#東洋大学産業組織論 (16/30) オリエンテーション

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東東東東 東東東東東 B 東東東東東東東東東 : (1/15) 東東東

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#東洋大学産業組織論 (16/30) オリエンテーション の講義資料です

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Page 1: #東洋大学産業組織論 (16/30) オリエンテーション

東洋大学 産業組織論 Bオリエンテーション :

(1/15)

原泰史

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今日のポイント• 期末試験と中間試験の日付 ( メモをすること )• 教科書について• 成績評価の方法

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今日の内容• オリエンテーション• 期末試験の答え合わせ

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オリエンテーション

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自己紹介• 原 泰史 ( はら やすし )

• 一橋大学イノベーション研究センター 特任助手

• 学歴• 1998-2004 豊田高専情報工学科• 2004-2006 神戸大学経済学部• 2006-2009 一橋大学経済学研究科• 2009-2012 一橋大学商学研究科• 2012-2014 一橋大学イノベーション研究センター

• 職歴• 2002-2009 株式会社クララオンライン• 2009-2012 日本学術振興会特別研究員 DC1• 2012-2014 一橋大学イノベーション研究センター

• 2013- 公益社団法人日本フィランソロピー協会• 2013- 神奈川大学経済学部非常勤講師• 2014- 東洋大学経済学部非常勤講師

• Publications:- "Role of doctoral scientists in corporate R&D in laser diode research in Japan", Prometheus (with Dr. Hiroshi Shimizu; 2011)- 『イノベーションのヒントサイト調査による科学のスピルオーバー過程の把握に関する研究』 , 「科学技術イノベーション政策における『政策のための科学』」に関する新しい研究開発プログラム研究課題提案に係る深堀り調査 委細報告書 , March 2011- 『科学的ブレークスルーとイノベーションをつなぐ研究に着目した『科学と技術の相互作用』の明確化』 , 「科学技術イノベーション政策における『政策のための科学』」に関する新しい研究開発プログラム研究課題提案に係る深堀り調査 委細報告書 , March 2011- “The Landscape of Studies on Science, Technology and Innovation Policy: A synthesis report”, The Journal of Science Policy and Research Management, 2013, Volume 28, No 1, pp9-22.- "Actemra and Remicade: Key Factors to Determine First Mover Advantage in R&D Process of Both Antibody Drugs" ( 「アクテムラとレミケード 抗体医薬品開発における先行優位性を決めた要因 ), Hitotsubashi Business Review ( 一橋ビジネスレビュー ), 2013, Volume 61, No. 3

Presentation (From 2013):- DRUID ACADEMY 2013, Aalborg, Denmark, January 2013, “How star scientists make high performance? – empirical study for pharmaceutical industry”- 10th Asialics Conference, Tokyo, Japan, September 2013, “Policy Change Impact to R&D Process -Case Study Analysis of Innovative Drug invented in Japan and US -”- The Governance of a Complex World -Innovation and cooperation as entrepreneurial challenges , Rotterdam, The Netherlands, October 2013, "Variety of future-orientation: The case of G-19-countries"- 「科学とイノベーションの距離─サイエンスリンケージデータベースに基づく定量分析 - (“The Distance between Science and Innovation – quantitative analysis based on science linkage database”) 」 , 研究・技術計画学会 第 28 回年次学術大会 (The Japan Society for Science Policy and Research Management 28th Annual Conference), 東京 (Tokyo, JAPAN) , 2013- Fourth Asia–Pacific Innovation Conference, Taipei, Taiwan, December 2013, “Do Doctoral Degree and Prior Publication Matter? How Do They Vary across Countries? Science-Linkage and Technological Development in Laser Diodes”)

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講義の目的・内容• 世の中の仕組みはとっても複雑です。

産業組織論は、そんな複雑な世の中を数学とミクロ経済学の理論と統計的な分析でほんの少しだけでも解き明かそうとする学問です。

• この講義では、一年を通じて以下の3つのポイントを抑えて講義をします。

1 . なぜ数学や統計が経済を理解するために必要なのか?2 . 大学で学ぶ経済学、特にミクロ経済学はいったい何の役にたつのか?3 . なぜ、世の中に数多ある産業や企業は時々不思議な行動をするのか?

