事業計画書 - tokyo-park.or.jp · 都市緑化技術のオーソリティとなります。...

令和 2 年度

事業計画書

公益財団法人東京都公園協会

目次第１概要 ······················································································· 1

１設立趣意書 ·············································································· 1 ２経営理念 ················································································· 2

３事業運営方針 ··········································································· 3

４重点事項 ················································································· 6

５事業計画総括表 ······································································ 12

６正味財産増減の概要 ································································ 14

７協会の組織 ············································································ 15

（１）協会の機構 ······································································· 15 （２）事務局組織 ······································································· 16 （３）職員数 ············································································· 18

第２事業計画内容 ············································································ 19

１公益目的事業 ········································································· 19 （１）公１事業 ·········································································· 19 （２）公２事業 ·········································································· 52 （３）公３事業 ·········································································· 53 ２収益事業 ··············································································· 58 （１）公園収益事業 ······································································ 58 （２）水辺収益事業 ······································································ 69

第 1 概要

1 設立趣意書

今次戦争によりほとんど壊滅状態に帰した東京都の公園緑地施設は、その後の復興計画に

より年々相当額の都費を計上して不休の努力を続けているが、当局及び識者の見るところに

よれば、これが完全なる復旧には少なくとも十数年の時日を要するであらうと言はれている。

国家並に地方財政の不健全なる今日、その緊急度においてとかく公園緑地事業が軽視せら

れる傾向にあることは、又止むを得ないとしなければならない。しかし乍ら一方に於て、国

民の体位向上或は戸外教養施設としての公園緑地の急速なる確保は、一般社会与論として日

を追うて昂たか

まるばかりでなく、明朗健全にして軽便安易なる戸外娯楽施設を公園緑地に求め

ることが、沈滞した社会道義を向上し、都市生活の苦悩を払拭する唯一の捷径しょうけい

であることを

知れば、吾人ごじん

は官民の別を問うことなく、相互の都市生活問題として之が促進充実を図るべ

き責務を痛感する次第である。

本協会はかかる見解の下に、広く有識者の理解ある協力を得て東京都の公園緑地事業及び

関係事業を後援し、利用本位の都民サービスに重点を置くと共に、進んでその積極的発展に

貢献したいと期するものである。

（昭和 29 年 1 月）

- 1 -

2 経営理念

○ 使命

東京の公園や水辺環境の利活用を通して、都民生活に安らぎとゆとりをもたらし、日本の

文化を世界に発信することを協会の使命とします。

○ 目指す方向

公園や水辺の魅力を活かし、人々に憩いと安らぎをもたらす『都市のリビングルーム』を

提供します。

公園や水辺に集う人々との、コミュニティ形成や協働作業を積極的に進めていきます。

公園や水辺の文化と魅力を広く国内外に発信し、より多くの人々が利用できる公園づくり

をめざします。

CS 活動を実践し、お客様に満足いただける心からのサービスを提供します。

○ 活動の方針

1. 快適かつ安全･安心な施設空間を提供します。

2. 東京から文化財庭園の魅力を世界に発信します。

3. 「緑と水のある空間」における都民協働のコーディネーターとなります。

4. 「水の都」東京の文化を守り育てます。

5. 都市緑化技術のオーソリティとなります。

6. 公益事業の原資を確保するため収益力の向上を図ります。

○ 職員のあるべき姿

職員は、熱意と実行力を持って職務を遂行するとともに、明るい職場づくりをめざします。

職員は、公益事業の推進を通じて、社会貢献を進めていきます。

職員は、コンプライアンスを遵守し、信頼される職場づくりに努めます。

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3 令和 2年度事業運営方針

東京都公園協会は、設立以来、公園緑地や水辺空間の利活用を通じ、都民生活に安らぎとゆ

とりをもたらすとともに、東京から日本の文化を世界に発信することを使命としてきた。ま

た、公益財団法人として都民から期待される役割を常に意識し、利用者本位の視点によるサー

ビスの向上を基盤としながら、時代の変化に的確に対応した事業展開を図ってきた。

都市の公園緑地と水辺空間は、都市に暮らす人々に季節感などの潤いを与えるだけでなく、

生活の質を高め、より豊かで安全な都市生活を実現するために、欠かすことのできないもので

ある。当協会は、公園緑地と隅田川をはじめとする水辺空間を良好に維持管理し、この貴重な

都民の財産を更に素晴らしい環境で、未来に引き継いでいくことを責務としている。

また、近年は、公園緑地や水辺空間を地域の交流拠点として、イベントやカフェなど、多面

的で多機能的に活用することなどが求められている。

これらの役割を十分に発揮するとともに、従来の枠組みにとらわれることなく、常に利用者

の安全の確保とサービスの向上を心掛け、東京都の政策連携団体として、行政を補完して、公

園緑地と水辺空間の発展に貢献していく。

令和 2年度は、社会の要請や都民ニーズを鋭敏に捉え、以下の6つの重点方針に基づき、東

京にふさわしい風格ある公園緑地と水辺空間に新たな魅力を創出していく。

≪重点方針≫

1．東京 2020 オリンピック・パラリンピック大会に寄与する事業展開

本年度に開催される東京 2020 オリンピック・パラリンピックに向けて、東京の公園緑地と

水辺空間は、国内外の人々を迎えて日本の文化を発信する場として、また、あらゆる世代がス

ポーツや健康増進に取り組む場として重要な役割を担うとともに、将来世代に引き継ぐべき

レガシーとして期待されている。

オリンピック・パラリンピックでお迎えする国内外の人々のために、より安全で快適な公園

緑地と水辺空間を創出するとともに、多言語化の促進やキャッシュレス対応等によるインバ

ウンド対応のさらなる充実、トイレの洋式化等のお客様サービスの向上、誰もが参加できるス

ポーツ・文化プログラムの推進等に取り組むことにより、この役割を果たしていく。

2．公園緑地や水辺空間の多面的活用の促進

新たな時代の公園マネジメントにおいては、都市経営の視点からのエリアマネジメントや、

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地域の特性やニーズに応じた公園施設の設置など、公園緑地の多面的活用を促進し、多様なニ

ーズに柔軟に応えることが求められる。

公園緑地を取り巻く多様な主体が参画するエリアマネジメント協議会の運営や、地域と連

携した新しいイベントの実施等を通じて、公園緑地と地域との交流を活性化させるとともに、

カフェやレストランなど魅力的な施設の運営等により、公園緑地と水辺空間の多面的活用を

促進し、賑わいの創出と魅力向上に貢献していく。

3．災害対応力の向上

首都直下型地震などの大規模災害への被害対策においては、避難場所や大規模救出救助活

動拠点等としての都立公園の防災機能や、帰宅困難者や救援物資の輸送手段としての防災船

の機能が重要なものとなっている。

また、スーパー台風や豪雨など極端な気象現象が発生する新たなステージにおいては、水害

や土砂災害等に対する公園の防災・減災機能の重要性がますます高まっている。

都立公園の指定管理者として、また水上バスや河川・水辺保全業務の事業者として、これま

で蓄積してきた知識と技術を発揮し、自治体や関係団体とのさらなる連携の拡大を図るとと

もに、地域の人々との実践的な訓練や、防災イベント等を通じた普及啓発活動に積極的に取り

組み、地域に期待される防災リーダーとしての役割を発揮できるよう、地域と共に災害対応力

の向上に取り組んでいく。

4．生態系の保全・育成

公園緑地や水辺空間は、大都市東京に残された貴重な自然環境であり、このような多様な生

きものの生息・生育する豊かな生態系を守り育てることは、当協会に課せられた大きな役割の

ひとつである。

この役割を果たしていくために、当協会が独自に策定している「生物多様性保全戦略」に基

づき、生物多様性に配慮した維持管理の実施や環境教育プログラムの実施等により、広く都民

へ普及・啓発を行うとともに、東京都と連携した水辺再生事業の実施、神代植物公園植物多様

性センターを中心とした希少植物の自生地保全や種苗交換等の交流を大学や研究機関と連携

して推進するなど、生物の多様性の次世代への継承に、積極的に取り組んでいく。

5．経営改革の推進

平成 30年度より 3年間の「経営改革プラン」を策定し、抜本的な経営改革を進めていると

ころであるが、本年度は当改革プランの最終年として、3か年の到達目標の達成に向けて、具

体的な成果の実現に組織一丸となって取り組んでいく。

また、公益事業の原資となる収益事業を着実に進めるなど経営基盤の強化に努めるととも

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に、コンプライアンスの遵守や情報セキュリティの徹底をさらに推進し、透明性の高い法人運

