下だが、妊娠豚%以下だが、妊娠豚では流産、子豚ではでは流産、子豚では発熱と痙攣から呼吸発熱と痙攣から呼吸器症状が激しくなり器症状が激しくなり死亡する。血液混じ死亡する。血液混じりの鼻汁 や尿によりりの鼻汁 や尿により感染する。感染する。  流行防圧のため、流行防圧のため、マレーシアでは約マレーシアでは約100100 万頭の豚が殺処万頭の豚が殺処分された。分された。