• 産業というものがどのような経済的動機で構成されているのか、競争はどのように発生し、なぜいくつかの産業では企業が少ないのか、あるいは一社しか存在しないのか、では、消費者や受益者に不利益が発生した時どのように政府や公的機関は解決することができるのか、こういった「ややこしい」問題を、ミクロ経済学と数学と統計分析で解き明かすのが産業組織論です。

講義は一年間で構成されるため、(難易度は高いかもしれませんが)後期もあわせて受講されることをオススメします。

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学修到達目標( Learning Objectives)• (産業組織論7つの目標)1. 「微分や偏微分ならまかせろー!」と言えるようになる2. テレビやネットで何気なく使われているグラフにツッコミを入れられるよう

になる ( 統計的な有意性が自分で確認できるようになる )3. 独占や寡占、競争市場の違いをミクロ経済学の考え方に基いて説明できるよ

うになる4. 企業の戦略や組織の違いは何故生まれるのか、ミクロ経済学の考え方に基づ

いて説明できるようになる5. 企業がたくさんいる産業と、そうではない産業の違いを識別して分析できる。6. 「なんで電気やガスの会社って東京にひとつしかないんだろうね?」とかいう友達や恋人や父親や母親の質問に経済学部生っぽい返事ができるようになる

7. 世の中に数多ある産業の仕組みを、経済学の考え方を使って分析して理解できるようになる

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講義スケジュール (後期 , 前半 )

• 16. 9/23: オリエンテーション ( 前期講義を振り返る )

• 17. 9/30: 寡占市場の理論 ( 泉田・柳川 pp.129-138)

• 18. 10/7: 寡占市場の理論 ( 泉田・柳川 pp.139-150)

• 19. 10/14: カルテル I ( 泉田・柳川 pp. 151 - 160、長岡・平尾 pp. 132-146 )

• 20. 10/21: カルテル II (泉田・柳川 pp. 161ー170、長岡・平尾 pp. 132-146)• 21. 10/28: 市場支配力、集中度と市場画定 I (泉田・柳川 pp. 171ー180、

長岡・平尾 pp. 87-112)• 22. 11/4: 市場支配力、集中度と市場画定 II (泉田・柳川 pp. 181ー190、

長岡・平尾 pp. 87-112)• 23. 11/11: 中間テスト

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講義スケジュール (後期 , 後半 )

• 24. 11/18: 合併と企業結合規制 ( 泉田・柳川 pp. 191 ー 208)• 25. 11/25: 休講 ( 学会参加のため )• 26. 12/2: 戦略的行動と市場の独占化 ( 泉田・柳川 pp. 209-

230 、長岡・平尾 pp. 167-186 )• 27. 12/9: 垂直的な統合と制限 ( 泉田・柳川 pp. 231 ー 252)• 28. 12/16 : ナショナルイノベーションシステム(配布資料)• 29. 1/6 : 知的財産、共同研究開発とネットワーク外部性 ( 長岡・

平尾 pp.207-215)• 30. 1/13: 休講 ( 学会参加のため )

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指導方法• 東洋大学の学内講義支援システムおよび Slideshare 上で配布される講義資料、および指定された教科書に基づき講義を行います。板書は利用しません。• ToyoNet-ACE: http://www.toyonet.toyo.ac.jp/ace/index.html• Slideshare: http://www.slideshare.net/yasushihara/presentations

•参考文献については、一回目の講義にてアナウンスするFacebook Page を参照してください。

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事前・事後学習• シラバスに指定された教科書の範囲を読み、書かれている練習

問題を解いておいてください。• 関連するミクロ経済学の領域については、必ず予習することを

オススメします。• 講義内容を理解するためには、練習問題を解くのと、関連するニュースを読んで「もしもこれを講義で習った考え方で紐解くとどうなるのだろう」と考えてみる事をオススメします。

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成績評価の方法• 定期試験 50 %• 中間試験 25 %• レポート 25 %

• 定期試験を欠席した場合は、評価対象外となります。• また、レポートは中間試験後にレポート内容を公示します。期

末試験の 3週間前に提出してください。• なお、講義の出席状態は一切加点対象としません。

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成績の結果 (前期 )

科目名 キャンパス名 履修者数

成績内訳(上段:人数 /下段:パーセント)

単位 修得

未 修得

S A B C D E

修得修得修得修得 未 未

産業組織論A 白山 100 2020.0

8080.0

11.0

55.0

55.0

99.0

55.0

7575.

0

産業組織論A 白山 14 321.4

1178.6

17.1

214.

3

1178.