営で社会の信頼に応えていく。

6．東京都政策連携団体としての役割発揮

多くの人々の利益増進に寄与する公益財団法人として、また都庁グループの一員である東

京都政策連携団体として、今後も東京の公園緑地と水辺空間の価値を十分に発揮していくと

ともに、国連で掲げている「持続可能な 2030 年までの開発目標（SDGs）」の実現に向けた取組

等を推進して持続可能な社会の実現に向けて貢献するなど、将来を見据えた事業運営を行い、

社会に期待されている役割を果たしていく。

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４重点事項

事業運営方針の達成のため、以下の事業について重点的に取り組む。

＜公１事業＞

重点事項１

東京 2020 オリンピック・パラリンピックとその後に向けた取組の推進

① 公園のスポーツイベントを通じて誰もがスポーツに親しめる機会を創出し、東京 2020 オリ

ンピック・パラリンピックを迎える。

② 外国語対応や異文化理解、CS 活動を推進し、ソフト、ハードの両面において、国内外から公

園、庭園、霊園を訪れるお客様の満足度を高める。

③ スポーツ・レクリエーション施設の適切な維持管理により快適性を高め、パークビュースポ

ットの創出により景観の向上を図り、東京 2020 オリンピック・パラリンピック後にも都民

が利用しやすい、利用したくなる公園づくりに取り組む。

重点事項２

様々な手法による都民ニーズの把握

① NPO、企業、町内会や自治会等、公園を取り巻く多様な主体が参画する公園連絡協議会等を通

じて、地域の特性やニーズを把握する。

② 顧客満足度調査、イベント開催時のアンケート等を継続実施し、多様な都民ニーズを把握す

る。

重点事項３

都民ニーズに応えるイベント等による魅力的な公園空間の創出

① 公園の多面的活用を促進するため、把握した都民ニーズに基づきイベントの実施やリラック

ススペースの創出を図り、公園の魅力を向上させる。

② これまで培ってきた都民協働の体制やノウハウを活かし、花壇づくりや清掃等の様々なボラ

ンティア活動に参加する機会の提供や支援を充実させ、都民とともに魅力的な公園空間を創

出する。

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重点事項５

公園緑地の維持管理体制の強化

① 公園緑地の安全・安心を確保するとともに、その機能を最大限に発揮するため、樹木医や樹

木点検員による樹木の点検・診断と、台風等の気象災害を想定した処置、予防保全的観点か

らの遊具や園路等施設の点検・補修など計画的な維持管理を進める。

② 自然災害時の迅速な安全確保と機能復旧のため、気象情報の把握と事前の対応、ハザードマ

ップに基づく訓練により円滑・迅速に対応できる体制の強化を図る。

③ 維持管理レベルの向上のため、研修や共同作業による造園技術者・技能者の育成等に引き続

き取り組む。

重点事項４

災害対応力向上への取組

① 発災時に大規模救出救助活動拠点や避難場所としての機能を最大限に発揮できるよう、独自

の「震災対応マニュアル」に基づく全社的な防災訓練を実施し、組織の防災対応力を向上さ

せる。

② 発災時に円滑な避難場所の運営ができるよう、東京都とともに地元自治体と協議し、訓練な

ど具体的な取組を進めていく。

③ 防災イベントの開催等により、防災公園の役割や「自助」「共助」の普及を図る。

④ 「自助」「共助」の主体となる町会（消防団を含む。）や企業等と連携した防災訓練を実施し、

地域の防災対応力の向上を図る。

⑤ 東京 2020 オリンピック・パラリンピックの開催を迎え、外国人等の災害時要配慮者対応を

盛り込んだ訓練の実施等の防災対策に取り組む。

重点事項６

生態系の保全・育成に向けた取組

①「生物多様性保全戦略」に基づき、生物多様性に配慮した維持管理や環境教育プログラム等

を実施する。

② 植物多様性センターを中心に、大学や研究機関と連携した希少植物の自生地保全や種苗交換

等の交流を推進するとともに、植物多様性の次世代への継承に積極的に取り組む。

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重点事項８（文化財庭園）

文化財庭園の価値を高める維持管理と世界への魅力発信

① 魅力的な文化財庭園の環境維持と様々なプログラムを提供する。

② 文化財庭園の「保存管理計画書（保存活用計画）」に基づき、作庭意図の尊重や庭園技術・技

能の継承を踏まえた質の高い維持管理を行う。

③ Web サイトや外国人向け広報媒体、観光案内所等を通して多言語での情報提供を推進し、文

化財庭園から和の文化の魅力を発信する。

④ 入園料の支払いについて、電子マネー、クレジットカードに加え、新たに QR コードを導入

することで、キャッシュレス対応を推進する。

重点事項７（神代植物公園）

神代植物公園の魅力発信

① 充実した植物コレクションを資源に、神代植物公園ならではの植物展示、イベントやガイド

の実施により、植物公園としての魅力を高める。

② 新たな利用者の獲得のため、神代植物公園施設の多面的活用を検討する。

③ パブリシティー獲得や関連団体との広報連携等の強化により、多様な媒体による情報発信を

実施する。

④「世界一の東京にふさわしい植物公園」として江戸園芸文化の保存・継承と植物多様性を次

世代に伝える。

⑤ 入園料の支払いについて、新たに電子マネー、クレジットカード、QR コードを導入すること

で、キャッシュレス対応を推進する。

重点事項９（霊園・葬儀所）

霊園・葬儀所の公平・公正な運営と使用者の心情に寄り添った対応

① 都の施策に基づいた適正な事業執行を継続するとともに、新規使用者募集業務を着実に実施

する。

② 都民が安心して各種手続きを行えるよう、法令遵守、個人情報保護、公金管理の重要性を、

研修等により組織として共有し、公平・公正・正確な対応を徹底する。

③ 霊園の豊かな緑と人文資源としての価値を保全し、静謐な環境を維持しながら、都民の憩い

の空間としての活用に取り組む。

④ 瑞江葬儀所において、火葬業務を着実に実施し、ご遺族の心情に寄り添った対応を行う。

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＜公２事業＞

重点事項１２

都市緑化の推進

① 募金活動や広報誌 Web サイト等により東京都都市緑化基金の PR を行う。

② 都市緑化の推進のため、東京都都市緑化基金による病院等の公共性の高い施設等に対する緑

化助成及びボランティア団体や学校における花壇づくり等の活動支援を実施する。

③ 地域における緑の担い手となる「まちなか緑化士」等の緑化普及の推進リーダー等を育成す

る。

重点事項１０（公益）

公園緑地と水辺空間の価値の発信や都民協働の推進

① 公園緑地や水辺空間の価値や魅力を発信するとともに、更なる魅力向上や価値の向上を図

り、利用を促進する。

② ボランティア等都民協働の推進を図るとともに、市民・企業・団体等と連携した緑化推進や

おもてなし機運の醸成を行う。

③ 緑と水の市民カレッジの全体テーマを「東京の緑と水の歴史・文化・未来」、年間テーマを

「オリンピック・パラリンピックを契機とし、スポーツとおもてなしの視点で東京の公園と

緑を発信」、「創建 100 年を迎える明治神宮の造園的価値を発信」とし、テーマに基づいた

講座運営や出版事業を実施する。また資料収集、保存についてもテーマに基づいて実施し、

アーカイブスの機能の充実を図る。

重点事項１１（技術）

都の行政補完機能の更なる発揮

生態系の回復や水質の改善等、環境改善を図るため、都立公園池水質改善事業（かいぼり）を

実施する。

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＜公３事業＞

重点事項１３

水上バスによる安全・安心の確保と魅力的な船旅の提供

① 発災時に水上バスが救援隊、医療スタッフ、帰宅困難者や救援物資等の輸送を担えるよう、

船体や機関を常時良好な状態に保つとともに、より実践的な防災訓練を実施して、防災船と

しての災害対応力を強化する。

② 水上バスの安全管理体制における PDCA サイクルの構築を更に推進し、お客様の安全・安心

を確保する。

③ 東京 2020 オリンピック・パラリンピックの開催に向けて、利用者のニーズを鋭敏に捉え、

多言語に対応した券売機導入やホームページ等、旅客サービスを向上し、国内外からのお客

様に魅力的な船旅を提供する。

重点事項１４

東京の水辺における舟運の活性化

舟運を活かした東京の水辺空間の魅力向上を図るため、東京都や関係区と連携し、防災船着

場における一般船舶の平常時利用を更に推進していき、舟運の活性化と災害復旧の拠点とな

る防災船着場の利用拡大に貢献する。

重点事項１５

地域住民・企業等と連携した水辺の魅力向上の推進と賑わいの創出

① ホームページや SNS の更なる活用等により、水辺の魅力を幅広く情報発信する。

② 花守さんの支援・育成により隅田川の水辺環境を向上させる。

③ 地域・企業と連携した水辺を活かしたイベントや講座等を実施する。

④ 河川施設の役割や効果を PR するため、調節池見学会を実施する。

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＜収益事業＞

重点事項１７

収益力強化とお客様サービスの更なる向上

① 環境の変化に的確に対応し、インバウンド対応も含む社会の要請や都民ニーズを鋭敏に捉

え、公園の多面的活用の促進を見据えた民間企業等との連携・協働の拡大や魅力的な公園施

設の企画運営などを通して公益事業の原資となる営業収益の確保を図る。

② 社会の要請や都民ニーズに合わせ、収益施設のハード・ソフト両面からの運営改善を推進す

るとともに、季節や公園特性に応じたオリジナル商品の開発や季節感あふれる販売行事の開

催等により、お客様サービスの向上を目指す。

重点事項１６

土砂災害や地震・洪水から都民の命を守る河川事業の支援

① 土砂災害防止法に基づく土砂災害警戒区域等の指定支援を実施する。

② 河川の護岸・堤防等の整備工事及び水門・排水機場等の耐震補強工事の監督業務を実施する。

③ 調節池など河川管理施設が常時円滑に運用できるよう確実に維持管理をする。

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５事業計画総括表

（単位：千円）

公益収益

区分事業区分事業明細事業規模

公益目的事業

（１）公１事業ア普及・都民交流事業 222,490

イ総合カレッジ事業 91,514

ウサポーター基金事業 34,690

エ公園運営事業 6,514,229

オ庭園運営事業 1,351,726

カ霊園・葬儀所運営事業 2,022,712

共通経費 1,112,780

公１事業計 11,350,141

（２）公２事業ア緑化助成 19,250

イ緑化普及 22,101

共通経費 1,009

公２事業計 42,360

（３）公３事業ア水辺魅力アップ事業 33,862

イ水上バス活用事業 250,235

ウ河川・水辺保全業務 1,366,715

共通経費 160,714

公３事業計 1,811,526

公益目的事業合計 13,204,027

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※『事業規模』：公益目的事業は「事業費」、収益事業は「事業収益」を記載 ※『普及・都民交流事業』及び『公園運営事業』：「調査研究事業」を含む

公益収益

区分事業区分事業明細事業規模

収益事業

（１）公園収益事業ア常設売店 1,498,000

イ飲食店 121,000

ウ自動販売機 202,000

エその他売店 1,047,000

オスポーツランド 71,000

カボート場 130,500

キパークトレイン 22,500

ク駐車場 1,763,000

ケその他公園収益 54,973

公園収益事業計 4,909,973

（２）水辺収益事業ア水辺駐車場 70,000

イその他水辺収益 5,000

水辺収益事業計 75,000

収益事業合計 4,984,973

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６正味財産増減の概要

項目金額

一般正味財産の部

事業会計

公益目的

経常収益 11,992,045

経常費用 13,204,027

当期経常増減額 △ 1,211,982

当期経常外増減額 0

他会計振替額 390,118

税引前当期一般正味財産増減額 △ 821,864

等

会

計

収益事業

経常収益 4,985,527

経常費用 4,757,820

当期経常増減額 227,707


他会計振替額 △ 421,018

税引前当期一般正味財産増減額 △ 193,311

法人会計

経常収益 0

経常費用 30,900

当期経常増減額 △ 30,900


他会計振替額 30,900

税引前当期一般正味財産増減額 0

合計

経常収益 16,977,572

経常費用 17,992,747

当期経常増減額 △ 1,015,175


他会計振替額 0

税引前当期一般正味財産増減額 △ 1,015,175

法人税等 600

法人税等調整額 1,450

当期一般正味財産増減額 △ 1,017,225

一般正味財産期首残高 4,685,401

一般正味財産期末残高 3,668,176

財産の部

指定正味

当期指定正味財産増減額

指定正味財産期首残高

指定正味財産期末残高

12,435

2,918,526

2,930,961

正味財産期末残高 6,599,137

※ 金額は千円未満を切捨てで表示


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７協会の組織

（１）協会の機構

協会の機構は、3つの法定機関と3つの任意機関で構成し、その組織及び任務は次のとおりで

ある。

【法定機関】

ア評議員会

すべての評議員をもって構成し、理事及び監事の選・解任、常勤理事の報酬の総額、貸借対

照表及び正味財産増減計算書の承認のほか、法令や定款で定められた事項を決議する。

イ理事会

すべての理事をもって構成し、業務執行の決定、理事の職務の監督、代表理事・業務執行理

事の選定・解職、事業計画及び収支予算の承認のほか、法令や定款で定められた職務を行う。

理事長（1名）代表理事であり、業務を執行する。

専務理事（1名）必要がある場合に設置する。協会の代表理事であり、業務を執行する。

常務理事（2名） 1人を代表理事、1人を業務執行理事とし、業務を執行する。ただし、

専務理事を設置しているときは、2人を業務執行理事とする。

理事理事会を構成し、職務を執行する。

ウ監事

協会の業務及び財産の状況、並びに理事の職務の執行を監査し、監査報告書を作成する。必

要がある場合は評議員会・理事会で報告する。

【任意機関】

エ評議員選定委員会

評議員選定委員で構成し、評議員を選・解任する。

オ東京都都市緑化基金運用委員会

理事長、専務理事、常務理事、理事及び事務局長のほか、都市緑化に関する学識経験を有す

る者により構成し、東京都都市緑化基金に関して、円滑な運用に関する計画案を策定して理事

会に提出し、業務の適正を確保するため必要な事項について理事会に参考意見を提出する。並

びにその他理事会の諮問に対し答申する。

カ名誉顧問

必要がある場合に設置する。理事長の諮問にこたえる。

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（２）事務局組織　（３部１１課１事務局６園３管理事務所）

総務部総務課庶務係情報システム係

経営改革担当課長お客様係企画係

人事担当課長人事給与係給与福利担当係長研修担当係長

財務課財務係予算担当係長経理係

安全担当部長

水辺事業部調整課調整係施設係施設管理担当係長水辺公益係暫定係留管理所扇橋閘門管理所

水辺ライン課管理係水辺ライン係発着場イベント便担当係長運航係

運航管理担当課長防災船着場担当係長

河川事業支援課土砂災害係土砂災害担当係長土砂災害担当係長土砂災害担当係長土砂災害担当係長工事監督係工事監督担当係長

公園事業部事業管理課管理係

事業開発担当課長事業企画係事業推進係

防災担当課長パートナーシップ係防災担当部長エリア担当係長（都市部南部担当）

維持管理担当課長エリア担当係長（都市部北部担当）エリア担当係長（多摩丘陵担当）自然公園担当係長

都市部南部エリア担当課長エリア担当係長（防災区部西担当）エリア担当係長（防災区部東担当）

都市部北部エリア担当課長エリア担当係長（防災多摩部担当）防災担当係長

多摩丘陵エリア担当課長検収指導係維持係

防災区部西エリア担当課長樹木健全担当係長技術管理担当部長エリア技術担当係長（都市部南部担当）

防災区部東エリア担当課長エリア技術担当係長（都市部北部担当）エリア技術担当係長（多摩丘陵担当）

防災多摩部エリア担当課長エリア技術担当係長（防災区部西担当）エリア技術担当係長（防災区部東担当）エリア技術担当係長（防災多摩部担当）

公益事業推進課計画係緑の基金担当係長都民協働係

緑と水の市民カレッジ教育調査係事務局広報普及係

技術管理課技術支援係研究開発係受託事業係

営業課営業企画係食品衛生担当係長商品開発係営業推進係駐車場担当係長

文化財庭園課文化財庭園係庭園維持係ユニークべニュー担当係長

霊園課管理係技術担当係長徴収係貸付係徴収担当係長

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（「都市部の公園・南部」グループ）芝公園サービスセンター青山公園サービスセンター林試の森公園サービスセンター蘆花恒春園サービスセンター祖師谷公園サービスセンター

（「都市部の公園・北部」グループ）戸山公園サービスセンター善福寺公園サービスセンター

高井戸公園サービスセンター浮間公園サービスセンター赤塚公園サービスセンター石神井公園サービスセンター大泉中央公園サービスセンター

（「多摩丘陵」グループ）小山田緑地サービスセンター小山内裏公園サービスセンター桜ヶ丘公園サービスセンター

小峰公園ビジターセンター八丈植物公園ビジターセンター小笠原ビジターセンター・

大神山公園サービスセンター（「防災公園」グループ）砧公園サービスセンター駒沢オリンピック公園サービスセンター善福寺川緑地サービスセンター和田堀公園城北中央公園サービスセンター光が丘公園サービスセンター

（「防災公園」グループ）東白鬚公園サービスセンター汐入公園サービスセンター舎人公園サービスセンター水元公園サービスセンター技術担当係長篠崎公園サービスセンター

（「防災公園」グループ）武蔵野中央公園サービスセンター府中の森公園サービスセンター武蔵野の森公園サービスセンター東村山中央公園サービスセンター東大和南公園サービスセンター秋留台公園サービスセンター

（「都市部の公園・南部」グループ）日比谷公園副園長

（「防災公園」グループ）代々木公園副園長

木場公園副園長

葛西臨海公園副園長葛西海浜公園サービスセンター

小金井公園副園長

（「神代植物公園」）管理係神代植物公園広報普及担当係長

技術係園芸係植物多様性センター

（上野恩賜公園）（夢の島公園）（大島小松川公園）（潮風公園）（東綾瀬公園）（中川公園）（宇喜田公園）（井の頭恩賜公園）（武蔵野公園）（野川公園）（武蔵国分寺公園）

浜離宮恩賜庭園サービスセンター旧芝離宮恩賜庭園サービスセンター小石川後楽園サービスセンター六義園サービスセンター向島百花園サービスセンター清澄庭園サービスセンター旧古河庭園サービスセンター旧岩崎邸庭園サービスセンター殿ヶ谷戸庭園サービスセンター

