助詞と分かち書き| 点字講座
Post on 09-Aug-2015
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助詞と分かち書き
点字講座
先立つプレゼンテーション
例文を読むために
• かな点字のプレゼンテーション全て
• 句読符
※ 分かち書きの説明については 日本語文法のお話なので、 先立つプレゼンテーションなしでも 問題ありません
現代日本語の助詞
「は」・・・助詞としては「 wa 」と音読み
「へ」・・・助詞としては「 e」と音読み
「を」・・・助詞としてのみ読み「 o」を音読み
助詞は音を優先
助詞の「は」・・・点字「わ」を割り当てる
助詞の「へ」・・・点字「え」を割り当てる
助詞の「を」・・・助詞にしか使わないので点字「を」を割り当てる
分かち書き
「読み手にとってのわかりやすくする」を優先する
以降挙げる分け方でわかりにくくなるなら、わかりやすさを優先すべき
文節分かち書き
例)
とてもやさしいせんせいにであった
(とても優しい先生に出会った)
文節分かち書き
とても /
やさしい /
せんせいに /
であった
文節分かち書きとは
自立語の直前で区切り、付属語の前では区切らない書き方
例で言うと、自立語は
「とても」(副詞)「やさしい」(形容詞)
「せんせい」(名詞)
「であっ」(動詞)「であう」
例で言うと、付属語は
せんせい「に」(助詞)
であっ「た」(助動詞)
一つの文節の構成
一つの文節に自立語は 1 つだけ
文節の最初は自立語
実際に区切る箇所を判別する方法
区切って読んで違和感がないこと•区切った後に「ね」「さ」などをつけて読んでみる
•区切った後伸ばしてみる
•区切った後、数秒声を出さない
自分のやりやすいやり方で
自立語の分かち書き
わかりやすさを優先して、文節だけでなく1 つの自立語を分かち書きすることがある
自立語内部を分かち書きする
長い自立語を区切る
例)視覚障害者しかく /
しょうがいしゃ
自立語を分けないほうが良い場合
• 区切ると意味の理解が妨げられる場合
• 1 語と考えても違和感ない短い複合語( 4,5 文字程度)
自立語を分けないほうが良い場合
例)かみのけ(髪の毛)
かみの /
け
とわけないほうが分かりやすい
分かち書きを完全にルール化するのは難しい
ルール化そのものは大事ではない相手にとってのわかりやすさを考える指針としてルールを利用する
例題 1
今回はブロックの枠組みを消して、点のみの表示に近づけましたわ た し わ 、 い え を
は な た 。れ
助詞の「は」
例題 2
け ん り つ と しょ か
で か る 。け長い自立語を区切る
ん え
助詞「へ」を
「え」で表す
例題 3
が い む だ い じ
長い自立語を区切る
ん
ありがとうございまし
た
バージョン情報
現バージョン
Version 1
最終更新日 2015/05/17
初版作成日 2015/05/17
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