「旅のことば」パンフレット 2015.02.15版
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慶應義塾大学 井庭崇研究室 × 認知症フレンドリージャパン・イニシアチブ旅のことば
認知症とよりよく生きるためのヒント
1. 工夫を共有するための「ことば」 『旅のことば』には「認知症とともによりよく生きる」ための「前向きで実践的な工夫」がま
とめられています。 それらの工夫は、認知症の本人とその家族の方々へのインタビューや実際の事例をもとに抽出
されたものです。 それぞれの工夫には、その内容を一言であらわす名前がついています。名前をつけることで、
日々の生活の中で使うことできるようになります。他の人の経験を教えてもらったり自分から話したり、工夫について語り合うことができます。
2. 立場を超えた「協働」を実現する 『旅のことば』では3つのグループに分かれて工夫が記述されています。
① 「本人」のためのことば② 本人を支える家族のためのことば③ 社会で生きるすべての人のためのことば
「旅のことば」を使えば、認知症と直接関わりのない人にも、認知症とともによりよく生きる知恵を共有してもらえます。
3. 『旅のことば』の記述形式である「パターン・ランゲージ」とは 『旅のことば』は「パターン・ランゲージ」と呼ばれる考え方でつくられています。 建築家のクリストファー・アレグザンダーが、美しい建物やいきいきとした街の姿に繰り返し
現れる法則性を「パターン」と呼び、それを「ランゲージ ( 言葉 ) 」として記述・共有することを提案したのがはじまりです。
慶應義塾大学総合政策学部 井庭崇准教授は、このパターン・ランゲージの方法を創造的な人間行為の支援に応用し、国内外で先導的な立場で研究・実践を進めています。
旅のことばプロジェクト
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冊子については、 5 月 20日、丸善出版株式会社より刊行予定です