雑司ケ谷霊園管理事務所管理係業務係青山霊園管理所谷中霊園管理所染井霊園管理所八柱霊園管理所技術担当係長

多磨霊園管理事務所管理係技術係八王子霊園管理所技術担当係長小平霊園管理所技術担当係長

瑞江葬儀所管理事務所管理係技術係

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（３）職員数（令和 2 年 4 月 1 日付配置数）

（単位：人）

所属

協会固有都派遣

合計職員契約職員

非常勤

契約職員計職員計

総務部 24 13 0 37 4 4 41

水辺事業部 8 50 0 58 5 5 63

公園事業部 174 280 92 546 54 54 600

計 206 343 92 641 63 63 704

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第 2 事業計画内容

1 公益目的事業

（１）公１事業都市緑化及び公園緑地等に関する普及啓発、利用促進及び防災機能の強化

ア普及・都民交流事業

公園緑地は、都市の環境改善、防災、良好な都市景観の形成の上で重要な役割を担ってい

る。またスポーツ・レクリエーションの場、地域のコミュニティ形成の場として大切な都市

生活の拠点となっている。

近年、公園緑地に対する都民ニーズは益々多様化し、様々な活動の場としての期待がより

高まってきている。

本事業では、積極的に活動する都民・企業・NPO 等と連携を図りながら、多くの都民が参

加できる多様なプログラムの提供や都民協働の推進を図る。

また、東京 2020 オリンピック・パラリンピックを迎え、江戸、明治から受け継がれてき

た独自の公園･庭園文化や歴史･文化資源を掘り起こすとともに、東京に残された貴重な緑

と水の魅力を国内外に広く発信し、利用の促進を図る。

項目内容（表中の丸数字は重点事項 P6～11 に対応）

重点事項 10（公益）

公園緑地と水辺空間

の価値の発信や都民

協働の推進

① 公園緑地や水辺空間の価値や魅力を発信するとともに、更なる魅

力アップや価値の向上を図り、利用を促進する。

・地域や公園緑地等に関わる団体と協力し、18 回目となる日比谷

公園ガーデニングショー2020 の事務局を運営

・都民や東京を訪れる方に、広く東京の庭園の魅力を知っていた

だくため、都立・国公立・民間等の庭園により設立された「東京

の日本庭園おもてなし協議会」を東京都と協力して運営

・公園の運営等について関係団体との情報交換会等を実施

・緑と水の発展・振興を図るため、公園緑地等に係る団体への協

力

・民間事業者が設置・運営するレストランを災害時に転用し、徒

歩帰宅者や地域住民への支援の実施（駒沢オリンピック）

・子どもたちや家族で楽しめる自転車の貸出（駒沢オリンピック・

代々木・小金井）

・親子で楽しめるキッズスペースや、飲食可能な休憩スペースの

運営（木場ミドリアム内）

・上野恩賜公園を始めとする東京を代表する公園において、水上

花壇・ハンギングバスケット等による修景など、公園の魅力ア

ップを図る事業の実施

・都立公園及び区市町村の公園の整備・管理等に関連した記事、

技術紹介を扱う専門誌「都市公園」を発行し、令和 2 年度の緑

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- 20 -

と水の市民カレッジのテーマである「オリンピック・パラリン

ピックを契機とし、スポーツとおもてなしの視点で東京の公園

と緑を発信」「創建 100 年を迎える明治神宮の造園的価値を発

信」にちなんだ特集を企画するほか、時宜にかなった情報を提

供（市民カレッジ）

・平成の公園史や花のカレンダーをはじめとした緑と水の普及啓

発に関わる出版物の企画・発行（市民カレッジ）

・ホームページ「公園へ行こう！」や SNS 等で公園・庭園等のき

め細やかな情報の提供

・イベントはもとより、公園・庭園の花や動物等、自然情報のタ

イムリーなリリースの拡充、マスコミ掲載の促進

・国内外観光客を文化財庭園や水上バスに誘致するため多言語の

パンフレット（ウェルカムチケット）及びハンディガイドの配

布

② ボランティア等都民協働の推進を図るとともに、市民・企業・団体

等と連携した緑化推進やおもてなし機運の醸成を行う。

・協働のコーディネーターとなる職員を育成する研修の実施

・ボランティア活動の報告・PR の機会の提供

・ボランティア団体等の都立公園等における活動支援のため、活

動費の一部を助成金として交付

・ボランティアのためのスキルアップ講習を開催

・ホームページにおける協働の情報提供及び活動紹介

・市民、企業、教育機関等がボランティア活動に参加できる機会

の紹介

・東京 2020 オリンピック・パラリンピックのライブサイトやパブ

リックビューイング会場となる公園でのおもてなしガーデンエ

リアの設置

・東京都総合防災部との協定に基づく管理許可施設における一時

滞在施設の運営（上野グリーンサロン、緑と水の市民カレッジ、

日比谷 SPORTS STATION & CAFE）

・「東京パークフレンド（東京都公園協会友の会）」の運営

- 20 -

- 21 -

イ総合カレッジ事業

みどりが人々にもたらす影響は大きく、多くの役割を担っており、その価値は計り知れな

い。緑と水の市民カレッジは「東京の緑と水の歴史・文化・未来」をテーマに様々な事業を

展開する。

東京 2020 オリンピック・パラリンピックを迎え、東京グリーンアーカイブスに蓄積され

た様々な資料等を活用し、スポーツとおもてなしの視点で東京の公園と緑を発信する。ま

た、明治神宮をはじめとする、造園や緑の歴史的価値を広める。

2019 年度にはカレッジ 2階に SPORTS STATION Hibiya Park が開設され施設の新たな活

用が始まった。そのような環境の中でカレッジ建物の多面的な活用に対して柔軟な対応に

努めるとともに、カレッジ事業の推進を志す。


重点事項 10（公益）

公園緑地と水辺空間

の価値の発信や都民

協働の推進

③ 緑と水の市民カレッジの全体テーマを「東京の緑と水の歴史・文

化・未来」、年間テーマを「オリンピック・パラリンピックを契機

とし、スポーツとおもてなしの視点で、東京の公園と緑を発信」「創

建 100 年を迎える明治神宮の造園的価値を発信」とし、テーマに基

づいた講座運営や出版事業を実施する。また資料収集、保存につい

てもテーマに基づいて実施し、アーカイブスの機能の充実を図る。

・東京の緑と水に焦点を当てた多岐にわたる講座の開講を通じ、

公園緑地と水辺空間の魅力を発信する。

・緑と水の啓発に資する展示を行う。

・緑の専門図書館「東京グリーンアーカイブス」の運営（緑と水

に関する図書・資料等の収集、整理、収蔵、図面等のデジタル

化、レファレンス業務など）

・創建 100 年を迎える明治神宮について、関係機関と連携した講

座・出版事業などの実施

・公園緑地に関する貴重な所蔵資料の調査研究、成果の外部発信

の実施

・他の専門図書館等の情報収集や関係機関との連携

・ボランティア情報の収集・整理・発信、研修・交流室の運営

・緑化活動や公園・庭園に関する調査・研究活動に取り組む個人・

団体に対する顕彰の機会としての「東京都公園協会賞」の実施

・緑と水に関する活動成果の発表の場を提供する「パークスギャ

ラリー上野」の運営

・アシックス社と連携した「SPORTS STATION Hibiya Park」の運

営

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- 22 -

ウサポーター基金事業

都立公園や庭園を支援する個人・企業等からの資金を有効に活用し、都立公園や庭園の魅

力アップと活性化を促進する。


重点事項10（公益）

公園緑地と水辺空間の

価値の発信や都民協働

の推進

① 公園緑地や水辺空間の価値や魅力を発信するとともに、更なる魅

力アップや価値の向上を図り、利用を促進する。

・都立公園等において、展示やイベント、コンサート等、その魅

力を感じ、楽しむ機会を提供できる公園魅力アップ事業の実施

・都立公園等の防災機能の強化に寄与する、自助力・共助力向上

事業の実施

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- 23 -

エ公園運営事業

公園緑地の利活用を通じて、都民生活に安らぎとゆとりを提供するため、快適性の向上、

質の高いお客様サービスの充実を図るとともに、公益事業や収益事業と連携して公園の多面

的活用を促進し、それぞれの公園の特性や役割に応じて多様なニーズに柔軟に応えていく。

また、本年の東京 2020 オリンピック・パラリンピックの開催に向けて、会場となる公園

においては東京都と着実な連携を進めるとともに、誰もが参加できるスポーツ・文化プログ

ラムの推進や、多言語化の促進や日本文化の発信によるインバウンド対応等のさらなる充実

を図っていく。

さらに、首都直下型地震等の大規模災害にも対応できるよう、防災公園グループを中心に、

すべての公園において震災対応訓練を実施する等、発災時に求められる公園の役割を最大限

に発揮するよう管理運営に取り組む。また、都や地元行政機関、近隣住民と緊密な協力関係

を築き、合同での防災訓練等を通じて、発災時の連携強化を進めることで、公園の防災対応

力を強化し、安全・安心の確保に努める。

ⅰ 防災公園・葛西海浜公園

○対象

防災公園グループ木場公園等 21 公園、葛西海浜公園（P50 記載）

○運営の基本的な考え方

防災公園グループの公園は、震災時には防災活動拠点として、平常時には東京を代表

する大規模公園として機能する公園である。そのため、「人々の命を守る『東京のシン

ボルパーク』」として位置づけ、管理運営を行う。

組織的な防災対応力向上の取組や、関係各機関・地域住民との連携訓練の実施と参加

団体の拡大等、地域の防災拠点としての公園機能をさらに高める管理運営を進める。

また、東京 2020 オリンピック・パラリンピックの開催年であることから、ソフト、

ハードの両面において、国内外のお客様の満足度を高め、東京 2020 オリンピック・パ

ラリンピック後も多数の利用者がスポーツに親しめる機会を創出する。

さらに、引き続き利用者等のニーズの把握に努め、それらのニーズに応える多様なイ

ベントの開催や、風格ある景観の創出等の取組により、東京のシンボルパークとして、

より一層魅力的な公園空間の整備を推進する。


重点事項 1

東京 2020 オリンピッ

ク・パラリンピック

とその後に向けた取

組の推進

① 公園のスポーツイベントを通じて誰もがスポーツに親しめる機会

を創出し、東京 2020 オリンピック・パラリンピックを迎える。

・都民ニーズに応える多種多様なスポーツイベントの開催

・ユニバーサルスポーツ等誰もが親しめるスポーツイベントの開

催（舎人、東大和南、秋留台）

・キャッチボール用具の貸出（城北中央）

② 外国語対応や異文化理解、CS 活動を推進し、ソフト、ハードの両

面において、国内外から公園、庭園、霊園を訪れるお客様の満足度

を高める。

- 23 -

・ウェルカムサービスセンターとして、サービスセンター内外周

辺のディスプレイの改善及び多様な情報発信の充実

・案内板、周知看板等の多言語化対応及び美化の推進

・インバウンド研修、おもてなし研修等の積極的な開催（木場、

駒沢オリンピック、代々木、水元、武蔵野の森、小金井）

・世界から訪れる人々を華やかに迎える「おもてなし花壇」の充

実（全公園）

・真夏の開催を考慮して、緑のカーテンやミスト、打ち水などに

より和の涼しさを演出（武蔵野の森、小金井、府中の森）

・会場として利用された公園では、競技に関連したイベントの実

施や関連品の展示などにより感動を伝える（武蔵野の森）

③ スポーツ・レクリエーション施設の適切な維持管理により快適性を

高め、パークビュースポットの創出により景観の向上を図り、東京

2020 オリンピック・パラリンピック後にも都民が利用しやすい、