6

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教科書•泉田・柳川 (2010 )

『プラクティカル産業組織論』有斐閣アルマ

•長岡・平尾 (2013 )『産業組織の経済学 第二版』日本評論社

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参考文献• Mas-Colell, Whinston and Green (1995) Microeconomic Theory,

Oxford Univ Press• Tirole (1988) The Theory of Industrial Organization, The MIT Press

• ミルグロム・ロバーツ (1997) 『組織の経済学』 NTT出版•植草・井手・竹中・堀江・菅久 (2002) 『現代産業組織論』 NTT出版• 新庄(編) (2003) 『産業組織論[新版]』有斐閣•小田切 (2001) 『新しい産業組織論:理論・実証・政策』有斐閣•小田切 (2008) 『競争政策論』日本評論社

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連絡方法• 東洋大には 9:00-10:30 と , 19:50-21:20 しかいません

• 非常勤のためオフィスアワーを設定できませんので、以下の手段でご連絡ください。 • ツイッター @harayasushi• フェイスブック : https://www.facebook.com/toyo.io.2014• LINE : @harayasushi (LINE は東洋大内では遮断されているようです )

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マイルストーン• 中間試験

•2014/11/11 (火 )• 期末試験

•2015/1/20 (火 , 予定 )

Page 18: #東洋大学産業組織論 (16/30) オリエンテーション

期末試験の回答

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消費者 A は財 x, y について で効用を得られるとする .x の価格は , y の価格は で与えられるとする .また , 消費者 A が財 x, y に利用できる最大所得は 100 とする .ラグランジュ関数に基づき一階条件を求め最適な x と y の値を求めなさい .(4点 )

• ラグランジュ関数 L(x,y)=2xy-λ(5x+10y-100) として一階の条件は

• これより , y=2x• 5x+10y-100=0 に y=2x を代入して ,• 5x+10(2x)-100=0, 25x-100=0• これより x=4, y=8

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展開形ゲーム• ある地域で独占的に営業している

スーパーマーケットがあったとする。そこに別のスーパーが参入を試みた。それに対して既存スーパーは、「もし参入したら徹底抗戦する!」と参入に対する威嚇を発する。以下の図はそのような事態を展開形ゲームに描いたものである。利得は、カッコ内の最初の数値が参入スーパーのもので、二番目の数値が既存スーパーの数値である。既存スーパーにとって、参入がない状態の利得が一番大きい。また参入が生じた場合は、闘ってともに傷つくよりも共存したほうが両者にとってベターとなる。

Page 21: #東洋大学産業組織論 (16/30) オリエンテーション

問 2. このゲームを戦略型ゲームで表現しなさい . (3点 )

参入 /既存 共存 たたかう参入する (3,3) (-1,1)

参入しない (0,5) (0,5)

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このゲームのナッシュ均衡をすべて示しなさい . (5点 )• 1. (参入する , 共存する )

• 既存企業が「共存する」を選ぶとき参入企業の利得は• 参入する : 3• 参入しない : 0これより , 参入企業は参入するほうが利得が高くなる

• 参入企業が「参入する」をえらぶとき , 既存企業の利得は• 共存する : 3• たたかう : -1これより , 既存企業は共存するほうが利得が高くなる

• 2. (参入しない , 戦う )• 既存企業が「戦う」をえらぶとき参入企業の利得は

• 参入する -1• 参入しない : 0

• 参入企業が「参入しない」をえらぶとき , 既存企業の利得は• 共存する : 0• 戦う : 0これより , 参入企業は参入しないを選択したほうが利得が高くなり , 既存企業は戦うを選択する

参入 /既存 共存 たたかう参入する (3,3) (-1,1)

参入しない (0,5) (0,5)

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問 4. サブゲーム完全均衡を求めなさい . (5点 )• ゲーム 1: 既存スーパーのサブゲーム

• 共存する : 3• 戦う : 1• よって , 「共存する」のほうが利得が

高くなる• ゲーム 2 : 参入スーパーのサブゲーム

• 参入しない : 0• 参入する : 3• よって , 「参入する」のほうが利得が

高くなる• これより , (参入する , 共存する ) が

サブゲーム完全均衡

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ふたつの企業 (M 社と E 社 ) が、すでに開発された同種の新製品の生産を検討している。 M 社はすでに同じ市場で旧型の製品を供給しているが , E 社は新規参入である。各企業の戦略に対応した利益が下の表に示されている。なお、括弧内の最初の値が E 社の利益である。• Q. このゲームのナッシュ均衡をすべて示しなさい .