利用したくなる公園づくりに取り組む。

・スポーツ施設の定期的な維持管理

・各公園から選抜された維持職員の共同作業等によるパークビュ

ースポットの景観向上

重点事項 2

様々な手法による都

民ニーズの把握

① NPO、企業、町内会や自治体等、公園を取り巻く多様な主体が参画

する公園連絡協議会等を通じて、地域の特性やニーズを把握する。

② 顧客満足度調査、イベント開催時のアンケート等を継続実施し、多

様な都民ニーズを把握する。

重点事項 3

都民ニーズに応える

イベント等による魅

力的な公園空間の創

出

① 公園の多面的活用を促進するため、把握した都民ニーズに基づきイ

ベントの実施やリラックススペースの創出を図り、公園の魅力を向

上させる。

・公園を核とした地域交流等により、地域と一体となり、地域の

活性化に繋がるイベントの開催（木場、駒沢オリンピック、汐

入、城北中央、舎人、篠崎、葛西臨海、東大和南）

・子育て世代が親子で楽しめるイベントの開催（光が丘）

・大規模花壇のさらなる充実を図り、ミドリアムから木場大橋前

一体エリアの賑わい創出機能を強化（木場）

・大規模花壇において四季折々の花に親しむイベントの開催（葛

西臨海）

・海水浴体験の実施（葛西海浜）

・地域の様々な主体と連携し、世代を超えて家族で楽しめるイベ

ントの開催（武蔵野の森）

② これまで培ってきた都民協働の体制やノウハウを活かし、花壇づく

りや清掃等の様々なボランティア活動に参加する機会の提供や支

援を充実させ、都民とともに魅力的な公園空間を創出する。

・花を活かした魅力アップを都民協働により実施

重点事項 4

災害対応力向上への

① 発災時に大規模救出救助活動拠点や避難場所としての機能を最大

限に発揮できるよう、独自の「震災対応マニュアル」に基づく全社

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- 25 -

取組的な防災訓練を実施し、組織の防災対応力を向上させる。

② 発災時に円滑な避難場所の運営ができるよう、東京都とともに地元

自治体と協議し、訓練など具体的な取組を進めていく。

・都総合防災訓練への参加、都との連携（全公園）

・防災普及啓発イベントの開催や防災公園ホームページ等による

情報発信（全公園）

③ 防災イベントの開催等により、防災公園の役割や「自助」「共助」

の普及を図る。

④ 「自助」「共助」の主体となる町会（消防団を含む。）や企業等と連

携した防災訓練を実施し、地域の防災対応力の向上を図る。

⑤ 東京 2020 オリンピック・パラリンピックの開催を迎え、外国人等

の災害時要配慮者対応を盛り込んだ訓練の実施等の防災対策に取

り組む。

重点事項 5

公園緑地の維持管理

体制の強化

① 公園緑地の安全・安心を確保するとともに、その機能を最大限に発

揮するため、樹木医や樹木点検員による樹木の点検・診断と、台風

等の気象災害を想定した処置、予防保全的観点からの遊具や園路等

施設の点検・補修など計画的な維持管理を進める。

② 自然災害時の迅速な安全確保と機能復旧のため、気象情報の把握と

事前の対応、ハザードマップに基づく訓練により円滑・迅速に対応

できる体制の強化を図る。

③ 維持管理レベルの向上のため、研修や共同作業による造園技術者・

技能者の育成等に引き続き取り組む。

重点事項 6

生態系の保全・育成

に向けた取組

① 「生物多様性保全戦略」に基づき、生物多様性に配慮した維持管理

や環境教育プログラム等を実施する。

・昆虫原っぱ等多様な生物が生息する空間を守り育てる維持管

理の実施

・公園が有する希少動植物の保護育成

・生物と公園利用者の出会いの場となるバードサンクチュアリ

の良好な維持管理

・豊かな樹林等公園の自然資源を感じ、生物多様性を知り、親し

み、その魅力の普及啓発効果を高められる自然観察会等の実施

・かいぼり実施後の湿地環境を動態的に管理し、希少種の保全を

継続（水元）

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- 26 -

都市部の公園・南部

○対象

都市部の公園・南部グループ日比谷公園等 6公園 1施設（P50 記載）


南部グループの公園は、日本の首都・東京の都心部に位置し、個性的な歴史と特徴的

な文化を有し、周辺地域や利用者とのつながりを深めてきた公園群である。都心におけ

る緑のネットワークの拠点を形成し、近隣住民や働く人、海外からの観光客等多様な

人々の憩いの場となっている。各々の公園が持つ魅力や歴史的・文化的資産を「レガシ

ー」と捉え、『歴史・文化・時代をつなぐレガシーパークの創造』を基本理念とした運

営管理を行う。

日比谷公園大音楽堂については、大星ビル管理株式会社及び株式会社共立とのJV（共

同企業体）により、日比谷公園と一体となった効果的・効率的な運用を実施する。


重点事項 1

東京 2020 オリンピ

ック・パラリンピッ

クとその後に向けた

取組の推進

① 公園のスポーツイベントを通じて誰もがスポーツに親しめる機会を

創出し、東京 2020 オリンピック・パラリンピックを迎える。

・都心のみどりを巡るウォーキングイベント等の開催（芝、青山）

・スポーツ業者や関連団体等と連携したスポーツプログラムの開

催（日比谷・祖師谷）

② 外国語対応や異文化理解、CS 活動を推進し、ソフト、ハードの両面

において、国内外から公園、庭園、霊園を訪れるお客様の満足度を

高める。

・おもてなし研修、CS 研修の積極的な受講と CS 活動の推進

・園内マップ等配布物の多言語化対応およびホームページ掲載に

よる情報発信強化（日比谷・芝）

・日比谷公園に華やかなウェルカムゲートや、ユリを主題とした

空間を創出、芝公園には「おもてなしの庭」を設置し、東京 2020

オリンピック・パラリンピック開催の雰囲気を盛り上げる。

・案内板、周知看板等の多言語化対応及び美化の推進



2020 オリンピック・パラリンピック後にも都民が利用しやすい、利

用したくなる公園づくりに取り組む。

・スポーツ施設の定期的な維持管理（日比谷・芝・祖師谷）

・東京 2020 オリンピック・パラリンピックなどの大規模イベント

開催に向け、警察や地域と連携したテロ対策訓練の実施（日比

谷・芝・青山）

・各公園を代表する景観パークビュースポットの選定ときめ細か

い植栽管理・施設管理等による景観向上、都市の風格向上の実

現

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- 27 -

重点事項 2



① NPO、企業、町内会、自治体等、公園を取り巻く多様な主体が参画す

る公園連絡協議会等を通じて、地域の特性やニーズを把握する。

・公園に関わる多様な主体から公園の利活用や維持管理について

広く意見収集し管理運営に反映していくパークミーティングを

開催

② 顧客満足度調査等、イベント開催時のアンケート等を継続実施し、

多様な都民ニーズを把握する。

・顧客満足度調査、アンケートを実施し、利用者ニーズの把握

重点事項 3




出



上させる。

・林試の森フェスタ、アウトドアクッキング教室の実施（林試の

森）

・東京都観光菊花大会開催による日本の伝統文化の発信（日比谷）

・日比谷アカリテラスの開催（日比谷）

・日比谷公園大江戸まつりの開催（日比谷）

・「HIBIYA shibafu de Cafe」の開催（日比谷）

・「日比谷音楽祭」の開催（日比谷）

・星空観望会の開催（日比谷・芝）

・長岡安平サミットの開催（芝）

・青山公園開園 50 周年記念事業（青山）




・ NEC と連携した生物多様性花壇づくりの推進（芝）

・歴史文化遺産を伝える新たなガイドボランティアの育成（蘆花

恒春園）

・専属ガーデナーとボランティア等との連携による魅力的な花づ

くりの推進

・コミュニケーションボードによる地域の情報発信基地としての

機能強化（林試の森・蘆花恒春園・祖師谷）

・ボランティアや企業・団体との協働による清掃活動の実施


重点事項 4


取組



的な防災訓練を実施し、組織の防災対応力を向上させる。

・規模や時間帯等の様々な発災想定に対応した全社的な防災訓練

の実施

・防災無線訓練の定期的な実施

③ 防災イベントの開催等により、防災公園の役割や「自助」「共助」の

普及を図る。

・地域の防災意識向上のための地域との協働による防災イベント

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- 28 -

の実施（青山・祖師谷）

④ 「自助」「共助」の主体となる町会（消防団を含む）や企業等と連携

した防災訓練を実施し、地域の防災対応力の向上を図る。

・地域や消防署等との防災訓練を実施し、地域防災力の向上・強

化

・丸の内地区企業防災隣組への参画による防災力の向上（日比谷）

⑤ 東京 2020 オリンピック・パラリンピック等の開催を迎え外国人等


り組む。

・近隣の避難所等を掲載した英語版防災マップの配布（日比谷・

芝・青山）

重点事項 5


体制の強化





・巨樹、名木等を対象とした樹木点検・診断の実施

・芝丸山古墳の維持管理と活用に関するワーキンググループ設置

の実施（芝）




・民間気象会社と連携した局所的気象情報の収集・伝達

・緊急配備体制の構築



・多様な共同作業の実施等による OJT を通じた公園維持業務に必

要な技能の向上

重点事項 6


向けた取組



・植込地管理や高木剪定で発生した枝葉の積極的なチップ化や堆

肥化と再資源化

・自然観察会の開催

② 植物多様性センターを中心に、大学や研究機関と連携した希少植物

の自生地保全、後継種育成や種苗交換等の交流を推進するととも

に、植物多様性の次世代への継承に積極的に取り組む。

・協会版生物多様性保全方針（暫定計画）に基づくモニタリング

の実施（林試の森）

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ⅲ 都市部の公園・北部

○対象

都市部の公園・北部グループ戸山公園等 7公園（P50 記載）


水とみどりで形成される豊かな自然と重厚な歴史資源を持ち、地域に守り支えられな

がら親しまれてきた本グループ公園においては、『水とみどりの宝石箱～地域と共に磨

き、輝く～』を基本理念とし、地域とともに公園の魅力を磨き上げていくことで、そこ

で暮らす人々や地域がいきいきと輝く公園づくりを目指し、管理運営を行う。


重点事項 1




組の推進



・スポーツイベントの開催（戸山、善福寺、浮間、赤塚、大泉中

央）

・キャッチボール用具の貸出（善福寺）



を高める。

・サービスセンターを「街の情報案内拠点」として機能充実

・インクルージョン研修受講等により、多様な利用者への対応力・

接遇を向上

・サービスセンター配布物の多言語化推進

・バリアフリー対応の施設情報など、ユニバーサルサービスの提

供状況を WEB で発信

③ スポーツ・レクリエーション施設の適切な維持管理により快適性

を高め、パークビュースポットの創出により景観の向上を図り、東

京 2020 オリンピック・パラリンピック後にも都民が利用しやすい、


・スポーツ施設の適切な維持管理（浮間、赤塚、石神井、大泉中

央）

・パークビュースポットの植栽や施設の管理、クリーンアップ等

を適切に実施し、その魅力を発信

重点事項 2



① NPO、企業、町内会や自治体等、公園を取り巻く多様な主体が参

画する公園連絡協議会等を通じて、地域の特性やニーズを把握す

る。

・公園に関わる多様な主体から幅広く意見を収集するとともに、

問題解決に向けて、公園連絡協議会等の話し合いの場を設置

・新規開園にあたり、あおぞら会議等を実施し近隣住民のニーズ

を把握、利用者が主役の公園づくりをコーディネート（高井戸）

- 29 -

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② 顧客満足度調査、イベント開催時のアンケート等を継続実施し、

多様な都民ニーズを把握する。

重点事項 3




出

① 公園の多面的活用を促進するため、把握した都民ニーズに基づき

イベントの実施やリラックススペースの創出を図り、公園の魅力

を向上させる。

・箱根山ツツジまつりの開催（戸山）

・地域発掘マーケットの開催（戸山、浮間）

・アートイベントの開催（善福寺、赤塚、大泉中央）

・公園と周辺地域を巡るラリーイベントの開催（善福寺、石神井）

・利用者ニーズに基づく、イベントの改善

② これまで培ってきた都民協働の体制やノウハウを活かし、花壇づ

くりや清掃等の様々なボランティア活動に参加する機会の提供や

支援を充実させ、都民とともに魅力的な公園空間を創出する。

・ボランティアや企業・団体との協働による清掃活動の実施


重点事項 4


取組




・発災想定を変えた全社的な防災訓練の実施

・防災無線訓練の定期的な実施


普及を図る。

・地域の防災意識向上のために地域との協働による防災イベント

を実施（戸山、浮間、赤塚）

・防災トイレの体験会等を通じて、地域連携を推進（高井戸）

④ 「自助」「共助」の主体となる町会（消防団を含む。）や企業等と

連携した防災訓練を実施し、地域の防災対応力の向上を図る。

・町会や学校等との防災訓練を行い、近隣連携関係を維持・強化



り組む。

・外国人留学生・在住外国人を対象とした防災訓練等を行い、普

及啓発を実施（戸山）

重点事項 5


体制の強化





・計画的な樹木点検の実施と、点検結果に基づく速やかなハザー

ド除去の推進

・安全・安心の観点から園内施設の点検や補修を実施

・ハザードマップの作成（高井戸）

- 30 -

- 31 -

② 自然災害時の迅速な安全確保と機能復旧のため、気象情報の把握

と事前の対応、ハザードマップに基づく訓練により円滑・迅速に

対応できる体制の強化を図る。

・非常時・発災時に備えた協会内外の連携体制の維持

・自然災害時において、早期に安全確保を図るため、巡回点検及

び緊急時対応の確実な遂行



・研修や講習等を活用し、各職員の技能と安全意識の向上

重点事項 6

生態系の保全・育成に

向けた取組

① 「生物多様性保全戦略」に基づき、生物多様性に配慮した維持管

理や環境教育プログラム等を実施する。

・バードサンクチュアリ、エコパッチ、ちょうの里等において、

各保護区域の特性に配慮した維持管理を実施（善福寺、浮間、

赤塚、石神井、大泉中央）

・外来生物の防除、固有種の保護を推進（善福寺、浮間、石神井、

大泉中央）

・自然観察会の開催

・協働による野草自生地保全活動（善福寺、赤塚）

- 31 -

- 32 -

ⅳ 神代植物公園

○対象

神代植物公園（P51 記載）


神代植物公園は、東京都を代表する植物公園であり、植物保有数からも日本有数の植

物公園である。開園以来の『楽しみながら学べる植物園』を継承・発展させ、「世界に

魅力を発信する植物園～『世界一の都市・東京』にふさわしい植物園として、江戸園芸

文化と植物多様性を次世代に伝える」を基本理念に、事業を展開し管理運営を行う。


重点事項 7（神代植物

公園）

神代植物公園の魅力

発信

① 充実した植物コレクションを資源に、神代植物公園ならではの植物

展示、イベントやガイドの実施により、植物公園としての魅力を高

める。

・バラ、温室植物等の植物コレクションの拡充

・充実した植物コレクション等を活かすテーマ性のある植物展示

や菊の神代花車等、「魅せる」展示の実施

・植物の魅力を伝える四季を通じたイベント、季節の見ごろ植物

と連動した講演会、講習会等の開催

・楽しみながら植物を学べるイベントやターゲットを意識したイ

ベント等の拡充

・セルフガイドツール等による園内ガイドの充実

② 新たな利用者の獲得のため、神代植物公園施設の多面的活用を検討

する。

・夜間利用等植物園の潜在的な魅力を充実させ、利用者層の拡充

を促進

③ パブリシティー獲得や関連団体との広報連携等の強化により、多様

な媒体による情報発信を実施する。

・ホームページ、ツイッター等の様々な媒体を活用した情報発信

の拡充

④ 「世界一の東京にふさわしい植物公園」として江戸園芸文化の保

存・継承と植物多様性を次世代に伝える。

・江戸園芸に由来する植物コレクション（サクラソウ、ツツジ、ウ

メ等）の保全・充実

・サクラソウ・ハナショウブ等の植付け教室や大菊・小菊の栽培

・教室等の体験イベントの実施

⑤ 入園料の支払いについて、新たに電子マネー、クレジットカード、

QR コードを導入することで、キャッシュレス対応を推進する。

- 32 -

- 33 -

重点事項 5


体制の強化





・人の立ち入る場所や施設周辺、特に外周植栽等の樹木点検の徹

底による安全確保




・災害の事前の備えとして健全な樹林育成、ハザードの解消、特

約店と連携した体制強化

・災害発生時の迅速な情報連絡、安全確保、早期復旧の徹底



・技術者研修や講習等を活用し、各職員の技術力と安全意識を向

上

重点事項 6

生態系の保全・育成に

向けた取組



・植物多様性センター展示室における展示や情報発信、講座や環

境学習プログラムの実施等による植物多様性の大切さの普及啓

発


の自生地保全や種苗交換等の交流を推進するとともに、植物多様性

の次世代への継承に積極的に取り組む。

・植物多様性センターによる保全団体等との連携や保全のための

技術支援、ラン科植物の無菌培養等による生息域外保全を通じ

た植物多様性の保全の取組の実施

・他の植物園や大学、研究機関と連携した情報収集や技術の習得、

絶滅危惧植物に関する調査を通じた植物多様性センターを拠点

とするネットワークづくり

- 33 -

- 34 -

ⅴ 多摩丘陵の公園

○対象

多摩丘陵グループ小山田緑地等 5公園（P51 記載）


多摩丘陵の公園は、鶴見川や多摩川支流の源流域に位置し、自然と人々の生活との

関わりの中で育まれてきた「里山」の風景や豊かな自然が残る一方で、周辺を大規模

な住宅地等で囲まれた地域特性も有している。こうした特性を踏まえ、『里山・人・地

域を元気にする里山ウェルネス』を基本理念として取組を展開し、公園を核とした「心

のふるさとづくり」を実現する。


重点事項 1




組の推進



・スポーツイベントの開催（小山田緑地、小山内裏、桜ヶ丘）



高める。

・サービスセンターを「地域の情報案内拠点」として機能充実

・おもてなし研修受講等により、多様な利用者への対応力・接遇

を向上

・サービスセンター配布物の多言語化推進



2020 オリンピック・パラリンピック後にも都民が利用しやすい、利

用したくなる公園づくりに取り組む。

・スポーツ施設の定期的な維持管理（小山田緑地）

・里山の景観を活かす里山パークビューを創出し、里山の地形、

地質、植生、水系等、特色ある景観の保全、歴史、文化景観の保

全、眺望地点からの良好な景観確保に配慮した維持管理を実施

重点事項 2



① NPO、企業、町内会や自治会等、公園を取り巻く多様な主体が参画す

る公園連絡協議会等を通じて、地域の特性やニーズを把握する。

・公園に関わる多様な主体から幅広く意見を収集するとともに、

問題解決に向けて、里山パークミーティング等の話し合いの場

を設置（小山内裏）



重点事項 3




- 34 -

- 35 -



出

上させる。

・さくらまつり、キャンドルナイトフェスティバル、里山祭り、収

穫祭、どんど焼き等「四季のまつり」の開催（小山田緑地、小山

内裏、桜ヶ丘）

・田んぼの稲作活動の実施（小山田緑地、桜ヶ丘）

・公園施設を活用した公園育児サロンの提供(小山内裏)

・障がい者支援施設等と連携したミニコンサートの開催（小山内

裏）





重点事項 4


取組





普及を図る。

・東京都や地元市、消防、警察、学校や企業等と地域とが一体とな

った防災イベント「チャレンジ防災」の実施（小山内裏）



・町会や消防等と連携した防災訓練の実施（桜ヶ丘）

重点事項 5


体制の強化








・自然災害時において、早期に安全確保を図るため、最新のハザ

ードマップに基づく公園外周・民地境界沿いの計画的な樹林地

管理の実施と巡回点検及び緊急時対応の確実な遂行



重点事項 6


に向けた取組



・雑木林の更新管理による生物多様性の保全

・草刈りの高さ、時期の調整による多様な生き物の保全

・枯損木、落葉等を生き物の棲みかとして、また資源として生態

系に配慮した管理

- 35 -

- 36 -

・丘陵地レンジャーによる自然観察会や、雑木林の役割、資源循

環の仕組み等のより工夫を凝らした解説を通じた、生物多様性

に関する普及啓発活動の充実




- 36 -

- 37 -

ⅵ 自然公園（大神山を含む）

○対象

小峰公園・小峰ビジターセンター、大神山公園・小笠原ビジターセンター、八丈植

物公園・八丈ビジターセンター（P51 記載）


小峰公園・小峰ビジターセンター、大神山公園・小笠原ビジターセンターにおいて

はその自然環境の保全を目指す園地管理と、自然情報の提供並びに地域の歴史、文化

資源を活用した利用者サービスを行う。

八丈植物公園・八丈ビジターセンターでは、八丈島の固有の自然や文化を、展示や

体験プログラムを通して発信する解説業務を行う。


重点事項 1




組の推進



を高める。

・おもてなし研修、CS 研修の積極的な受講と毎月の CS 活動の推

進（全施設）

・ビジターセンター窓口での英語対応（全施設）

・ビジターセンター窓口での筆談用コミュニケーションボード設

置（全施設）

・施設リーフレットなどの英語対応（全施設）

・専用ホームページ「自然公園へ行こう！」の多言語化（全施設）

・小笠原の固有種などを植栽した「おもてなし花壇」の設置（大神

山）

・小笠原の自然を身近に体験できる固有種などの植栽（大神山）



2020 オリンピック・パラリンピック後にも都民が利用しやすい、


・「父島パークビュー」の適切な維持管理による魅力アップ（大

神山）

重点事項 2





・顧客満足度調査の実施によるニーズ把握（小峰、大神山・小笠

原）

・物品販売のニーズ把握調査、企画・準備（小峰）

・通信媒体を活用したニーズ把握調査（小峰）

重点事項 3





ベントの実施や、リラックススペースの創出を図り、公園の魅力を

向上させる。

・里山体験プログラム（稲作、畑作等）、里山歴史＆暮らし体験プ

- 37 -

- 38 -

出ログラム、オーダーメイドプログラム、里山季節めぐり（小峰）、

八丈学講座（八丈）、ガイドウォーク、ネイチャークラフト（全

施設）等、インタープリテーションプログラムの展開

・生きもの調査プログラムの実施（小峰）

・他団体との連携による雑木林整備体験プログラムの実施（小峰）

・発光キノコ観察会の実施（八丈）


りや清掃等の様々なボランティア活動に参加する機会の提案や支


・「小峰型ボランティア」活動の拡充（小峰）

・ボランティアとの協働による稀少種保護・保全活動（小峰）

重点事項 4


取組




・参集訓練の実施

・勤務時間内の防災訓練の実施

・ IP 無線による情報ネットワークの構築



・あきる野市総合防災訓練における地元自治会訓練の受入（小峰）

重点事項 5


体制の強化





・樹木点検員による樹木点検及び安全管理（小峰、大神山）

・遊具点検員による遊具点検及び補修（小峰、大神山）

重点事項 6


に向けた取組



・園内及び周辺地域の動植物相調査

・エコパッチ、エコトーンの創出（小峰）

・稲作活動を通した谷戸田維持管理（小峰）

・巡回による希少動植物の監視（小峰、大神山）

・外来生物の駆除（小峰、大神山）

・小笠原固有種モニタリング調査（大神山・小笠原）

・植生管理における在来種の植栽（大神山）

・針葉樹から落葉広葉樹への樹種転換における植林（小峰）

・獣害に関する調査（小峰）

・企画展示、セルフガイドツール、解説サインの制作

・公園や地域の自然、歴史文化情報を発信するニュースレターの

定期発行

・専用ホームページ「自然公園へ行こう！」での情報提供

・ホームページを平日に毎日更新（大神山・小笠原）、解説員によ

るブログ（小峰、八丈）などタイムリーな情報提供

- 38 -

- 39 -

② 植物多様性センターを中心に、大学や研究機関と連携した稀少植物



・植物多様性センターと連携した稀少植物保全活動（小峰）

・環境省アクティブレンジャー、都レンジャーとの情報交換、共

同調査の実施（小笠原）

- 39 -

- 40 -

オ庭園運営事業

作庭意図や歴史背景を踏まえた質の高い維持管理を行い、文化財庭園を未来に継承すると

ともに、各庭園の特性を最大限に発揮した利活用を図り、庭園文化の魅力を世界に発信する。

ⅰ 文化財庭園

○対象

文化財庭園グループ浜離宮恩賜庭園等 9庭園（P51 記載）


文化財としての価値を守り、高めるため、専門家によるアドバイスや研修等により高

い技術と能力を有した人材を育成し、質の高い維持管理を行う。また、国際都市東京を

代表する貴重な文化遺産である庭園とそれをとりまく文化を広く発信する。


重点事項 8（文化財庭

園）

文化財庭園の価値を

高める維持管理と世

界への魅力発信

① 魅力的な文化財庭園の環境維持と様々なプログラムを提供する。

・東京 2020 大会の開催にあわせた日本文化を発信する催しの実

施

・ジョサイア・コンドル没後 100 年記念事業の実施（旧岩崎邸庭

園）

・和弓の見学会、虫聞きの会等の伝統文化を再現した催しの実施

（旧芝離宮恩賜庭園、向島百花園）

・松の御茶屋、燕の御茶屋、鷹の御茶屋を活用する等、庭園にふ

さわしいイベントの実施（浜離宮恩賜庭園）

・七夕、雪吊り、春の七草等の風物詩による伝統文化の発信

・和傘の貸出し、打ち水、半纏の着用等による和の風情の演出

・サクラ、ウメ、ハギ等の自然の魅力を活かした催しの実施

・サクラや紅葉、バラの見ごろに合わせたライトアップの実施(六

義園、旧古河庭園）

・庭園に縁のある地域や地元と連携した催事、講演会等の実施（旧

芝離宮恩賜庭園、小石川後楽園、六義園）

・周辺学校や企業等と連携した催事、お茶会等の開催（浜離宮恩

賜庭園、六義園、清澄庭園、殿ヶ谷戸庭園）

・庭園サービスセンター長や技能職員等によるガイドの実施

・庭園フォトコンテスト、スタンプラリーの実施

・桜花期やゴールデンウィーク期間等の開園時間延長

・子ども向け庭園ガイド、子ども向けイベントの実施

・旅行会社等と連携した庭園パッケージツアーの誘致

・年間パスポート、企業連携パスポート等による利用促進

・庭園講座の充実

・庭園ガイドボランティアによる園内解説の充実

② 文化財庭園の「保存管理計画書（保存活用計画）」に基づき、作庭意

図の尊重や庭園技術・技能の継承を踏まえた質の高い維持管理を行

う。

- 40 -

- 41 -

・東京都による「保存管理計画（保存活用計画）」に示されている

内容の理解

・文化財保護法等の規定に基づく現状変更の取扱基準の厳正な運

用の遵守

・作庭意図に込められた空間構成の演出や点景物との調和等を意

識した維持管理

・史資料等に基づき、専門家や学識経験者の助言・指導を仰ぎな

がら、植栽手入れを主とした景観修復等の取組

・文化財庭園の維持管理に習熟した人づくり

・管理技術を継承するためのノウハウの蓄積

・文化財庭園保存技術者協議会、文化財指定庭園保護協議会主催

の会議等への参加

・庭園景観の保全を意識した樹木管理

・庭園景観や遺構へ悪影響を及ぼす実生木等の管理

・東京都が行う修復・復元を目的とした庭園整備工事事業との連

携・協力

③ Web サイトや外国人向け広報媒体、観光案内所等を通して多言語で

の情報提供を推進し、文化財庭園から和の文化の魅力を発信する。

・多言語庭園パンフレットの配布や多言語ホームページの公開

・外国人向けウェルカムチケットの配布

英語によるボランティアガイドの実施(浜離宮恩賜庭園、小石川

後楽園、六義園、清澄庭園)