• (参入しない , 参入しない )• M 社が (参入しない ) とき

• E 社 (参入しない ) : 0• E 社 (参入する ) : 20• よって E 社は参入するを選択する

• E 社が (参入しない ) とき• M 社 (参入しない ) : 20• M 社 (参入する ) : 35• よって M 社は参入するを選択する

• これより , (参入しない , 参入しない ) はナッシュ均衡ではない• (参入する , 参入しない )

• M 社が (参入しない ) とき• E 社 (参入しない ) : 0• E 社 (参入する ) : 20• よって E 社は参入するを選択する

• E 社が (参入する ) とき• M 社 (参入しない ) : 7• M 社 (参入する ) : 4• よって M 社は参入しないを選択する

• これより , (参入する , 参入しない ) はナッシュ均衡である

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Q. 2つの企業の利潤の合計が , 表の[B] -> [C] -> [D] の順に小さくなるのはなぜか。• [B] – E 社は参入しておらず , M 社

はすでに参入している状態• M 社の独占状態

• [C] – E 社が新規参入し , M 社は新規製品を市場に投入していない• E 社の新製品と、 M 社の旧製品が市場に混在している複占状態

• [D] – E 社およびM 社が新製品の生産に参入している• M 社および E 社の新製品開発競争• よって、利得が最も低くなる

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M 社と E 社はそれぞれ参入するかしないか , 理由とともに明らかにしなさい . (3点 )• E 社は参入し , M 社は参入しない

• E 社は参入しないよりも参入するほうが利得が高くなる

• M 社は E 社が参入する場合 , 参入しないほうが利得が高くなる [C] > [D]

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特許権により、新製品の販売はより早く開発し特許をよりはやく出願できた企業のみ認められるとする。両者の研究開発費用が同じ場合、どちらの企業が製品の研究開発へのインセンティブが高まるか各社の利益に基づき答えなさい . (4点 )•(1) M 社が参入し E 社が参入しない場合

• M 社のみ生産することができる 35• (2) E 社が参入し M 社が参入する場合

• E 社のみ生産することができる 20

•このとき , • (2) の場合 M 社の利得は 7• (1) の場合 E 社の利得は 0

• ここで、 (35-7) と (20-0) を比較すると 28 > 20. M 社のほうが特許による専有権を獲得しようとするインセンティブは高い

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問 9. コンテスタブルな市場の特徴•完全にコンテスタブルな市場の3つの仮定• (1) 既存企業は潜在的参入企業に対して何の優位性も存在しない

• コスト上の優位性がそんざいしない• (2) 参入企業が既存企業より低い価格を提示して参入した場合、消費者

はすべて新規参入企業の顧客となる• (3) 参入にともなうサンクコストが存在しない

⇒ 参入障壁が完全に存在しない市場となる

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完全なコンテスタブルな市場での自然独占• 完全なコンテスタブルな市場では、独占企業であっても利潤を獲得できない

• 参入圧力の存在によって、独占企業であっても利潤を得ることはできない

• 参入の可能性のない独占• PM と QM の組み合わせになる

• コンテスタブルな市場の場合、価格が平均費用以上の場合利潤が発生していれば新規参入が発生し顧客を収奪されてしまう。• よって、価格は PA(=AC) となる• 平均費用価格規制とおなじになる

P

Q0

D

DMR

ACMC

PA

PM

QAQM

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問 10.ふたつの企業 A と B がコンテスタブルな市場で競争しているとする . 両方の企業とも平均費用は生産量の増加によって低下するが , 企業 A のほうが平均費用はつねに低い . 市場均衡で価格と各企業の利潤がどうなるか明らかにしなさい . • A. • 均衡では価格は企業 B の最低平均費用に等しくなる .• 企業 A はそれ以下に価格設定する誘因はない .• そのため , 企業 A の利潤はプラス , 企業 B の利潤は 0 となる .

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問 11.

• 問 11. Abernathy の「生産性のジレンマ」では , プロダクト・イノベーションが発生し産業内でドミナントデザインが既定されると , 財の限界コストを引き下げることを主眼としたプロセス・イノベーションへと移行することが示唆されている。プロダクト・イノベーション、プロセス・イノベーションそれぞれの特徴について説明した上で、産業の競争条件 ( 価格の設定方法 , 市場への財の供給数 , 産業内の企業数 , 財の性質 , 政府による介入 etc…) がこれらの移行過程でどのように変化するのか , 具体的な産業をひとつ取り上げ論じなさい (12点 ).

• 加点基準• プロダクト・イノベーションの説明

• プロセス・イノベーションの説明

• ドミナントデザインの説明• 具体的な企業や産業が挙げられているか

• 産業の競争条件が明記されているか

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Thanks.