・ホームページ、SNS による利用案内や花の見ごろ情報の提供

・ ICT を使った QR コード読取りによる往時の再現映像の提供（浜

離宮恩賜庭園鷹の御茶屋）、ライブカメラを活用した映像配信

（六義園）

・マスコミ、ホテル、旅行会社、鉄道会社等とのタイアップによ

る広報活動の展開

④ 入園料の支払いについて、電子マネー、クレジットカードに加え、

新たに QR コードを導入することで、キャッシュレス対応を推進す

る。

重点事項 5


体制の強化





・樹木医や樹木点検員による樹木の安全管理

・建物や園路等の計画的な施設点検・補修の実施




・非常時・発災時に備えた協会内外の連携体制の維持

・民間気象会社と連携した情報収集

- 41 -

- 42 -

・自然災害時の迅速な巡回点検と緊急対応の実施



・庭園技能伝承研修や伝統技能見学会、専門家による講習会等の

実施

・庭園の歴史、文化、景観等に関する知識を有し、それらを発信

できる人材の育成

- 42 -

- 43 -

カ霊園・葬儀所運営事業

都立霊園・葬儀所は、都民福祉の増進を目指した公の施設である。その意義を十分に理

解し、法令や都の施策方針に基づいて公平・公正・正確に業務を遂行するとともに、利用

者にご安心いただけるよう、心情に寄り添った親切・丁寧な対応を行う。

また、施設の維持管理においては創意工夫に努め、霊園・葬儀所としてふさわしい安

全・快適・静謐な環境を提供する。

さらに、外部環境や利用者の多様なニーズに対応し、サービスの向上や防災対応力の強

化等に取り組む。

ⅰ 霊園

○対象

霊園グループ青山霊園等 8霊園（P51 記載）


関連法令に関する専門的な知識やこれまでの管理運営経験を活かし、利用者本位の

公平・公正・正確な事務の着実な遂行と、安全・快適・静謐な園内環境づくりにより、

都立霊園本来の役割を果たす。さらに、歴史・文化的価値の情報発信や防災対応力の強

化等、霊園の持つ多様な価値を活かした取組に努め、『時代の要請に応え、より安全・

安心、確実な霊園管理運営』の実現に取り組んでいく。


重点事項 9（霊園・葬

儀所）

霊園・葬儀所の公平公

正な運営と使用者の

心情に寄り添った対

応

① 都の施策に基づいた適正な事業執行を継続するとともに、新規使用

者募集業務を着実に実施する。

・合葬埋蔵施設等への着実な埋蔵及び献花式等の実施

・新規貸付業務に使用する都立霊園受付事務システムやインター

ネット申込システム等の確実な運用に基づく、公募・抽選・審

査及び使用許可証送達

・お客様にわかりやすい募集案内の向上

・無縁墳墓に関するクールごとの正確な在籍並びに親族関係調査

② 都民が安心して各種手続きを行えるよう、法令遵守、個人情報保護、

公金管理の重要性を、研修等により組織として共有し、公平・公正・

正確な対応を徹底する。

・霊園事務に関する処理レベルに応じた研修による能力の向上

・霊園使用者の個人情報保護管理の徹底及び共有化

・霊園業務に特化した個人情報保護に関する研修の実施

・社内研修や OJT による徴収、収納に伴う公金取扱いの重要性徹

底

・霊園管理料等の確実な徴収、収納業務

・使用承継、使用許可証再交付等の確実な事務処理

・お客様の状況を把握し、わかりやすい説明に配慮した接遇サー

ビス

- 43 -

- 44 -

③ 霊園の豊かな緑と人文資源としての価値を保全し、静謐な環境を維

持しながら、都民の憩いの空間としての活用に取り組む。

・園地及び園内施設等の清掃、廃棄物処理

・園内設備等の保守点検、補修

・ CS点検による他霊園同士の職員がお客様目線での園内点検実施

及び改善

・各霊園に眠る著名人墓所の園内マップへの掲載・配布による情

報発信

・歴史や文化にスポットを当てたリーフレット等の配布（青山）

重点事項 1




組の推進



高める。

・外国語表記のマップを作成、配布（多磨、青山、谷中、雑司ケ

谷、染井）

重点事項 2



① NPO、企業、町内会や自治体等、霊園を取り巻く多様な主体が参画

する公園連絡協議会等を通じて、地域の特性やニーズを把握する。

・近隣教育施設の体験学習・奉仕活動等への協力（多磨、八柱、小

平、青山、谷中）



・顧客満足度調査等を実施し、ニーズの把握と分析

重点事項 3


魅力的な公園空間の

創出



上させる。

・地域住民、団体等と連携したさくらまつり、紅葉まつりの開催

（八柱）

・墓参サポートのため、彼岸時に園内巡回バスを運行（八王子）

・手桶、柄杓や花立洗等の清掃用具、はさみや鎌等の植物管理用

具、車いす等の貸出による墓参サポートの実施



援を充実させ、都民とともに魅力的な霊園空間を創出する。

・近隣住民等と取り組むクリーンキャンペーン等の実施（多磨、

八柱、小平、八王子、雑司ケ谷、染井）

・ボランティア活動による園内清掃・花壇管理等の実施（青山、

谷中、雑司ケ谷、染井）

重点事項 4


取組





の実施

・防災無線による情報ネットワークの構築

- 44 -

- 45 -



・地域連携等による防災訓練の実施

・近隣消防署等との合同防災訓練の実施

重点事項 5


体制の強化





・各霊園の特徴的な景観を構成する高木の管理、老木となったサ

クラの更新等による景観の向上

・日常的な枯枝点検、気象災害前の点検、定期的な樹木点検から、

樹木医等専門家による樹木診断等まで連携した効果的な安全管

理

・墓所や施設の破壊につながる支障木への適切な対応

・時期と回数を適切に設定した委託作業と、必要に応じて職員が

行う重点的な作業を組み合わせた草地・芝地の適切な管理によ

る快適な墓参環境の維持

・ゴミ箱や下げ花置場のゴミの量を減らすための工夫

・日常清掃、アメニティ巡回時の清掃、彼岸期の重点清掃などに

よる快適なトイレ環境の実現






- 45 -

- 46 -

ⅱ 瑞江葬儀所

○対象

瑞江葬儀所（P51 記載）

○業務内容

葬儀所は故人を厳粛にお送りする場であり、ご遺族が身近な人と最後のお別れを

し、その「死」を受け入れていく過程で重要な役割を果たす、極めて公共性の高い施

設である。このため、確実かつ円滑な火葬業務を実施し、故人の尊厳を最大限に尊重

した丁寧で確実な火葬を行うとともに、ご遺族の心に寄り添った対応を行う。また、

地域に受け入れられる施設となるよう、周辺住民との良好な関係を維持していく。


重点事項（霊園・葬儀

所）

霊園・葬儀所の公平公

正な運営と使用者の

心情に寄り添った対

応

② 都民が安心して各種手続きを行えるよう、法令遵守、個人情報保護、

公金管理の重要性を、研修等により組織として共有し、公平・公正・

正確な対応を徹底する。

・墓地埋葬法及び東京都葬儀所条例等に基づいた施設の使用許

可、火葬及び分骨証明書発行の着実な処理・使用料及び手数料

等の確実な徴収、収納業務

・故人や遺族、会葬者等の個人情報保護管理の徹底

・社内研修や OJT による徴収、収納に伴う公金取扱いの重要性

徹底

④ 瑞江葬儀所において、火葬業務を着実に実施し、ご遺族の心情に寄

り添った対応を行う。

・火葬炉の扱いに習熟した職員の配置による確実かつ丁寧な火葬

業務の執行と、火葬までの確実な柩保管

・火葬設備等の定期的な保守点検・設備の状況を踏まえた部品交

換、メンテナンスの充実

・黒煙低減装置の運用や排気口のモニター監視による黒煙等の防

止

・地元町会に対する排ガス中のダイオキシン、窒素酸化物等の濃

度測定結果の報告と火葬場運営に関する意見交換

・ご遺族の心情に配慮した葬儀所接遇研修、CS トレーナーによる

日常的な指導、職員同士での意見交換や情報共有等による丁寧

な接遇の実施

・お別れホール、控室等において、調度品のリニューアル、花や

みどりによる心和む環境の創出等

・夜間受付を含む 24 時間電話予約受付サービスの継続実施

・職員による葬儀所敷地内等のアメニティ巡回及び清掃

重点事項 3




出




・敷地外周清掃の定期的な実施

・隣接する「こどもの広場」（児童公園）の巡回管理

- 46 -

- 47 -

・児童公園で町会が実施する催事等への協力

・所轄警察署等の関係団体との連携強化

重点事項 4


取組





の実施

・防災無線による情報ネットワークの構築

・ BCP（震災編）に基づく訓練の実施

・職員の長期泊り込み勤務に必要な毛布や食料、マスク等消耗品

類の備蓄



・地域連携等による防災訓練の実施

・近隣消防署等との合同防災訓練の実施


の災害時要配慮者対応を盛り込んだ訓練の実施等の防災対策

に取り組む。

- 47 -

キ技術関連事業（維持管理、調査・研究、業務受託）

東京都公園協会に蓄積した情報・技術・人材を活用し、安全で快適な公園施設に向けた公

園等の維持管理に係る技術的業務を行う。

みどりと水辺に関する様々な機能を十分に発揮させるため、公園管理等で培った資源・ノ

ウハウを活かしながら、研究機関等とも連携した調査研究等を実施し、みどりと水辺から拡

げる東京の環境創造に寄与するとともに、都政の補完業務を通じて、公園の環境改善や都民

サービス向上に貢献する。


重点事項 11（技術）

都の行政補完機能の

更なる発揮

生態系の回復や水質の改善等、環境改善を図るため、都立公園池水質

改善事業（かいぼり）を実施する。

・都立公園の池におけるかいぼり等の実施

重点事項 5


体制の強化


揮するため、樹木医や樹木点検員による点検・診断と、台風等の気

象災害を想定した処置、予防保全的観点からの遊具や園路等施設の

点検・補修など、計画的な維持管理を進める。

・各種技術マニュアルを基準とした公園等の維持管理

・公園等維持管理の充実と効率化に向けた新技術や有用技術の活

用等の検討・試行、公園協会の財産としての「グリーンバンク」

への蓄積と活用

・「公園維持管理のための安全管理マニュアル」等に基づく作業

の安全管理

・安全パトロールや安全講習会等の実施による安全意識の高揚

・管理業務で発生する剪定枝等のリサイクルの体制づくりと有効

活用（チップ化等）による循環型管理の取組

・樹木医や東京都公園協会が独自に養成した樹木点検員が実施す

る樹木点検・診断による樹木の安全確保

・巨樹・名木等の調査、記録の蓄積と、健全な育成管理による後世

への継承

・自治体職員等に向けた東京都公園協会の樹木点検員研修などの

実施による樹木管理技術の外部発信

・クビアカツヤカミキリなど広域的な樹木被害につながる恐れの

ある病害虫への事前の備えと早期対応




・民間気象情報会社を活用した台風やゲリラ豪雨等、気象情報の

迅速な把握

・気象情報に基づく災害への事前の備えと迅速な対応

③ 維持管理レベルの向上のため、造園技術者・技能者の育成等に引き

続き取り組む。

・均質な点検、質の高い維持管理作業、適正な設計・積算等の業務

- 48 -

を行える職員の育成

・自治体や研究機関等と連携したマツ枯れ調査や対策講習会の開

催

重点事項 6


に向けた取組



・「生物多様性保全戦略」に基づいた「公園別生物多様性計画」の

作成による、多様な生物の生育生息環境の保全と普及啓発

- 49 -

対象施設一覧

種別

グルー

プ

名　　称所　在　地　面　積（㎡）

東白鬚公園墨田区堤通二丁目 103,127.60

木場公園江東区三好四丁目、平野四丁目、木場四・五丁目、東陽六丁目

238,711.13

砧公園世田谷区砧公園、大蔵一丁目、岡本一丁目 391,777.35

駒沢オリンピック公園

世田谷区駒沢公園、目黒区東が丘二丁目、八雲五丁目

413,573.09

代々木公園渋谷区代々木神園町、神南二丁目 540,529.00

善福寺川緑地杉並区成田東二・三・四丁目、成田西一・三・四丁目、荻窪一丁目

178,783.62

和田堀公園杉並区大宮一・二丁目、成田東一・二丁目、成田西一丁目、堀ノ内一・二丁目、松ノ木一丁目

260,502.79

汐入公園荒川区南千住八丁目 129,369.83

城北中央公園板橋区桜川一丁目、小茂根五丁目、練馬区氷川台一丁目、羽沢三丁目

262,369.07

光が丘公園練馬区光が丘二・四丁目、旭町二丁目、板橋区赤塚新町三丁目

607,823.73

舎人公園足立区舎人町、入谷町、西伊興町、皿沼三丁目、古千谷一・二丁目、西伊興一・二・三丁目、舎人公園

631,530.67

水元公園葛飾区水元公園、東金町五・八丁目、東水元二丁目、埼玉県三郷市高須三丁目

963,013.00

篠崎公園江戸川区上篠崎一・四丁目、篠崎町六・七・八丁目、西篠崎一・二丁目、南篠崎町四丁目、谷河内二丁目、鹿骨町

302,622.96

葛西臨海公園江戸川区臨海町六丁目 805,861.13

葛西海浜公園江戸川区臨海町六丁目 4,117,473.01

武蔵野中央公園武蔵野市八幡町二丁目、緑町二丁目 112,440.33

府中の森公園府中市浅間町一丁目、緑町二丁目、天神町二丁目 171,483.43

武蔵野の森公園調布市西町、府中市朝日町三丁目、三鷹市大沢五・六丁目

385,750.34

小金井公園小金井市桜町三丁目、関野町一・二丁目、小平市花小金井南町三丁目、西東京市向台六丁目、武蔵野市桜堤三丁目

802,341.05

東村山中央公園東村山市富士見町五丁目、美住町一丁目 121,098.87

東大和南公園東大和市桜が丘二・三丁目 98,719.71

秋留台公園あきる野市平沢、二宮 118,447.07

日比谷公園千代田区日比谷公園 161,636.66

芝公園港区芝公園一・二・三・四丁目 122,501.09

青山公園港区六本木七丁目、南青山一丁目 40,018.20

林試の森公園品川区小山台二丁目、目黒区下目黒五丁目 120,762.91

蘆花恒春園世田谷区粕谷一丁目 80,304.43

祖師谷公園世田谷区上祖師谷三・四丁目、祖師谷五・六丁目、成城九丁目

92,579.72

5,700.00

（敷地面積）

戸山公園新宿区大久保三丁目、戸山一・二・三丁目 186,471.81

善福寺公園杉並区善福寺二・三丁目 80,264.47

高井戸公園※ 杉並区久我山二丁目 24,667.03

浮間公園板橋区舟渡二丁目、北区浮間二丁目 117,330.24

赤塚公園板橋区高島平三丁目、徳丸七・八丁目、四葉二丁目、大門、赤塚四・五・八丁目

255,480.40

石神井公園練馬区石神井台一・二丁目、石神井町五丁目 225,650.03

大泉中央公園練馬区大泉学園町九丁目 103,000.00

※高井戸公園は令和2年6月1日開園

防災公園

都市部の公園・南部日比谷公園

大音楽堂千代田区日比谷公園

都市部の公園・

北部

都　　　　　立　　　　　公　　　　　園

- 50 -

種別

グルー

プ


調布市深大寺元町二・五丁目、深大寺北町一・二丁目、深大寺南町四・五丁目

489,731.10

長沼公園八王子市長沼町、下柚木、堀之内 362,470.35

平山城址公園八王子市堀之内 120,013.58

小山田緑地町田市下小山田町、上小山田町 444,364.04

小山内裏公園八王子市南大沢四・五丁目、鑓水二丁目、町田市小山ヶ丘二・四丁目

459,211.09

桜ヶ丘公園多摩市連光寺三・五丁目 339,322.38

奥多摩ビジターセンター

奥多摩町氷川 1,011.01

小峰公園あきる野市留原、高尾 108,420.40

八丈植物公園八丈町大賀郷 224,068.63

大神山公園小笠原村父島字西町、東町、宮之浜道、清瀬 153,125.94

小笠原ビジターセンター

小笠原村父島字西町 924.12

　　　合　　計　 47箇所　　　　　　　　　　　　　　　　　　 16,076,378.41

種別

グルー

プ


浜離宮恩賜庭園中央区浜離宮庭園 250,215.72

旧芝離宮恩賜庭園港区海岸一丁目 43,175.36

小石川後楽園文京区後楽一丁目 70,847.17

六義園文京区本駒込六丁目 87,809.41

旧岩崎邸庭園台東区池之端一丁目 18,235.47

向島百花園墨田区東向島三丁目 10,885.88

清澄庭園江東区清澄二・三丁目 81,091.27

旧古河庭園北区西ヶ原一丁目 30,780.86

殿ヶ谷戸庭園国分寺市南町二丁目 21,123.59

　　　合　　計　 9箇所　　　　　　　　　　　　　　　　　　 614,164.73

種別

所管


1,280,236.76

（含合葬式墓地）

1,046,468.04(含合葬式墓地）

653,545.40

（含合葬式墓地）

八王子霊園八王子市元八王子町三丁目、川町 644,305.02

青山霊園港区南青山二丁目 263,564.27

谷中霊園台東区谷中七丁目 102,537.46

雑司ケ谷霊園豊島区南池袋四丁目 106,110.29

染井霊園豊島区駒込五・七丁目 67,910.73

4,164,677.97

多磨霊園みたま堂

府中市多磨町四丁目628番 3,517.96

八柱霊園納骨堂

松戸市田中新田生松48番地2号 164.00

雑司ケ谷霊園納骨堂

豊島区南池袋四丁目25番1号 2,218.00

　　　合　　計　 3箇所　　　　　　　　　　　　　　　　　　 5,899.96

東京都

霊園

雑司ケ谷霊園崇祖堂

豊島区南池袋四丁目25番1号 71.00

　　　合　　計　 1箇所　　　　　　　　　　　　　　　　　　 71.00

江戸川区春江町三丁目26番1号 37,571.50

　　　合　　計　 1箇所　　　　　　　　　　　　　　　　　　 37,571.50

その他

多摩丘陵

神代植物公園

都　立　公　園

文化財庭園

都　立　庭　園

　　　合　　計　　 8箇所

都　　立　　霊　　園

火葬場

納骨堂

斎場

東京都霊園

瑞江葬儀所

東京都霊園

多磨霊園府中市多磨町四丁目、小金井市前原町一丁目

小平霊園小平市美園町三丁目、東村山市萩山町一・五丁目、東久留米市柳窪三丁目

八柱霊園松戸市田中新田、紙敷

- 51 -

（２）公２事業東京都都市緑化基金の造成、管理及び運用

ア緑化助成

病院等公共性の高い施設や緑化効果の高い民間施設への助成により、緑豊かな住みよい

街づくりを推進する。

イ緑化普及

緑あふれる東京への都市再生を図るため、東京都都市緑化基金の周知・広報を積極的に行

い、個人や企業・団体からの寄附を募る。また緑化効果が体感できる普及活動や、地域の緑

の担い手となる人材の育成を通じて、広く都市緑化の普及を図る。


重点事項 12


② 都市緑化の推進のため、東京都都市緑化基金による病院等の公共性

の高い施設等に対する緑化助成及びボランティア団体や学校にお

ける花壇づくり等の活動支援を実施する。

・病院、鉄道施設等の公共性の高い施設を中心とした景観の向上

や公開性等、地域において緑化効果の高い民間施設の地上部、

壁面の緑化事業に対する助成金による支援

・ボランティア団体、学校における花壇づくりや庭づくりの活動

費の一部を助成

・東京都及び区市町村が進める界わい緑化推進プログラムに基づ

き、選定地区に対する専門家の派遣や緑化工事への助成


重点事項12


① 募金活動や広報誌 Web サイト等により東京都都市緑化基金の PR を

行う。

・公園イベント等における募金活動

・緑化普及イベントの実施

・花や野菜の種子を配布

③ 地域における緑の担い手となる「まちなか緑化士」等の緑化普及の

推進リーダー等を育成する。

・地域における緑の担い手として、「まちなか緑化士」をはじめと

した緑化普及の推進リーダー等の育成と活用

- 52 -

- 53 -

（３）公３事業河川及び水辺環境に関する普及啓発、利用促進、施設管理及び防災機能の強化

ア水辺魅力アップ事業

河川愛護精神の普及啓発と水辺に触れ合える機会を提供するため、地域住民や企業等と

連携して、隅田川花守さんの活動支援を行うほか、河川清掃等のボランティアに対する活動

の助成を行う。

また、河川や橋梁に関する歴史・構造等の見学・解説（テクニカルツアー）や、小・中学

校の水辺環境学習及び東京港の社会科見学に水上バスを活用し、水辺教育・学習を増進する。

さらに、地域や企業等と連携したイベントや水辺をテーマとしたフォトコンテスト、水辺

を活用した講座等を実施し、水辺空間の賑わい創出の取組を行う。また、ホームページや SNS

等を積極的に活用し、水辺の魅力発信と水辺の利用促進・PR に努める。

項目内容

（ア）水辺地域連携 ① 隅田川花守さん支援

ボランティア団体（花守さん）による水辺環境保全活動

の支援

（花苗の提供、花守さん支援講座の実施等）

② 河川ボランティア助成

河川清掃等を行う市民団体（河川ボランティア）に対す

る助成金の支給

③ 隅田川の水辺を活用したイベントや講座の実施

隅田川沿川の地域や企業等と連携した、隅田川の水辺を

活用したイベントや講座の実施

④ 地域連絡会への参画

水上バスを運航する流域における地域連絡会（流域連絡

会）等に参画

⑤ 教育関係団体等との連携

地元小・中学校等と連携した学習の場としての水辺空間

の活用

（イ）水辺教育・学習 ① リバーガイドボランティア育成・活用

リバーガイドボランティアを育成し、水上バスの一般便

やイベント便のガイドとして活用

② 水上バスを活用した水辺環境学習

小学校等の実施する水辺環境等の学習

東京港の働きや役割を学習するための社会科見学

- 53 -

- 54 -

③ テクニカルツアー

水上バス等を利用し、隅田川・荒川の河川施設や橋梁等

を見学、解説するテクニカルツアーの実施

④ 神田川・環状七号線地下調節池見学会

河川施設の役割や効果を都民に認知することを目的と

した調節池見学会の実施

（ウ）水辺利用促進・PR ① 隅田川等の水辺の魅力情報発信

ホームページや SNS 等の活用に加え、フォトコンテスト

を開催し、水辺の魅力を幅広く情報発信

② 水辺利用の更なる促進

｢隅田川水辺テラスのみどころマップ｣の作成・配布によ

る、テラス利用者の増加と利便性の更なる向上

隅田川テラスでのランニングやウォーキング等を楽し

むための情報を発信

隅田川テラス等における、地域や企業と連携した飲食の

提供、イベントの実施

イ水上バス活用事業

災害時には、東京都の所有船舶 3 隻（水上バス「さくら」「あじさい」「こすもす」）で、

傷病者、救援隊、医療チーム、帰宅困難者や救援物資等の輸送を担う防災船としての役割を

果たし、災害時にいつでも出動できるよう、水上バスの船体及び機関の維持管理に努める。

さらに、水上バスの防災機能をより高め、災害対応力を強化するため、水上バスを使用し

た防災訓練を実施し、都民生活の安全・安心を確保する。

また、水上バスを平常時に有効活用するため、隅田川、荒川及び臨海部で運航し、東京の

水辺における魅力的な船旅を国内外からの多くのお客様に提供することで、水辺空間の賑

わいを創出する。

（ア）運航する水上バスの概要

名称総トン数定員就航年月日

さくら 54 トン 140 名平成 3 年 7 月

あじさい 54 トン 140 名平成 3 年 7 月

こすもす 76 トン 200 名平成 5 年 3 月

- 54 -

- 55 -

（イ）運航便の内容

種別運航ルート・内容運航日

一般便（さくら・あじさい・こすもす使用）

［１］浅草・お台場クルーズ

（定期便）吾妻橋～浅草二天門～お台場運休日を除く毎日運航

［２］浅草・お台場クルーズ

（不定期便）吾妻橋～浅草二天門～お台場

不定期運航

［３］浅草・葛西クルーズ吾妻橋～浅草二天門～お台場～

葛西

［４］葛西・お台場周遊葛西～お台場

［５］江戸東京ぶらり旅

吾妻橋→小豆沢→吾妻橋→

葛西→（荒川ロックゲート）

→吾妻橋

特定日運航

［６］いちにちゆらり旅

吾妻橋→小豆沢→（岩淵水門）→

葛西→吾妻橋→小豆沢

→吾妻橋

特定日運航

［７］ナイトクルーズ

吾妻橋または浅草二天門→

（レインボーブリッジ）

→吾妻橋または浅草二天門不定期運航

お台場→（船の科学館沖・レイン

ボーブリッジ）→お台場

特別便隅田川・荒川・臨海部等適宜

貸切便隅田川・荒川・臨海部等適宜

イベント便隅田川・荒川・臨海部等適宜

（ウ）発着場発着場（16カ所）小豆沢（板橋区）、神谷（北区）、荒川遊園（荒川区）、

千住（足立区）、桜橋（台東区）、浅草二天門（台東区）、

墨田区吾妻橋（墨田区）、浜町（中央区）、越中島（江東区）、

明石町・聖路加ガーデン前（中央区）、浜離宮（中央区）、

お台場海浜公園（港区）、東京ビッグサイト（江東区）、

葛西臨海公園（江戸川区）、平井（江戸川区）、岩淵（北区）

- 55 -

- 56 -

ウ河川・水辺保全業務

水上バス、防災船着場や桟橋施設・待合所建物等を良好な状態に保ち、災害時に使用でき

るように保守点検や維持管理を行うほか、地下調節池や河川水難事故防止用の情報提供装

置の保守、閘門等の運転、暫定係留施設の管理運営、土砂災害警戒区域等の指定支援及び河

川工事の施工監督補助を行う等、都民生活の安全・安心に貢献する。

また、水辺に沿って散策が楽しめるように隅田川テラス等の植栽管理や清掃等ハード面

の環境創出と地域や企業等と連携した水辺空間の利活用やそれを促進させる情報発信等の

ソフト面の環境創出を行い、隅田川の水辺空間の魅力を多くの利用者に提供できるように

総合的な水辺環境保全を行う。

さらに、東京の水辺空間の魅力向上を図るため、関係機関と連携し、防災船着場における

一般船舶の平常時利用を推進していくことで、舟運の活性化に努める。

項目内容

（ア）河川管理施設等

の管理

① 調節池管理

東京都が整備した地下調節池 14 箇所（古川地下調節池、目黒川

船入場調節池、目黒川荏原調節池、妙正寺川落合調節池、妙正

寺川第二調節池、妙正寺川上高田調節池、妙正寺川鷺宮調節池、

善福寺川調節池、環七地下調節池、白子川比丘尼橋下流調節池、

白子川地下調節池、黒目川黒目橋調節池、野川大沢調節池、霞

川調節池）の機械設備・監視設備の保守点検及び清掃、修繕等

の実施

② 防災船着場管理

東京都が整備した防災船着場 13 箇所（荒川遊園、千住、白鬚

東、桜橋、両国、両国 2、浜町、箱崎、新川、越中島、明石町、

葛西臨海公園、東篠崎）の桟橋、植栽、待合所、隅田川係留所

の保守点検及び清掃、修繕等の実施

③ 情報提供装置管理

東京都が整備した情報提供装置 5 箇所（恩田川、真光寺川、境

川、鶴見川、湯殿川）の保守点検、修繕等の実施

④ 水上バス保守管理

東京都の所有船舶 3 隻（水上バス「さくら」・「あじさい」・「こ

すもす」）の船体及び機関の整備点検、塗装・修理等の実施

（イ）発着場等の管理特別区が整備した船着場等の管理業務の実施

板橋区（小豆沢河川広場船着場及び管理棟）

墨田区（吾妻橋船着場）

大田区（羽田空港天空橋船着場）

江東区（亀戸船着場ほか 6 箇所）

台東区（浅草東参道二天門防災船着場）

- 56 -

- 57 -

項目内容

（ウ）水辺環境の保全 ① 隅田川及び新河岸川における植栽管理、清掃及び巡回調査の

実施

② 地域や企業等と連携した水辺空間の利活用やそれを促進させ

る情報発信等の実施

（エ）暫定係留施設東京都の河川における不法係留船舶の適正化施策を代行・補完する

ため、暫定係留施設の管理運営の実施

（オ）防災船着場の活

用

東京都の防災船着場における一般船舶の平常時利用に関する業務の

実施

越中島（江東区越中島一丁目地先）

明石町（中央区明石町 8 番地先）

桜橋（台東区今戸一丁目地先）

両国（墨田区横網一丁目地先）（都の工事により休止中）

浜町（中央区日本橋浜町一丁目地先）

箱崎町（中央区日本橋箱崎町 36 地先）

（カ）扇橋閘門の運転扇橋閘門の日常運転操作及び設備の点検、定期運転、運転監視等の実施

（キ）河川事業支援 ① 土砂災害警戒区域等の指定支援

二巡目の確認調査・基礎調査に係る地元調整、委託調査結果の

確認（八王子市、町田市、大島町等の確認調査：約 3,300 箇所

基礎調査：約 210 箇所）

区域指定に係る住民説明会の準備、調整、説明、記録作成（福

生市、日の出町、大島町等、約 24 箇所）

その他（公示図書の作成補助、調査成果品・公示図書等のデー

タ管理、問合せ対応、土砂災害防止啓発活動等）

② 河川工事監督補助

工程、出来形、品質管理等の照査及び立会

施工管理及び安全管理に関する受注者への助言・指導等（第二

建設事務所・第四建設事務所・第六建設事務所・北多摩北部建

設事務所及び江東治水事務所所管の吞川、石神井川、綾瀬川、

空堀川及び隅田川等、約 90 件）

- 57 -

- 58 -

２収益事業

収益施設のハード、ソフト両面からの運営改善を引き続き実施し、インバウンドも含め、多様

化するお客様へ向けたサービスの更なる質の向上を図る。

また、今後の経済環境及びお客様ニーズを十分に勘案しつつ、公益事業の財源確保のために、

魅力的な事業展開と経営効率化を推進して事業収益の確保に努める。

（１）公園収益事業

ア常設売店

浜離宮恩賜庭園をはじめ 21 公園等 31 箇所で売店を経営する。

区部数多摩・島しょ地区数

浜離宮恩賜庭園売店(中島の御茶屋)

六義園売店（吹上の茶屋）

上野恩賜公園売店

旧岩崎邸庭園売店

木場公園売店

砧公園売店

駒沢オリンピック公園売店

代々木公園売店

旧古河庭園売店

城北中央公園売店

石神井公園売店

光が丘公園売店

舎人公園売店

水元公園売店

葛西臨海公園売店

瑞江葬儀所売店

1

1

1

1

2

2

2

3

1

1

1

1

1

1

2

1

井の頭恩賜公園売店

府中の森公園売店

神代植物公園売店

野川公園売店

小金井公園売店

1

1

4

1

2

計 22 計 9

合計 31

- 58 -

- 59 -

イ飲食店

上野恩賜公園で飲食店を経営する。


上野グリーンサロン 1

計 1 計 0

合計 1

ウ自動販売機（フルサービス）

合計 331 台（区部 260 台・多摩地区 71 台）

エその他売店

水元公園バーベキュー場、清澄庭園配ぜん室等、17 箇所を経営する。


潮風公園バーベキュー

葛西臨海公園バーベキュー

舎人公園バーベキュー

水元公園バーベキュー

木場公園バーベキュー

清澄庭園配ぜん室

小石川後楽園

水元公園涼亭

上野恩賜公園オープンカフェ

日比谷公園カフェ

葛西臨海公園カフェ・レストラン

1

1

1

1

1

1

2

1

2

1

2

小金井公園バーベキュー売店

大島公園売店

八丈ビジターセンター売店

1

1

1

計 14 計 3

合計 17

- 59 -

- 60 -

オスポーツランド

井の頭自然文化園内スポーツランドの遊戯施設を経営する。

遊具名数料金

ティーカップ回転遊具 1 1 人 1 回 100 円

スカイバスケット 1 1 人 1 回 100 円

メリーゴーランド 1 1 人 1 回 100 円

ベビーカー 12 1 人 1 回 100 円

新幹線 1 1 人 1 回 100 円

動物行進 1 1 人 1 回 100 円

木馬類 13 1 人 1 回 100 円

合計 30

カボート場

上野恩賜公園・石神井公園・善福寺公園及び井の頭恩賜公園でボート場を経営する。

所管

名称種別隻数料金

区部

上野恩賜公園

ボート場ローボート

（3 人乗り） 45

最初の 1 時間まで

以後 30 分毎に

700 円

300 円

サイクルボート

（大人 2 人、

小人 1 人まで）

25 30 分毎に 600 円


スワン型

（大人 2人、

小人 2人まで）

30 30 分毎に 700 円

- 60 -

- 61 -

所管

名称種別隻数料金

石神井公園


（3 人乗り） 45

最初の1 時間まで

以後 30 分毎に

700 円

300 円


（大人 2 人、


45 30 分毎に 600 円


スワン型

（大人 2人、


10 30 分毎に 700 円

善福寺公園


（3 人乗り） 27

最初の 1時間まで

以後 30 分毎に

700 円

300 円


（大人 2 人、


15 30 分毎に 600 円

計 242

多摩地区

井の頭恩賜公園

ボート場

ローボート

（3 人乗り） 40

最初の 1時間まで

以後 30 分毎に

700 円

300 円


（大人 2 人、


30 30 分毎に 600 円


スワン型

（大人 2人、


30 30 分毎に 700 円

計 100

合計 342

キパークトレイン

葛西臨海公園内で周遊トレインを運行する。

種類料金

パークトレイン

1 周大人（中学生以上） 350 円

子ども（3歳～小学生） 150 円

70 歳以上 150 円

- 61 -

- 62 -

ク駐車場

上野恩賜公園をはじめ33公園で50駐車場を経営する。

所管名称種別台数利用料金営業時間等

区部上野恩賜公園

第二駐車場

大型車・

バス専用 24

（大型車・バス）

1 時間まで

超過 30 分毎に

1,000 円

500 円

9:00～21:30

夢の島公園

第一駐車場

乗用

（バス可） 123

（乗用）1時間まで

以後 30 分毎に

4 時間以上 24 時間まで

（バス）2時間まで

以後 60 分毎に


200 円

100 円

800 円

1,000 円

500 円

4,500 円

24 時間自動

夢の島公園

第二駐車場乗用 17


以後 30 分毎に


200 円

100 円

800 円

24 時間自動

木場公園

第一駐車場

乗用

（バス可） 95


以後 30 分毎に



以後 30 分毎に

400 円

200 円

1,600 円

2,000 円

500 円

24 時間自動

木場公園



以後 30 分毎に


400 円

200 円

1,600 円

24 時間自動

潮風公園第一

（北）駐車場

乗用

（バス可） 134 （乗用）1時間まで

以後 20 分毎に



以後 30 分毎に

300 円

100 円

1,200 円

1,000 円

500 円

24 時間自動

潮風公園第二

（南）駐車場

乗用

（バス可） 84

蘆花恒春園

駐車場乗用 42


以後 30 分毎に


400 円

200 円

1,600 円

24 時間自動

令和 2 年 4 月 1 日現在

- 62 -

- 63 -


砧公園駐車場乗用

（バス可） 177


以後 20 分毎に



以後 30 分毎に

300 円

100 円

1,200 円

2,000 円

500 円

24 時間自動

駒沢ｵﾘﾝﾋ゚ｯｸ公園

第一駐車場

乗用

（バス可) 181


以後 30 分毎に



以後 30 分毎に

400 円

200 円

1,600 円

2,000 円

500 円

24 時間自動

駒沢ｵﾘﾝﾋ゚ｯｸ公園



以後 30 分毎に


400 円

200 円

1,600 円

24 時間自動

代々木公園

駐車場

乗用

（バス可) 65


以後 30 分毎に



以後 30 分毎に

600 円

300 円

2,400 円

1,000 円

500 円

24 時間自動

和田堀公園

第一駐車場乗用 15


以後 20 分毎に


300 円

100 円

1,200 円

24 時間自動和田堀公園


汐入公園第一

（南）駐車場乗用 43


以後 20 分毎に


300 円

100 円

1,200 円

24 時間自動汐入公園第二

（北）駐車場乗用 29

浮間公園駐車場乗用 35


以後 20 分毎に


300 円

100 円

1,200 円

24 時間自動

赤塚公園

駐車場乗用 28


以後 20 分毎に


300 円

100 円

1,200 円

24 時間自動

城北中央公園

駐車場乗用 66


以後 20 分毎に


300 円

100 円

1,200 円

24 時間自動

- 63 -

- 64 -


石神井公園第一

駐車場

乗用

（バス可) 42


以後 30 分毎に



以後 30 分毎に

400 円

200 円

1,600 円

1,000 円

500 円

24 時間自動

石神井公園第二

駐車場乗用 31


以後 30 分毎に


400円

200円

1,600円

24 時間自動 ※入場は下記

時間に限る

7:00～20:00

光が丘公園

駐車場

乗用

（バス可） 251


以後 30 分毎に



以後 30 分毎に

400 円

200 円

1,600 円

1,000 円

500 円

24 時間自動

大泉中央公園

駐車場乗用 66


以後 30 分毎に


200 円

100 円

800 円

24 時間自動

舎人公園

第一駐車場

乗用

(バス可) 96


以後 20 分毎に



以後 30 分毎に


300 円

100 円

1,200 円

1,000 円

500 円

6,000 円

24 時間自動

舎人公園



以後 20 分毎に


300 円

100 円

1,200 円

24 時間自動

舎人公園

第三駐車場乗用 22

東綾瀬公園

駐車場乗用 107


以後 20 分毎に


300 円

100 円

1,200 円

24 時間自動

中川公園駐車場乗用 21


以後 20 分毎に


300 円

100 円

1,200 円

24 時間自動

- 64 -

- 65 -


水元公園第一

駐車場

乗用

（バス可） 214


以後 30 分毎に



以後 30 分毎に

200 円

100 円

800 円

1,000 円

500 円

24 時間自動

水元公園第二

駐車場乗用 24


以後 30 分毎に


200 円

100 円

800 円

24 時間自動

水元公園第三

駐車場乗用 49

篠崎公園

第一駐車場

乗用

（大型車・

バス可）

192


以後 20 分毎に

4 時間以上当日 24 時まで

（大型・バス）

2 時間まで

以後 30 分毎に

300 円

100 円

1,200 円

1,500 円

500 円

24 時間自動

篠崎公園

第二駐車場

乗用

（大型車・

バス可）

49


以後 20 分毎に

4 時間以上当日 24 時まで

（大型・バス）

2 時間まで

以後 30 分毎に

300 円

100 円

1,200 円

1,500 円

500 円

24 時間自動

葛西臨海公園

駐車場

乗用

（バス可） 170


以後 20 分毎に


(平日のみ)


以後 30 分毎に

300 円

100 円

1,200 円

1,500 円

500 円

24 時間自動

- 65 -

- 66 -

名称種別台数利用料金営業時間等

大島小松川公園

駐車場

乗用

（バス可) 24


以後 20 分毎に



以後 30 分毎に

300 円

100 円

1,200 円

1,000 円

500 円

24 時間自動

宇喜田公園

第一駐車場乗用 20


以後 20 分毎に


300 円

100 円

1,200 円

24 時間自動

宇喜田公園


計 37 駐車場収容台数 2,715 台（身障者用含む）

多

摩

地

区

武蔵野中央公園

駐車場乗用 31


以後 30 分毎に


400 円

200 円

1,600 円


時間に限る

7:00～20:00


第一駐車場乗用

60


以後 30 分毎に


400 円

200 円

1,600 円

24 時間自動


第二駐車場

乗用

(バス可)

112


以後 30 分毎に



以後 30 分毎に

400 円

200 円

1,600 円

1,200 円

500 円

8:00～19:00 ※大型車・バス

は平日 8:30～

9:00 入場禁止

※出庫 21:00 ま

で

武蔵野公園

駐車場乗用 56


以後 20 分毎に


300 円

100 円

1,200 円

24 時間自動

府中の森公園

駐車場

乗用

(バス可) 112


以後 20 分毎に



以後 30 分毎に

300 円

100 円

1,200 円

1,000 円

500 円

24 時間自動

- 66 -

- 67 -

名称種別台数利用料金営業時間等

神代植物公園

第一駐車場

乗用

(バス可) 228


以後 20 分毎に



以後 30 分毎に

300 円

100 円

1,200 円

2,000 円

500 円

24 時間自動

神代植物公園



以後 20 分毎に


ただし、以下の期間は

12 時間まで

300 円

100 円

1,200 円

1 回

500 円

24 時間自動 ①1月 1日の 9:00 以後に入庫し、

入庫当日に出庫した場合に限る

②1月 2日から同月 3日まで

③4月 29 日及び 5月 2日から同月 6

日まで

④春、秋のバラフェスタ開催期間内

の土日祝日

⑤その他、指定した日の指定した時

間帯

野川公園駐車場乗用

（バス可） 233


以後 20 分毎に



以後 30 分毎に

300 円

100 円

1,200 円

1,000 円

500 円


時間に限る

7:00～20:00

武蔵野の森公園

第一駐車場

乗用

(バス可) 92


以後 20 分毎に



以後 30 分毎に

300 円

100 円

1,200 円

1,000 円

500 円

24 時間自動

武蔵野の森公園

第二駐車場

乗用

(バス可) 143

- 67 -

- 68 -

※上野恩賜公園第一駐車場は令和元年 11 月閉鎖

ケその他公園収益

・駒沢オリンピック公園において、民間事業者が設置と平常時の運営を行い、災害時に

は当協会が主体となり徒歩帰宅者や地域住民を支援する施設に転用するレストランを

運営する。

・イベント時等に臨時売店やケータリングカーを出店する。

・浜離宮恩賜庭園及び清澄庭園において、民間企業等が会議やレセプション等を実施す

るにあたり、各庭園の特性に応じた「おもてなし」の場を提供することで、特別感を

演出し、東京の魅力を国内外に広く PR するユニークべニュー事業を実施する。

小金井公園

第一・二

（西）駐車場

乗用

(バス可) 454


以後 20 分毎に


（平日のみ）


以後 30 分毎に

300 円

100 円

1,200 円

2,000 円

500 円

24 時間自動

小金井公園

（東）第三駐車場乗用 114


以後 20 分毎に


（平日のみ）

300 円

100 円

1,200 円 24 時間自動

武蔵国分寺公園

駐車場乗用 22


以後 30 分毎に


400 円

200 円

1,600 円

24 時間自動

計 13駐車場収容台数 1,757 台（身障者用含む）

合計 50 駐車場収容台数 4,472 台（身障者用含む）

- 68 -

（２）水辺収益事業

ア水辺駐車場

東京都の所有する未利用地の有効活用を図るため、東京都から占用許可を受けて、定期

駐車場を経営する。

施設名

（河川名）所在地収容台数駐車料金（月額消費税抜）

新川第二

（中川）江戸川区北葛西 70

普通車 5m 未満

大型車 5m 以上

13,330 円

20,000 円

新川第三

（中川）江戸川区北葛西 12 普通車 5ｍ未満 13,330 円

花畑

（毛長川）

足立区花畑

草加市瀨崎 42 普通車 7,610 円

下落合

（神田川）新宿区下落合 12

普通車 4ｍ未満


27,610 円

32,380 円

浮間

（新河岸川）北区浮間 131



大型車 5ｍ以上

14,280 円

17,140 円

20,950 円

※普通車は車幅により料金が異なる

小岩大橋

（新中川）江戸川区松本 21 普通車 5ｍ未満 9,520 円

宮城

（隅田川）足立区宮城 83

軽自動車

小型車

普通車

12,380円

15,230円

16,190円

境川鵜野森

（境川）

町田市森野 13 小型車

普通車

10,000円

10,000円

志茂

（隅田川）

北区志茂 14 普通車 12,000 円

空堀川

（空堀川）東村山市本町 50

普通車

軽自動車

8,000 円

8,000 円

計 448

令和 2 年 4 月 1 日現在

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